ついに来た! エイリア学園!!
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それからメニューの料理をだいぶ作り終え、塔子も綱海も立向居も木暮も食器を用意したりテーブルを拭いている。
ピンポーン。
インターホンが鳴ったのが聞こえたので、瑞貴は火を止めてすぐに玄関に向かった。
「はーい。あれ、シン? ……士郎!?」
今日は忙しくなると神崎シンから連絡があったので不思議に思うと、彼の隣に吹雪がいた。
「河川敷で豪炎寺くんと練習していたから雨も降ってきたし送ってきたよ。僕はこれから豪炎寺くんを送ってくるから、あとはよろしく」
「わかった。ありがとう、シン」
瑞貴はすぐに吹雪を中に入れ、バスタオルを渡した。
「もうすぐご飯ができるから、お風呂に入ってきて。風邪引いちゃうよ」
「……うん。ありがとう」
吹雪は瑞貴に礼を言うとそのまま他のみんなと同じく着替えを取りに部屋に戻る。微笑んではいたがそれは作り笑いだと瑞貴はすぐに気づいた。
「一人じゃないって、早く気づいてほしいな……」
瑞貴はどんなときも親友の加藤綾香という支えがいたから大丈夫だった。でも吹雪は自分の中にいるアツヤが支えだった。実際にいるといないとでは大きく違う。
吹雪がお風呂を出た頃には夕食の用意も終わり、みんなは席についていく。
「「「「「「いただきまーす!」」」」」」
挨拶をし終え、各自思い思いに食べていく。すると塔子がふと気づいた。
「なあ、一之瀬とリカはどうしたんだ?」
「今日は飛鳥の家に泊まるって。リカちゃんは一哉の付き添いで」
「……瑞貴姉はどうして監督を信じてるんだ?」
木暮が瑞貴を見て呟くと、みんなもそれを気になっていたのか一斉に瑞貴を見る。
「瞳子監督はあのとき確かに何も言わなかったけど、富士山麓で全て話すって言ってくれた。信じると決めたら何があっても信じる。それが信頼というものだから。……信じてもらえない辛さは、私が一番よくわかってるから」
瑞貴らしい答えだと誰もが思ったが、気になる部分があった。木暮は察したようだが代表して立向居が問いかける。
「あの、『信じてもらえない辛さはよくわかってる』って……もしかして瑞貴さんもそんな経験を?」
「……このメンバーで知ってるのは夕弥だけだね。聞いてもいいものじゃないし、きっとさらに空気が重くなるけどいいかな?」
瑞貴が問いかけると、木暮以外は顔を見合わせて頷いた。それはもちろん肯定の意味で。
先に食事を終了して瑞貴は全員に食後のお茶を配る、そして自分も席に座るとゆっくり言葉を紡いだ。
「えっとね。去年のことなんだけど……」
ピンポーン。
インターホンが鳴ったのが聞こえたので、瑞貴は火を止めてすぐに玄関に向かった。
「はーい。あれ、シン? ……士郎!?」
今日は忙しくなると神崎シンから連絡があったので不思議に思うと、彼の隣に吹雪がいた。
「河川敷で豪炎寺くんと練習していたから雨も降ってきたし送ってきたよ。僕はこれから豪炎寺くんを送ってくるから、あとはよろしく」
「わかった。ありがとう、シン」
瑞貴はすぐに吹雪を中に入れ、バスタオルを渡した。
「もうすぐご飯ができるから、お風呂に入ってきて。風邪引いちゃうよ」
「……うん。ありがとう」
吹雪は瑞貴に礼を言うとそのまま他のみんなと同じく着替えを取りに部屋に戻る。微笑んではいたがそれは作り笑いだと瑞貴はすぐに気づいた。
「一人じゃないって、早く気づいてほしいな……」
瑞貴はどんなときも親友の加藤綾香という支えがいたから大丈夫だった。でも吹雪は自分の中にいるアツヤが支えだった。実際にいるといないとでは大きく違う。
吹雪がお風呂を出た頃には夕食の用意も終わり、みんなは席についていく。
「「「「「「いただきまーす!」」」」」」
挨拶をし終え、各自思い思いに食べていく。すると塔子がふと気づいた。
「なあ、一之瀬とリカはどうしたんだ?」
「今日は飛鳥の家に泊まるって。リカちゃんは一哉の付き添いで」
「……瑞貴姉はどうして監督を信じてるんだ?」
木暮が瑞貴を見て呟くと、みんなもそれを気になっていたのか一斉に瑞貴を見る。
「瞳子監督はあのとき確かに何も言わなかったけど、富士山麓で全て話すって言ってくれた。信じると決めたら何があっても信じる。それが信頼というものだから。……信じてもらえない辛さは、私が一番よくわかってるから」
瑞貴らしい答えだと誰もが思ったが、気になる部分があった。木暮は察したようだが代表して立向居が問いかける。
「あの、『信じてもらえない辛さはよくわかってる』って……もしかして瑞貴さんもそんな経験を?」
「……このメンバーで知ってるのは夕弥だけだね。聞いてもいいものじゃないし、きっとさらに空気が重くなるけどいいかな?」
瑞貴が問いかけると、木暮以外は顔を見合わせて頷いた。それはもちろん肯定の意味で。
先に食事を終了して瑞貴は全員に食後のお茶を配る、そして自分も席に座るとゆっくり言葉を紡いだ。
「えっとね。去年のことなんだけど……」