最終決戦! ザ・ジェネシス・後編!!
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吹雪士郎が完全復活して新必殺技・ウルフレジェンドで同点になり、立向居勇気がムゲン・ザ・ハンドを進化させて勢いに乗った雷門イレブン。
だが、ジェネシスは基山ヒロトとウルビダとウィーズが放つスーパーノヴァが決まってしまった。
「進化したムゲン・ザ・ハンドが簡単に破られてしまうなんて……」
《1対2と雷門再びジェネシスにリードを許してしまったー!》
「これが訓練で強くなった人間の力だというのか……!?」
「っ!」
顔をしかめて響木正剛が呟くと吉良瞳子は建物の中にいる吉良星二郎を睨みつける。
鬼瓦源五郎のおかげでエイリア石からエナジーを供給する装置を破壊することに成功したが、ジェネシスが実はエイリア石でパワーアップしたジェミニストームやイプシロンを相手に強くなった人間だった。
サッカーを自分の野望に利用することに怒り円堂守は叫ぶと、スクリーンに吉良が映る。
「俺たちの大好きなサッカーを悪いことに使うな! 大好きなサッカーを汚すな!」
〈どういう意味ですか?〉
「力とはみんなが努力して付けるモノなんだ!」
〈忘れたのですか? あなたたちもエイリア石でパワーアップしたジェミニやイプシロンと戦うことで強くなったということを。そう、エイリア石を利用したという意味ではジェネシスも雷門も同じなのです〉
それは核心を突いていた。雷門だってエイリア石で強くなったジェミニストームやイプシロンと戦って勝利した。勝つために特訓を続けて強くなり、ジェネシスと戦えるまで来たのだ。
〈雷門はすっかりメンバーが変わり強くなりましたね。ですが道具を入れ替えたからこそ、ここまで強くなれたのです。我がエイリア学園と同じく弱い者を切り捨て、より強い者に入れ替えることで〉
「ふざけるな! 弱いからじゃない!」
〈いいえ。弱いのですよ。だからケガをする、だからチームを去る、実力がないから脱落していったんです〉
「違う!」
〈彼はあなたたちにとって無用の存在〉
「違う…違う…違う! あいつらは弱くない! 絶対に違う! 俺が証明してやる!!」
離脱したメンバーはケガする者や、相手の力に恐れて去る者もいたが、力の強さとか弱さではない。何を言っても否定の言葉が返ってくる吉良に対し、円堂は自分のプレーで示すことにした。
「うおぉぉおお!!」
「守! 相手の挑発に乗っちゃダメ!」
ただガムシャラにドリブルする円堂に井上瑞貴が声をかけるが、聞く耳を持ってもらえない。さらにヒロトに容易くボールを奪われ、取り返そうと激しいチャージを仕掛ける。
「ぶちかましたれ円堂ー!」
「円堂くんが、あんなプレーを……!」
「まるで、怒りをぶつけているだけ……」
「守……」
「円堂……」
浦部リカは歓声を上げるが、雷門夏未や木野秋や瑞貴や鬼道有人など円堂をよく知っている者には彼らしくもないプレーに驚いていた。
その間にもヒロトはボールをキープし続け、ついに円堂はボールに触れることすらできなくなった。
だが、ジェネシスは基山ヒロトとウルビダとウィーズが放つスーパーノヴァが決まってしまった。
「進化したムゲン・ザ・ハンドが簡単に破られてしまうなんて……」
《1対2と雷門再びジェネシスにリードを許してしまったー!》
「これが訓練で強くなった人間の力だというのか……!?」
「っ!」
顔をしかめて響木正剛が呟くと吉良瞳子は建物の中にいる吉良星二郎を睨みつける。
鬼瓦源五郎のおかげでエイリア石からエナジーを供給する装置を破壊することに成功したが、ジェネシスが実はエイリア石でパワーアップしたジェミニストームやイプシロンを相手に強くなった人間だった。
サッカーを自分の野望に利用することに怒り円堂守は叫ぶと、スクリーンに吉良が映る。
「俺たちの大好きなサッカーを悪いことに使うな! 大好きなサッカーを汚すな!」
〈どういう意味ですか?〉
「力とはみんなが努力して付けるモノなんだ!」
〈忘れたのですか? あなたたちもエイリア石でパワーアップしたジェミニやイプシロンと戦うことで強くなったということを。そう、エイリア石を利用したという意味ではジェネシスも雷門も同じなのです〉
それは核心を突いていた。雷門だってエイリア石で強くなったジェミニストームやイプシロンと戦って勝利した。勝つために特訓を続けて強くなり、ジェネシスと戦えるまで来たのだ。
〈雷門はすっかりメンバーが変わり強くなりましたね。ですが道具を入れ替えたからこそ、ここまで強くなれたのです。我がエイリア学園と同じく弱い者を切り捨て、より強い者に入れ替えることで〉
「ふざけるな! 弱いからじゃない!」
〈いいえ。弱いのですよ。だからケガをする、だからチームを去る、実力がないから脱落していったんです〉
「違う!」
〈彼はあなたたちにとって無用の存在〉
「違う…違う…違う! あいつらは弱くない! 絶対に違う! 俺が証明してやる!!」
離脱したメンバーはケガする者や、相手の力に恐れて去る者もいたが、力の強さとか弱さではない。何を言っても否定の言葉が返ってくる吉良に対し、円堂は自分のプレーで示すことにした。
「うおぉぉおお!!」
「守! 相手の挑発に乗っちゃダメ!」
ただガムシャラにドリブルする円堂に井上瑞貴が声をかけるが、聞く耳を持ってもらえない。さらにヒロトに容易くボールを奪われ、取り返そうと激しいチャージを仕掛ける。
「ぶちかましたれ円堂ー!」
「円堂くんが、あんなプレーを……!」
「まるで、怒りをぶつけているだけ……」
「守……」
「円堂……」
浦部リカは歓声を上げるが、雷門夏未や木野秋や瑞貴や鬼道有人など円堂をよく知っている者には彼らしくもないプレーに驚いていた。
その間にもヒロトはボールをキープし続け、ついに円堂はボールに触れることすらできなくなった。