対決! 円堂VS豪炎寺!!
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「俺と瑞貴と鬼道はデスゾーン、立向居はムゲン・ザ・ハンド、他のみんなもそれぞれ自分のメニューで特訓だ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
円堂の掛け声で全員拳を高らかに上げ、それぞれの特訓を開始した。
瑞貴と円堂は、まず鬼道からデスゾーンの説明を聞く。
「それぞれが回転し、生まれたエネルギーをボールに注ぎ込む……デスゾーンは三人の息を合わせることが重要な技だ。まずは――その場で回転して俺が合図したらボールを正面にして止まる。いいな」
「「ああ/うん!」」
瑞貴たちはデスゾーンを発動させるみたいに三角形の陣を取り中心にボールを置いた。
「GO!」
鬼道の合図により、三人はその場で手を垂直に伸ばして回転する。
「3、2、1、ストップ!」
「あれ?」
「なっ! うしろ!?」
結果――鬼道はボールよりややズレて、瑞貴は正面から斜めに止まって首を傾げ、円堂は真うしろに止まってショックを受けた。ちゃんと真うしろに止まった円堂に瑞貴と鬼道は苦笑する。
「俺も正面から少しズレている。実際にデスゾーンにチャレンジするのは、これができるようになってからだ」
「よーし、やってやる!」
「うん!」
それから三人は同じことを繰り返してやるが、なかなかうまくいかない。鬼道はだいぶ正面で止まるようになったが、瑞貴は少しズレてしまうし、円堂は真横に止まったりする。
「うーん……。またズレる」
「うまくいかないね」
「三人の息を合わせるんだ。もう一度!」
三人はもう一度体を回転させる。
「3、2、1、ストップ!」
今度は鬼道も瑞貴も円堂も正面に止まったが、円堂はバランスを崩して倒れてしまった。
「ありゃ、もう少しだったね」
「スッゲー難しい……。デスゾーンがこんなに大変だったなんて思ってもみなかった」
「だが、かなりよくなっている。帝国では完成までに一ヶ月以上かかっていたことを考えれば、上出来だ」
「でも、ここまでしなきゃデスゾーンって撃てないのか?」
「何度も言うが、デスゾーンは三人の息を合わせるのが何より重要なんだ。試行錯誤の結果、帝国では俺がタイミングを指示することになった」
「そうか! 帝国のデスゾーンはお前が一番重要な役割を果たしていたんだな」
「てっきり次郎たちだけで撃ってると思ったから気づかなかった。今回は有人がタイミングを指示するだけでなく、自分で撃つことになる分だけ難しいってことね。大丈夫かな……」
しかも瑞貴にとって原作と違い土門の代わりに撃つことになったんだ。ちゃんと完成するか不安もあるだろうが……。
「――できる! 自分を信じ、仲間を信じ、できるって信じれば必ずできる!」
「そうだね。……自分で言ったことなのに忘れてたよ」
ジェネシス戦のとき、瑞貴は風丸一郎太に「気持ちだけで負けたら、それこそ勝てるものも勝てなくなる!」と言った。今回は必殺技とはいえ根本的なことは何一つ変わらないのだ。
「私もがんばる。やると決めた以上、必ず成し遂げる!」
「オウッ! その意気だ!」
「一番は守がなんとかしなくちゃね」
「ウッ!」
あきらめず完成させようとする円堂と瑞貴に、鬼道は嬉しそうに笑った。
さっきの感覚を忘れないようにやると、鬼道と瑞貴は真正面に立ち、円堂は若干体がグラついたがなんとか保てた。
「これでどうだ!」
「オマケの合格ってところだな」
「――やってるな、鬼道」
声が聞こえたので振り向くと、そこは佐久間次郎を始めとする帝国学園サッカー部がそろっていた。久しぶりの彼らの姿を見て、鬼道は嬉しそうに駆け寄り、円堂も瑞貴も続く。
「「「「「オウッ!!」」」」」
円堂の掛け声で全員拳を高らかに上げ、それぞれの特訓を開始した。
瑞貴と円堂は、まず鬼道からデスゾーンの説明を聞く。
「それぞれが回転し、生まれたエネルギーをボールに注ぎ込む……デスゾーンは三人の息を合わせることが重要な技だ。まずは――その場で回転して俺が合図したらボールを正面にして止まる。いいな」
「「ああ/うん!」」
瑞貴たちはデスゾーンを発動させるみたいに三角形の陣を取り中心にボールを置いた。
「GO!」
鬼道の合図により、三人はその場で手を垂直に伸ばして回転する。
「3、2、1、ストップ!」
「あれ?」
「なっ! うしろ!?」
結果――鬼道はボールよりややズレて、瑞貴は正面から斜めに止まって首を傾げ、円堂は真うしろに止まってショックを受けた。ちゃんと真うしろに止まった円堂に瑞貴と鬼道は苦笑する。
「俺も正面から少しズレている。実際にデスゾーンにチャレンジするのは、これができるようになってからだ」
「よーし、やってやる!」
「うん!」
それから三人は同じことを繰り返してやるが、なかなかうまくいかない。鬼道はだいぶ正面で止まるようになったが、瑞貴は少しズレてしまうし、円堂は真横に止まったりする。
「うーん……。またズレる」
「うまくいかないね」
「三人の息を合わせるんだ。もう一度!」
三人はもう一度体を回転させる。
「3、2、1、ストップ!」
今度は鬼道も瑞貴も円堂も正面に止まったが、円堂はバランスを崩して倒れてしまった。
「ありゃ、もう少しだったね」
「スッゲー難しい……。デスゾーンがこんなに大変だったなんて思ってもみなかった」
「だが、かなりよくなっている。帝国では完成までに一ヶ月以上かかっていたことを考えれば、上出来だ」
「でも、ここまでしなきゃデスゾーンって撃てないのか?」
「何度も言うが、デスゾーンは三人の息を合わせるのが何より重要なんだ。試行錯誤の結果、帝国では俺がタイミングを指示することになった」
「そうか! 帝国のデスゾーンはお前が一番重要な役割を果たしていたんだな」
「てっきり次郎たちだけで撃ってると思ったから気づかなかった。今回は有人がタイミングを指示するだけでなく、自分で撃つことになる分だけ難しいってことね。大丈夫かな……」
しかも瑞貴にとって原作と違い土門の代わりに撃つことになったんだ。ちゃんと完成するか不安もあるだろうが……。
「――できる! 自分を信じ、仲間を信じ、できるって信じれば必ずできる!」
「そうだね。……自分で言ったことなのに忘れてたよ」
ジェネシス戦のとき、瑞貴は風丸一郎太に「気持ちだけで負けたら、それこそ勝てるものも勝てなくなる!」と言った。今回は必殺技とはいえ根本的なことは何一つ変わらないのだ。
「私もがんばる。やると決めた以上、必ず成し遂げる!」
「オウッ! その意気だ!」
「一番は守がなんとかしなくちゃね」
「ウッ!」
あきらめず完成させようとする円堂と瑞貴に、鬼道は嬉しそうに笑った。
さっきの感覚を忘れないようにやると、鬼道と瑞貴は真正面に立ち、円堂は若干体がグラついたがなんとか保てた。
「これでどうだ!」
「オマケの合格ってところだな」
「――やってるな、鬼道」
声が聞こえたので振り向くと、そこは佐久間次郎を始めとする帝国学園サッカー部がそろっていた。久しぶりの彼らの姿を見て、鬼道は嬉しそうに駆け寄り、円堂も瑞貴も続く。