対決! 円堂VS豪炎寺!!
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一方立向居も、裏ノートを見ながらムゲン・ザ・ハンドのことで思案していた。
「う~ん……」
「おい!」
「わぁ!」
いきなり肩を叩かれて立向居が驚いて振り向くと、そこには綱海がいた。
「なーに一人で悩んでんだ? 言ってみな!」
「裏ノートに書かれている言葉です。『シュタタタタン! ドババババーン!』……これがわからなくて」
「なんだそんなことか」
「わかるんですか!? 教えてください、綱海さん!」
ガシッと両肩をつかまれて今度は綱海が驚く。早く完成させるためにも今は藁にもすがりたいのだ。
「シュタタタときてタンときて、ドババババーンだから……うーん」
「あの~……」
「まあとにかくだ! 悩んだとき、俺は海へ行くんだ!」
「ハッ?」
「海はスゴいぞー。弱い波でも何度も打ち寄せる内に岩を削って、砕いちまうのさ! 偉大だよなぁ、海って!」
「ハァ……」
アドバイスになっているようななっていないような……結局立向居はムゲン・ザ・ハンドについて何もつかめなかった。
後半戦は雷門からのキックオフ。アフロディにボールを渡された豪炎寺はそのまま上がっていくと、鬼道と瑞貴と円堂も上がっていく。
(デスゾーン完成のために、足りないものは!?)
塔子から洞面がボールを奪った。
「どうしたらムゲン・ザ・ハンドを出せるんだ……?」
『海はスゴいぞー。弱い波でも何度も打ち寄せる内に岩を削って、砕いちまうのさ!』
脳裏に綱海の言葉が浮かび、立向居は顔を振ってそれを振り払う。
「なんでこんなときに思い出してしまうんだ!?」
「行ったぞ立向居!」
「えっ? うわぁ!」
思考錯誤していた立向居はボールに反応できず、そのまま頬にぶつけてしまった。
「大丈夫か!?」
「だ、大丈夫です……。ボーッとしてすいませんでした……」
「ムリすんなよ?」
ぶつかったショックか、目の前にいる綱海がダブって見える。腕で目を擦って「ムゲン・ザ・ハンドに集中しなきゃ!」と立て直した。
「「「デスゾーン!」」」
三人がデスゾーンを撃ってみたが再びシュートは威力をなくし、ノーマルシュートになる。だけど立向居はまだ目の焦点が定まっていない。
「ボールがいくつにも見える……ハッ!」
『弱い波でも何度も打ち寄せる内に岩を削って、砕いちまうのさ!』
「弱い波でも……何度も…何度も……あっ――うわぁ!」
「立向居!」
また立向居はボールを顔にぶつけてしまった。だけどそれに気にせず両手を見ると、さっきまで定まっていなかった焦点が元に戻る。
「う~ん……」
「おい!」
「わぁ!」
いきなり肩を叩かれて立向居が驚いて振り向くと、そこには綱海がいた。
「なーに一人で悩んでんだ? 言ってみな!」
「裏ノートに書かれている言葉です。『シュタタタタン! ドババババーン!』……これがわからなくて」
「なんだそんなことか」
「わかるんですか!? 教えてください、綱海さん!」
ガシッと両肩をつかまれて今度は綱海が驚く。早く完成させるためにも今は藁にもすがりたいのだ。
「シュタタタときてタンときて、ドババババーンだから……うーん」
「あの~……」
「まあとにかくだ! 悩んだとき、俺は海へ行くんだ!」
「ハッ?」
「海はスゴいぞー。弱い波でも何度も打ち寄せる内に岩を削って、砕いちまうのさ! 偉大だよなぁ、海って!」
「ハァ……」
アドバイスになっているようななっていないような……結局立向居はムゲン・ザ・ハンドについて何もつかめなかった。
後半戦は雷門からのキックオフ。アフロディにボールを渡された豪炎寺はそのまま上がっていくと、鬼道と瑞貴と円堂も上がっていく。
(デスゾーン完成のために、足りないものは!?)
塔子から洞面がボールを奪った。
「どうしたらムゲン・ザ・ハンドを出せるんだ……?」
『海はスゴいぞー。弱い波でも何度も打ち寄せる内に岩を削って、砕いちまうのさ!』
脳裏に綱海の言葉が浮かび、立向居は顔を振ってそれを振り払う。
「なんでこんなときに思い出してしまうんだ!?」
「行ったぞ立向居!」
「えっ? うわぁ!」
思考錯誤していた立向居はボールに反応できず、そのまま頬にぶつけてしまった。
「大丈夫か!?」
「だ、大丈夫です……。ボーッとしてすいませんでした……」
「ムリすんなよ?」
ぶつかったショックか、目の前にいる綱海がダブって見える。腕で目を擦って「ムゲン・ザ・ハンドに集中しなきゃ!」と立て直した。
「「「デスゾーン!」」」
三人がデスゾーンを撃ってみたが再びシュートは威力をなくし、ノーマルシュートになる。だけど立向居はまだ目の焦点が定まっていない。
「ボールがいくつにも見える……ハッ!」
『弱い波でも何度も打ち寄せる内に岩を削って、砕いちまうのさ!』
「弱い波でも……何度も…何度も……あっ――うわぁ!」
「立向居!」
また立向居はボールを顔にぶつけてしまった。だけどそれに気にせず両手を見ると、さっきまで定まっていなかった焦点が元に戻る。