炸裂! ファイアブリザード!!
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帝国学園スタジアムで雷門イレブンはカオスと試合することになった。だが、ガゼルとバーンの強力なシュートが次々決まり前半で点差は10点も広がってしまった。
雷門は守ってばかりで攻めることもままらない。雷門の司令塔・鬼道有人は試合の流れを変えることができるだろうか
財前塔子がドリブルで上がって行くが、ゴッカに奪われてしまった。
《またもやカオスの攻撃だー! 試合は完全にカオスペース! しかも得点は10対0!》
「このぉ!」
「フッ」
木暮夕弥がカットしに行くが、ネッパーに余裕でかわされた。
「これが雷門か。大したことないな」
残り時間はあとわずか、雷門は攻撃の糸口が見えないまま前半は終わってしまうのか。
(なんとか、突破口を見つけなくては――!)
するとスタジアムの開かれている天井から雲に隠れていた太陽が出てきた。そのとき鬼道は沖縄での出来事を思い出す。
『そこに2ビートが加われば、8ビートになる。面白い考え方だ』
『でしょ? でもそこに16ビートが加われば……』
『右の守りが甘くなる!』
『ビンゴ! 簡単なことなのさ。この世は、みんなリズムの調和でできている』
沖縄で出会った音村楽也。鬼道も驚くほどの彼の采配の源はリズムだった。
「リズム……! トゥントゥンクトゥントゥンク――」
鬼道は音村のように口でリズムを呟きながらフィールド中を見渡す。
するとドリブルするネッパーに円堂守と綱海条介がディフェンスに走り出す。
「こっちだ! ネッパー!」
「……ヒート!」
ネッパーは声をかけたドロルを無視してヒートにパスをした。その行動にドロルも鬼道も目を見張る。
(雷門なんか、お前らダイヤモンドダストがいなくても、俺たちプロミネンスの力で充分なんだよ!)
(あっ!)
それを見た井上瑞貴は一気に原作を思い出した。まだ早いかもしれないが、流れを変えるためにもイチかバチかでやってみようと思った。
ヒートは再びネッパーにパスすると、今度は塔子と壁山塀吾郎がディフェンスに行く。
「ネッパー!」
「バーラ!」
「させるか!」
瑞貴はネッパーのうしろにいたバーラからボールを奪った。それを見た鬼道は再び目を見開いて確信に迫っていく。
「イグナイトスティール!」
「わぁ!」
ボンバがカバーしたのでボールを再び奪われてしまった。続いてボンバはそのままドリブルで上がっていく。
「ドロル!」
「ボンバ! こっちだ!」
ドロルの逆にいたネッパーにボンバはパスをする。だけどその行動が鬼道に決定打を与えた。
「見つけたぞ……リズムを狂わす休止符を! 瑞貴!」
ジェミニストームや大海原の戦法も気づいたなら、今回もと思った鬼道は瑞貴に声をかける。瑞貴は一瞬驚いたが頷き、鬼道も不敵に笑って走り出した。
雷門は守ってばかりで攻めることもままらない。雷門の司令塔・鬼道有人は試合の流れを変えることができるだろうか
財前塔子がドリブルで上がって行くが、ゴッカに奪われてしまった。
《またもやカオスの攻撃だー! 試合は完全にカオスペース! しかも得点は10対0!》
「このぉ!」
「フッ」
木暮夕弥がカットしに行くが、ネッパーに余裕でかわされた。
「これが雷門か。大したことないな」
残り時間はあとわずか、雷門は攻撃の糸口が見えないまま前半は終わってしまうのか。
(なんとか、突破口を見つけなくては――!)
するとスタジアムの開かれている天井から雲に隠れていた太陽が出てきた。そのとき鬼道は沖縄での出来事を思い出す。
『そこに2ビートが加われば、8ビートになる。面白い考え方だ』
『でしょ? でもそこに16ビートが加われば……』
『右の守りが甘くなる!』
『ビンゴ! 簡単なことなのさ。この世は、みんなリズムの調和でできている』
沖縄で出会った音村楽也。鬼道も驚くほどの彼の采配の源はリズムだった。
「リズム……! トゥントゥンクトゥントゥンク――」
鬼道は音村のように口でリズムを呟きながらフィールド中を見渡す。
するとドリブルするネッパーに円堂守と綱海条介がディフェンスに走り出す。
「こっちだ! ネッパー!」
「……ヒート!」
ネッパーは声をかけたドロルを無視してヒートにパスをした。その行動にドロルも鬼道も目を見張る。
(雷門なんか、お前らダイヤモンドダストがいなくても、俺たちプロミネンスの力で充分なんだよ!)
(あっ!)
それを見た井上瑞貴は一気に原作を思い出した。まだ早いかもしれないが、流れを変えるためにもイチかバチかでやってみようと思った。
ヒートは再びネッパーにパスすると、今度は塔子と壁山塀吾郎がディフェンスに行く。
「ネッパー!」
「バーラ!」
「させるか!」
瑞貴はネッパーのうしろにいたバーラからボールを奪った。それを見た鬼道は再び目を見開いて確信に迫っていく。
「イグナイトスティール!」
「わぁ!」
ボンバがカバーしたのでボールを再び奪われてしまった。続いてボンバはそのままドリブルで上がっていく。
「ドロル!」
「ボンバ! こっちだ!」
ドロルの逆にいたネッパーにボンバはパスをする。だけどその行動が鬼道に決定打を与えた。
「見つけたぞ……リズムを狂わす休止符を! 瑞貴!」
ジェミニストームや大海原の戦法も気づいたなら、今回もと思った鬼道は瑞貴に声をかける。瑞貴は一瞬驚いたが頷き、鬼道も不敵に笑って走り出した。