激突! 雷門対雷門!!
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円堂は瑞貴の制止を振り払って風丸の両肩に手を置き、必死に説得する。
「お前たちは騙されてるんだろ!? なあ!? 風丸!」
すると風丸は円堂に手を差し出した。それに恐る恐る円堂は手を重ねようとすると――。
パンッ!
風丸はその手を払いのけた。強い音もしたので円堂の手の甲は赤くなっている。
「風丸……」
「俺たちは、自分の意思でここにいる! このエイリア石に触れたとき、力がみなぎるのを感じた。求めていた力が……!」
「求めていた力……?」
「俺は強くなりたかった……。強くなりたくても自分の力では超えられない限界を感じていた。でもエイリア石が信じられないほどの力を与えてくれたんだ!」
首元から取り出したエイリア石の妖しい光に執着する風丸。その狂気に円堂は一歩うしろに下がり、鬼道たちは瞳を揺らしている。
すると風丸はローブを脱ぎ捨てる。その下に着ていたのは、青と黒がベースのウェットスーツのようなユニフォームだった。
「俺のスピードとパワーは、ケタ違いにアップした。この力を思う存分に使ってみたいのさ!」
「ちょっと待てよ! エイリア石の力で強くなっても意味がないだろ!?」
「――それは違うでヤンス」
風丸の言葉に否定する円堂を、さらに否定したのは栗松鉄平だった。
「栗松……!」
「強さにこそ意味があるでヤンスよ」
「俺はこの力が気に入ったぜ。もう豪炎寺にも吹雪にも負けやしねぇ」
「染岡くん!」
「俺たちは誰にも負けない強さを手に入れたんです」
「エイリア石の力がこんなに素晴らしいなんて思わなかったよ」
「いつまでも走り続けられる……どんなボールだって捌(サバ)くことができる……」
「全身に溢れるこの力を見せてあげますよ!」
「俺はもう影じゃない……ついに存在感を示すときがきたのさ……。フフフフ……」
栗松だけじゃない。染岡竜吾も、宍戸佐吉も、松野空介も、半田真一も、少林寺歩も、影野仁も、みんなエイリア石の魅力に取り憑かれているようだ。
「どうしちゃったんだよ? みんな……!」
「円堂くん。あなたにももうじきわかりますよ。誰もが取り憑かれる魅力……それがエイリア石!」
「クッ!」
研崎の言葉を聞いて歯を食いしばる円堂に、風丸は真っ直ぐ指差す。
「雷門イレブンはダークエンペラーズの記念すべき最初の相手に選ばれた。――さあ、サッカーやろうぜ。円堂、瑞貴」
パンッ!
次いで広げた風丸の手を、今度は円堂がその手を払いのけた。
「嫌だ……。こんな状態の……お前たちと試合なんて!」
「そうっス! 嫌っス!」
「ああ。お互いに得るモノは何もない!」
円堂と同じ気持ちの壁山塀吾郎も涙ぐみ、鬼道も同意するように言い、豪炎寺修也もマネージャーも頷く。
「試合が断ればどうなるか、お教えしましょう」
研崎が目を配ると染岡はローブを脱ぐ。足元には風丸が蹴ったのと同じ紫色のサッカーボールがあった。
「お前たちは騙されてるんだろ!? なあ!? 風丸!」
すると風丸は円堂に手を差し出した。それに恐る恐る円堂は手を重ねようとすると――。
パンッ!
風丸はその手を払いのけた。強い音もしたので円堂の手の甲は赤くなっている。
「風丸……」
「俺たちは、自分の意思でここにいる! このエイリア石に触れたとき、力がみなぎるのを感じた。求めていた力が……!」
「求めていた力……?」
「俺は強くなりたかった……。強くなりたくても自分の力では超えられない限界を感じていた。でもエイリア石が信じられないほどの力を与えてくれたんだ!」
首元から取り出したエイリア石の妖しい光に執着する風丸。その狂気に円堂は一歩うしろに下がり、鬼道たちは瞳を揺らしている。
すると風丸はローブを脱ぎ捨てる。その下に着ていたのは、青と黒がベースのウェットスーツのようなユニフォームだった。
「俺のスピードとパワーは、ケタ違いにアップした。この力を思う存分に使ってみたいのさ!」
「ちょっと待てよ! エイリア石の力で強くなっても意味がないだろ!?」
「――それは違うでヤンス」
風丸の言葉に否定する円堂を、さらに否定したのは栗松鉄平だった。
「栗松……!」
「強さにこそ意味があるでヤンスよ」
「俺はこの力が気に入ったぜ。もう豪炎寺にも吹雪にも負けやしねぇ」
「染岡くん!」
「俺たちは誰にも負けない強さを手に入れたんです」
「エイリア石の力がこんなに素晴らしいなんて思わなかったよ」
「いつまでも走り続けられる……どんなボールだって捌(サバ)くことができる……」
「全身に溢れるこの力を見せてあげますよ!」
「俺はもう影じゃない……ついに存在感を示すときがきたのさ……。フフフフ……」
栗松だけじゃない。染岡竜吾も、宍戸佐吉も、松野空介も、半田真一も、少林寺歩も、影野仁も、みんなエイリア石の魅力に取り憑かれているようだ。
「どうしちゃったんだよ? みんな……!」
「円堂くん。あなたにももうじきわかりますよ。誰もが取り憑かれる魅力……それがエイリア石!」
「クッ!」
研崎の言葉を聞いて歯を食いしばる円堂に、風丸は真っ直ぐ指差す。
「雷門イレブンはダークエンペラーズの記念すべき最初の相手に選ばれた。――さあ、サッカーやろうぜ。円堂、瑞貴」
パンッ!
次いで広げた風丸の手を、今度は円堂がその手を払いのけた。
「嫌だ……。こんな状態の……お前たちと試合なんて!」
「そうっス! 嫌っス!」
「ああ。お互いに得るモノは何もない!」
円堂と同じ気持ちの壁山塀吾郎も涙ぐみ、鬼道も同意するように言い、豪炎寺修也もマネージャーも頷く。
「試合が断ればどうなるか、お教えしましょう」
研崎が目を配ると染岡はローブを脱ぐ。足元には風丸が蹴ったのと同じ紫色のサッカーボールがあった。