炸裂! ファイアブリザード!!
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「アフロディ!」
「……っつ」
すぐに瑞貴はアフロディに顔を向けると苦しそうな顔をして気を失う。地に倒れる前に瑞貴がなんとか受け止めるが、体はもうボロボロだった。
みんなもアフロディに駆け寄って彼の状態を心配する中、ベンチに残っていた吹雪は顔を引き締めていた。
☆☆☆☆☆
アフロディは稲妻総合病院に運ばれ、診察の結果――試合のダメージが大きくて入院することになった。
夕方に治療を受けたアフロディは目を覚まし、円堂と瑞貴に頼んで屋上のベンチに連れて行ってもらう。
「本当に寝てなくていいのか?」
「傷に響かない?」
「もちろんさ。これぐらいの傷」
「……すまなかったな、アフロディ」
「ん?」
「私たちに力がないばっかりに、あんたをこんな目に合わせてしまって……」
「別に、円堂くんや瑞貴たちのせいじゃない。あれぐらいのディフェンスを破れないなんて、僕もまだまだだね」
アフロディは無力を悔やむ瑞貴たちを責めるどころか、自分の力なさのほうを悔やんだ。
すると別の足音が聞こえ、三人が顔を上げると吹雪がやってきた。吹雪はアフロディと見つめ合い、そして――。
「スゴいね、君」
たったひと言。それだけで吹雪は踵を返して去っていく。でもアフロディには充分だった。
「わかってくれたんだ」
「ああ。ありがとう、アフロディ」
「きっと士郎もいつか再びフィールドに戻る日が来る。そのときはアフロディも応援してね」
「もちろんさ」
三人は顔を見合わせて笑い合う。
「でもなんか、アフロディの行動は瑞貴に似てるな」
「えっ? 瑞貴に?」
「瑞貴も自分がなんとかしようと、苦戦する試合には特に一人で動いていたんだ。そのせいで倒れたんだけど」
「……あのときは本当にごめんなさい」
自分の失態を思い出されて、瑞貴は頬を赤めて苦笑しながら顔をうつむける。
「もしアフロディが言わなかったら、瑞貴は自分がやるって言っただろ?」
「その通りです……。でも、あのときの出来事がキッカケで、私は頼るときは仲間を頼ろうと決めたんだ。だから今回アフロディに頼っていたんだけど……負担になっちゃったね」
「さっきも言ったけど、瑞貴のせいじゃない。逆に僕は頼ってもらえて嬉しいよ」
「アフロディ……!」
優しい微笑みを向けてくれるアフロディに、瑞貴も満面の笑みで返した。
……そんな中、ヒロトが瞳子と出会って『姉さん』と呼んでいたことをマネージャーたちとリカと塔子が目撃した。
☆副キャプテン 今日の格言☆
自分の力に頼ったプレーだけじゃなく、みんなの力に頼るプレーも心がける!
以上!!
「……っつ」
すぐに瑞貴はアフロディに顔を向けると苦しそうな顔をして気を失う。地に倒れる前に瑞貴がなんとか受け止めるが、体はもうボロボロだった。
みんなもアフロディに駆け寄って彼の状態を心配する中、ベンチに残っていた吹雪は顔を引き締めていた。
☆☆☆☆☆
アフロディは稲妻総合病院に運ばれ、診察の結果――試合のダメージが大きくて入院することになった。
夕方に治療を受けたアフロディは目を覚まし、円堂と瑞貴に頼んで屋上のベンチに連れて行ってもらう。
「本当に寝てなくていいのか?」
「傷に響かない?」
「もちろんさ。これぐらいの傷」
「……すまなかったな、アフロディ」
「ん?」
「私たちに力がないばっかりに、あんたをこんな目に合わせてしまって……」
「別に、円堂くんや瑞貴たちのせいじゃない。あれぐらいのディフェンスを破れないなんて、僕もまだまだだね」
アフロディは無力を悔やむ瑞貴たちを責めるどころか、自分の力なさのほうを悔やんだ。
すると別の足音が聞こえ、三人が顔を上げると吹雪がやってきた。吹雪はアフロディと見つめ合い、そして――。
「スゴいね、君」
たったひと言。それだけで吹雪は踵を返して去っていく。でもアフロディには充分だった。
「わかってくれたんだ」
「ああ。ありがとう、アフロディ」
「きっと士郎もいつか再びフィールドに戻る日が来る。そのときはアフロディも応援してね」
「もちろんさ」
三人は顔を見合わせて笑い合う。
「でもなんか、アフロディの行動は瑞貴に似てるな」
「えっ? 瑞貴に?」
「瑞貴も自分がなんとかしようと、苦戦する試合には特に一人で動いていたんだ。そのせいで倒れたんだけど」
「……あのときは本当にごめんなさい」
自分の失態を思い出されて、瑞貴は頬を赤めて苦笑しながら顔をうつむける。
「もしアフロディが言わなかったら、瑞貴は自分がやるって言っただろ?」
「その通りです……。でも、あのときの出来事がキッカケで、私は頼るときは仲間を頼ろうと決めたんだ。だから今回アフロディに頼っていたんだけど……負担になっちゃったね」
「さっきも言ったけど、瑞貴のせいじゃない。逆に僕は頼ってもらえて嬉しいよ」
「アフロディ……!」
優しい微笑みを向けてくれるアフロディに、瑞貴も満面の笑みで返した。
……そんな中、ヒロトが瞳子と出会って『姉さん』と呼んでいたことをマネージャーたちとリカと塔子が目撃した。
☆副キャプテン 今日の格言☆
自分の力に頼ったプレーだけじゃなく、みんなの力に頼るプレーも心がける!
以上!!