終わりなき脅威!
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「木暮くん……」
音無春奈が前に出て手を差し出すと、木暮もそれに答えるように手を重ねる。だが違和感がした木暮が手を離すと、なんとカエルのおもちゃが飛び出てきた。
「うわっ!」
「引っかかった! 引っかかった! 私も一回やってみたかったんだ。ウッシッシッシッ」
「やっぱり信じた俺がバカだった~!」
「「「「「アハハハハッ!」」」」」
意外な春奈のイタズラに木暮が嘆くと笑い声が上がる。その中で瑞貴は木暮の義姉として、義弟が人を信じることを気づいたことに嬉しくて優しく微笑む。
瑞貴を見て何か思いついた顔をした木暮は、そのまま瑞貴に抱きついた。
「瑞貴姉~。音無が俺にイタズラしてきたよ~」
「コラッ! 木暮くん、瑞貴先輩に抱きつくんじゃない!」
「瑞貴姉は俺の姉ちゃんだから、俺だけの特権だもんね~。ウッシッシッシッ」
やられたらやり返す、ということだろう。春奈は羨ましそうに肩を震わせているので木暮はいつもの笑みを浮かべる。今回は瑞貴も「今までの自業自得」とは言わずに笑っていた。
(早く瑞貴先輩とお兄ちゃんをくっつけて、私のお義姉(ネエ)ちゃんになってもらわなくちゃ!)
……春奈がそんなことを考えていたなど、知らないほうがいいかもしれない。
そして気分転換のために全員キャラバンを出ると、外は草原だったため空気がおいしく、塔子は背伸びをする。
「で、みんなはこれからどうするんだ?」
「これから?」
「だから、雷門中に帰ったあとだよ。エイリア学園は倒したわけだしさ」
「あっ」
「確かにそうね」
「うちは決まってんねんで!」
今後の予定を訊く塔子に円堂と夏未が気づくと、リカが声を上げた。瑞貴はその場から離れようとしたが時既に遅く、一之瀬共々リカに捕まった。
「ダーリンとハニーとお好み焼き焼きながら、幸せな家庭を作るんや~」
「だから、その話は……」
「私は遠慮したいんだけど……」
「そんな照れんでもええやん~」
リカの持ち前のマイペースアプローチに一之瀬と瑞貴は抵抗力を失っていく。毎度のこととはいえマネージャーたちも呆れていた。
「立向居はどうするんだ?」
「俺ですか? 俺は陽花戸中に帰ろうと思っています」
「陽花戸中へ?」
「はい。それでもっと特訓して、いつか強くなった姿を円堂さんに見てもらうんです。そのときは負けませんよ! 円堂さんのメガトンヘッド、必ず止めてみせます!」
「ああ! 楽しみにしてるぜ!」
「そんじゃ俺も帰るかな。そろそろ海が恋しくなってきた頃だしよ」
「僕も。白恋中のみんなが待ってるだろうし」
「あっ、吹雪もか……」
「みんな、帰っちゃうんスね……」
共に最強のチームとなった仲間がそれぞれの故郷に帰るのは寂しく感じる。円堂と壁山を始めしんみりした空気になった。
音無春奈が前に出て手を差し出すと、木暮もそれに答えるように手を重ねる。だが違和感がした木暮が手を離すと、なんとカエルのおもちゃが飛び出てきた。
「うわっ!」
「引っかかった! 引っかかった! 私も一回やってみたかったんだ。ウッシッシッシッ」
「やっぱり信じた俺がバカだった~!」
「「「「「アハハハハッ!」」」」」
意外な春奈のイタズラに木暮が嘆くと笑い声が上がる。その中で瑞貴は木暮の義姉として、義弟が人を信じることを気づいたことに嬉しくて優しく微笑む。
瑞貴を見て何か思いついた顔をした木暮は、そのまま瑞貴に抱きついた。
「瑞貴姉~。音無が俺にイタズラしてきたよ~」
「コラッ! 木暮くん、瑞貴先輩に抱きつくんじゃない!」
「瑞貴姉は俺の姉ちゃんだから、俺だけの特権だもんね~。ウッシッシッシッ」
やられたらやり返す、ということだろう。春奈は羨ましそうに肩を震わせているので木暮はいつもの笑みを浮かべる。今回は瑞貴も「今までの自業自得」とは言わずに笑っていた。
(早く瑞貴先輩とお兄ちゃんをくっつけて、私のお義姉(ネエ)ちゃんになってもらわなくちゃ!)
……春奈がそんなことを考えていたなど、知らないほうがいいかもしれない。
そして気分転換のために全員キャラバンを出ると、外は草原だったため空気がおいしく、塔子は背伸びをする。
「で、みんなはこれからどうするんだ?」
「これから?」
「だから、雷門中に帰ったあとだよ。エイリア学園は倒したわけだしさ」
「あっ」
「確かにそうね」
「うちは決まってんねんで!」
今後の予定を訊く塔子に円堂と夏未が気づくと、リカが声を上げた。瑞貴はその場から離れようとしたが時既に遅く、一之瀬共々リカに捕まった。
「ダーリンとハニーとお好み焼き焼きながら、幸せな家庭を作るんや~」
「だから、その話は……」
「私は遠慮したいんだけど……」
「そんな照れんでもええやん~」
リカの持ち前のマイペースアプローチに一之瀬と瑞貴は抵抗力を失っていく。毎度のこととはいえマネージャーたちも呆れていた。
「立向居はどうするんだ?」
「俺ですか? 俺は陽花戸中に帰ろうと思っています」
「陽花戸中へ?」
「はい。それでもっと特訓して、いつか強くなった姿を円堂さんに見てもらうんです。そのときは負けませんよ! 円堂さんのメガトンヘッド、必ず止めてみせます!」
「ああ! 楽しみにしてるぜ!」
「そんじゃ俺も帰るかな。そろそろ海が恋しくなってきた頃だしよ」
「僕も。白恋中のみんなが待ってるだろうし」
「あっ、吹雪もか……」
「みんな、帰っちゃうんスね……」
共に最強のチームとなった仲間がそれぞれの故郷に帰るのは寂しく感じる。円堂と壁山を始めしんみりした空気になった。