最終決戦! ザ・ジェネシス・前編!!
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「豪炎寺くん……?」
「本気のプレーで失敗するならいい。だが、やる気がないプレーだけは絶対に許さない! お前には聞こえないのか? あの声が!」
「声……?」
吹雪には豪炎寺が言っている意味がわからなかった。
ジェネシスのスローイングで試合再開し、アークが投げたボールをコーマが蹴ってウィーズがヘディングでウルビダに回す。
「声なんて……」
豪炎寺に言われた通り、吹雪はずっと雷門イレブンだけ耳を傾けているが、これと言ったことは何も聞こえない。
ウルビダがボールを蹴り上げるとウィーズが飛び、円堂と鬼道が阻止しようとするが、スルーされた。ウィーズは囮で本当はヒロトへ向けてのパスだった。
「「「パーフェクトタワー!」」」
ヒロトが撃った流星ブレードを塔子たちが再び阻止しようとするが破られてしまい、そのままゴールに向かう。まだ本調子でない立向居が焦っていると、彼の前に瑞貴が出てきた。
「フェアリーダンス!」
威力は流星ブレードが上だけど瑞貴はなんとか踏ん張っている。負けたくない、吹雪に繋げる、その思いが力になる。
「負けるもんか…いっけぇ――っ!」
「「「「「吹雪――っ!!」」」」」
みんなの声と共に吹雪へボールが渡った。
「聞こえる……。ボールからみんなの声が……みんなの――……!」
ずっと暗闇の中で一人だと思っていた吹雪の心に一筋の光が差し込む。その中から差し伸べられた手をつかむと光の中に引き寄せられた。
そこにいたのは、自分に向かって優しく笑ってくれる雷門イレブンだった。そして瑞貴は吹雪の手を取り、河川敷で伝えた同じ言葉を伝える。
『士郎は一人じゃない。私やみんながいるよ』
あのときはわからなかった言葉の本当の意味が、今の吹雪にはわかった。
するとクィールとコーマがスライディングを仕掛けると、なんと吹雪はボールと共に飛んでかわした。
(そういうことだったんだね、父さん、瑞貴ちゃん。完璧になるっていうのは、僕がアツヤになることじゃない。仲間と一緒に戦うこと……一つになることなんだ!)
『そうだ、兄貴は一人じゃない!』
アツヤからも言葉がかかる。完璧になるという答えを吹雪はとうとう見つけた。
空中でマフラーを脱ぎ捨てた吹雪が着地すると、その姿は若干変わっていた。吹雪の人格、アツヤの人格、二つが一つになって生まれ変わったのだ。
「吹雪……?」
円堂も姿や雰囲気が変わった吹雪に若干驚いた。
「本気のプレーで失敗するならいい。だが、やる気がないプレーだけは絶対に許さない! お前には聞こえないのか? あの声が!」
「声……?」
吹雪には豪炎寺が言っている意味がわからなかった。
ジェネシスのスローイングで試合再開し、アークが投げたボールをコーマが蹴ってウィーズがヘディングでウルビダに回す。
「声なんて……」
豪炎寺に言われた通り、吹雪はずっと雷門イレブンだけ耳を傾けているが、これと言ったことは何も聞こえない。
ウルビダがボールを蹴り上げるとウィーズが飛び、円堂と鬼道が阻止しようとするが、スルーされた。ウィーズは囮で本当はヒロトへ向けてのパスだった。
「「「パーフェクトタワー!」」」
ヒロトが撃った流星ブレードを塔子たちが再び阻止しようとするが破られてしまい、そのままゴールに向かう。まだ本調子でない立向居が焦っていると、彼の前に瑞貴が出てきた。
「フェアリーダンス!」
威力は流星ブレードが上だけど瑞貴はなんとか踏ん張っている。負けたくない、吹雪に繋げる、その思いが力になる。
「負けるもんか…いっけぇ――っ!」
「「「「「吹雪――っ!!」」」」」
みんなの声と共に吹雪へボールが渡った。
「聞こえる……。ボールからみんなの声が……みんなの――……!」
ずっと暗闇の中で一人だと思っていた吹雪の心に一筋の光が差し込む。その中から差し伸べられた手をつかむと光の中に引き寄せられた。
そこにいたのは、自分に向かって優しく笑ってくれる雷門イレブンだった。そして瑞貴は吹雪の手を取り、河川敷で伝えた同じ言葉を伝える。
『士郎は一人じゃない。私やみんながいるよ』
あのときはわからなかった言葉の本当の意味が、今の吹雪にはわかった。
するとクィールとコーマがスライディングを仕掛けると、なんと吹雪はボールと共に飛んでかわした。
(そういうことだったんだね、父さん、瑞貴ちゃん。完璧になるっていうのは、僕がアツヤになることじゃない。仲間と一緒に戦うこと……一つになることなんだ!)
『そうだ、兄貴は一人じゃない!』
アツヤからも言葉がかかる。完璧になるという答えを吹雪はとうとう見つけた。
空中でマフラーを脱ぎ捨てた吹雪が着地すると、その姿は若干変わっていた。吹雪の人格、アツヤの人格、二つが一つになって生まれ変わったのだ。
「吹雪……?」
円堂も姿や雰囲気が変わった吹雪に若干驚いた。