最終決戦! ザ・ジェネシス・後編!!
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「確かにみんなが弱いと言われて怒る理由はわかる……私だって怒ってる。だけど一人で証明なんてムリな話。私たちの本当の力の源は、仲間と一緒にいるからだよ」
「瑞貴……」
「よく見て。ここまで戦って来れたのは、あんた一人の力なの?」
円堂が周りを見渡すと、みんなが真剣な目で見ている。そう――ここまで来たのは仲間がいたからだ。
改めて気づかされた円堂は瑞貴から離れ、みんなに向かって勢いよく頭を下げる。
「ごめん!」
「円堂、怒っているのはお前だけじゃない」
「俺たち全員、ここに来れなかった奴らの気持ちを引き継いでいるつもりだ」
「豪炎寺……鬼道……」
「そいつらが弱くねぇってこと、証明しようぜ!」
「やろう円堂! 一緒に!」
「「「「「うん!」」」」
「みんな……!」
豪炎寺や鬼道だけじゃない。綱海も塔子も他のみんなだって、マネージャーたちだって離脱したみんなの気持ちと共にここにいるのだ。――雷門が一つになった。
ハーフタイムが終わる頃、選手全員が輪になって中心に手を重ねた。そして円堂と瑞貴は顔を見合わせて頷き、声を上げる。
「「絶対に、勝つ!」」
「「「「「オウッ!!」」」」」
全員が気合い入れるように声を上げ、スターティングメンバーはポジションに着いていく。
「立向居、頼んだぜ」
「は…はい……」
すっかり元に戻った円堂が声をかけると立向居は弱々しく返事する。何度もムゲン・ザ・ハンドが破られて少し自信がないようだ。だけど――究極奥義に完成はない。
後半が始まり、円堂がドリブルで上がるとヒロトが前に出る。
「ヒロト!」
「君に俺を抜くことはできない」
前半の動きを見てそう言ったのだろうが今の円堂は違う。円堂は鬼道にバックパスしてヒロトをかわした。擦れ違うときの表情はとても晴れやかだった。
「前半とは違うというわけか」
「それで我らジェネシスに敵うと思うな!」
「ふっ!」
今度は鬼道がウィーズのスライディングを一之瀬一哉にパスすることでかわした。
どんどん繋ぐ雷門のパス回しをジェネシスは触れることすらできない。前半とは全く逆の展開にヒロトも驚かずにはいられない。
「なんだ……!? どうなっている!?」
(俺には仲間がいる……。ここまで一緒に戦ってきてくれた仲間がいる、新しく加わってくれた仲間がいる、いつも見守ってくれた仲間が!)
(みんな私と一緒にずっと戦ってくれた。楽しいときも苦しいときも、私が間違いを起こしそうになったときは正して支えてくれると言ってくれた……。みんなは私の大事な仲間だ!)
「「俺/私たちの強さは、そんな仲間と共にあるんだ!」」
「瑞貴……」
「よく見て。ここまで戦って来れたのは、あんた一人の力なの?」
円堂が周りを見渡すと、みんなが真剣な目で見ている。そう――ここまで来たのは仲間がいたからだ。
改めて気づかされた円堂は瑞貴から離れ、みんなに向かって勢いよく頭を下げる。
「ごめん!」
「円堂、怒っているのはお前だけじゃない」
「俺たち全員、ここに来れなかった奴らの気持ちを引き継いでいるつもりだ」
「豪炎寺……鬼道……」
「そいつらが弱くねぇってこと、証明しようぜ!」
「やろう円堂! 一緒に!」
「「「「「うん!」」」」
「みんな……!」
豪炎寺や鬼道だけじゃない。綱海も塔子も他のみんなだって、マネージャーたちだって離脱したみんなの気持ちと共にここにいるのだ。――雷門が一つになった。
ハーフタイムが終わる頃、選手全員が輪になって中心に手を重ねた。そして円堂と瑞貴は顔を見合わせて頷き、声を上げる。
「「絶対に、勝つ!」」
「「「「「オウッ!!」」」」」
全員が気合い入れるように声を上げ、スターティングメンバーはポジションに着いていく。
「立向居、頼んだぜ」
「は…はい……」
すっかり元に戻った円堂が声をかけると立向居は弱々しく返事する。何度もムゲン・ザ・ハンドが破られて少し自信がないようだ。だけど――究極奥義に完成はない。
後半が始まり、円堂がドリブルで上がるとヒロトが前に出る。
「ヒロト!」
「君に俺を抜くことはできない」
前半の動きを見てそう言ったのだろうが今の円堂は違う。円堂は鬼道にバックパスしてヒロトをかわした。擦れ違うときの表情はとても晴れやかだった。
「前半とは違うというわけか」
「それで我らジェネシスに敵うと思うな!」
「ふっ!」
今度は鬼道がウィーズのスライディングを一之瀬一哉にパスすることでかわした。
どんどん繋ぐ雷門のパス回しをジェネシスは触れることすらできない。前半とは全く逆の展開にヒロトも驚かずにはいられない。
「なんだ……!? どうなっている!?」
(俺には仲間がいる……。ここまで一緒に戦ってきてくれた仲間がいる、新しく加わってくれた仲間がいる、いつも見守ってくれた仲間が!)
(みんな私と一緒にずっと戦ってくれた。楽しいときも苦しいときも、私が間違いを起こしそうになったときは正して支えてくれると言ってくれた……。みんなは私の大事な仲間だ!)
「「俺/私たちの強さは、そんな仲間と共にあるんだ!」」