デスゾーンを覚えるために雷門イレブンは鬼道有人の原点ともいえる帝国学園に来た。特訓に特訓を重ね、鬼道、井上瑞貴、円堂守はデスゾーンを習得し、それをさらに進化させるデスゾーン２を成功した。

一方、立向居勇気もムゲン・ザ・ハンドはまだ完成しなくても、何かをつかむことができたようだ。

そのとき、エイリア学園マスターランクチーム、プロミネンスとダイヤモンドダストが融合したチーム、ザ・カオスが現れて試合を申し込まれ、雷門イレブンはそれを受けるのだった。


「ダイヤモンドダストとプロミネンスの構成チーム!?」

「はい」

「試合は二日後、場所は帝国スタジアムです」

「……そう、わかりました」


雷門夏未と木野秋と音無春奈から試合のことを伝えられた吉良瞳子は、空に沈む夕日を見つめて考え込む。


（ダイヤモンドダストとプロミネンスが手を組んだ……）



☆☆☆☆☆


次の日。雷門イレブンはカオス戦に向けて、雷門中のグラウンドで練習をすることにした。


「よーし！　今日も気合いを入れていくぞ！」

｢｢｢｢｢オウッ!!｣｣｣｣｣

「カオスとの試合は明日。今日は課題を絞って練習するよ」


円堂と瑞貴がそれぞれ言うと、鬼道は今日の指示をみんなに伝える。


「円堂と瑞貴は俺とデスゾーン２の強化」

｢｢うん｣｣

「立向居と綱海は引き続きムゲン・ザ・ハンドの完成を目指してくれ」

「はい！」

「こいつは俺に任せておきな！」

「他の者は豪炎寺とアフロディを中心にフォーメーションを確認だ」

｢｢｢｢｢オウッ/ああ/うん/はいっス!!｣｣｣｣｣