ついに来た! エイリア学園!!
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「っ!? 何を言っている?」
「これから世界中が変わる。スゴいことが始まる」
「スゴいこと……?」
「人間が変わるのさ。人間の歴史がね」
「お前が何を言っているのか、俺には全然わからない」
「俺たちはマスターランクチーム、ザ・ジェネシス。雷門の最後の対戦相手だ。――待っているよ」
ヒロトは瑞貴と円堂の間を通って校門を出る。
「待てよ、ヒロト!」
「基山ヒロトの名前でサッカーはしない。次は本当のジェネシスを見せるよ」
朝霧に混じってヒロトは消えた。瑞貴と円堂は顔を見合わせて頷き、キャラバンへ向かう。
「どうやらヒロトは、あくまでもグランとして戦うつもりみたいだね」
「ああ……でも俺は決めたんだ。エイリア学園を倒すって!」
その決意は変わらない。友達と思っていた相手でも間違ったことは正さないといけないのだから。
「あれ? みんな!」
「来てくれたんだ!」
塔子たちや豪炎寺は来るとわかっていたが、昨日は迷っていた者たちもいる。だけど足りない者もいる。それを鬼道が駆け寄って来た円堂と瑞貴に告げた。
「一之瀬たちがまだなんだ」
「そうか……」
「一哉…飛鳥…リカちゃん……」
「――ああ! いてるいてる!」
声が聞こえて振り向くと、キャラバンのうしろにリカがいた。
「ほら、ダーリン!」
「わぁ!」
「よっ……」
リカに引っ張られてキャラバンの陰から一之瀬が出てきて、続いて土門が出てきた。昨日あれだけ言った手前で恥ずかしいのか、二人の頬は少し赤い。
「一之瀬! 土門! リカ!」
「みんな、おはよう!」
「「「おはよう!」」」
「まあ、なんつーか……考えたんだ。目を逸らしちゃいけないってな!」
「土門!」
「エイリア学園との戦いの意味を知りたい、その気持ちはみんな同じよ」
夏未の言葉に同意するように一之瀬は頷いた。
「そういうことだ。俺たちも一緒に行くよ」
「そうか、そうこなくっちゃな!」
「ウチも忘れんといてな。ハニー、ミッションはちゃんとクリアしたで!」
「うん。リカちゃん、ありがとう!」
「瑞貴ちゃん、昨日はごめんな。俺、言い過ぎたよ」
「ううん。私も一方的に気持ちを押し付けたから……ごめんなさい」
土門も瑞貴も仲直りができた。仲間とはいえ意見も気持ちもぶつかることはある。それを乗り越えていくから絆は深まるのだ。
「これから世界中が変わる。スゴいことが始まる」
「スゴいこと……?」
「人間が変わるのさ。人間の歴史がね」
「お前が何を言っているのか、俺には全然わからない」
「俺たちはマスターランクチーム、ザ・ジェネシス。雷門の最後の対戦相手だ。――待っているよ」
ヒロトは瑞貴と円堂の間を通って校門を出る。
「待てよ、ヒロト!」
「基山ヒロトの名前でサッカーはしない。次は本当のジェネシスを見せるよ」
朝霧に混じってヒロトは消えた。瑞貴と円堂は顔を見合わせて頷き、キャラバンへ向かう。
「どうやらヒロトは、あくまでもグランとして戦うつもりみたいだね」
「ああ……でも俺は決めたんだ。エイリア学園を倒すって!」
その決意は変わらない。友達と思っていた相手でも間違ったことは正さないといけないのだから。
「あれ? みんな!」
「来てくれたんだ!」
塔子たちや豪炎寺は来るとわかっていたが、昨日は迷っていた者たちもいる。だけど足りない者もいる。それを鬼道が駆け寄って来た円堂と瑞貴に告げた。
「一之瀬たちがまだなんだ」
「そうか……」
「一哉…飛鳥…リカちゃん……」
「――ああ! いてるいてる!」
声が聞こえて振り向くと、キャラバンのうしろにリカがいた。
「ほら、ダーリン!」
「わぁ!」
「よっ……」
リカに引っ張られてキャラバンの陰から一之瀬が出てきて、続いて土門が出てきた。昨日あれだけ言った手前で恥ずかしいのか、二人の頬は少し赤い。
「一之瀬! 土門! リカ!」
「みんな、おはよう!」
「「「おはよう!」」」
「まあ、なんつーか……考えたんだ。目を逸らしちゃいけないってな!」
「土門!」
「エイリア学園との戦いの意味を知りたい、その気持ちはみんな同じよ」
夏未の言葉に同意するように一之瀬は頷いた。
「そういうことだ。俺たちも一緒に行くよ」
「そうか、そうこなくっちゃな!」
「ウチも忘れんといてな。ハニー、ミッションはちゃんとクリアしたで!」
「うん。リカちゃん、ありがとう!」
「瑞貴ちゃん、昨日はごめんな。俺、言い過ぎたよ」
「ううん。私も一方的に気持ちを押し付けたから……ごめんなさい」
土門も瑞貴も仲直りができた。仲間とはいえ意見も気持ちもぶつかることはある。それを乗り越えていくから絆は深まるのだ。