円堂・新たなる挑戦!
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ガラッ。
「お待たせ、瑞貴ちゃん」
「お帰り士郎。竜吾も久しぶりだね。元気にしてた?」
「ああ。お前もずいぶん活躍してるって聞いたぜ。がんばってるじゃねーか」
ワシャワシャと頭を撫でる染岡竜吾。瑞貴は久しぶりの感触に微笑む。
「これ、竜吾の分のアップルパイね。私たちは守の家にお呼ばれしてるから、そろそろ行かなくちゃ」
「オウッ、サンキュー」
「またな」
染岡や半田たちに見送られ、瑞貴と吹雪は病院から出て行った。
「ありゃ、もうすっかり夜になっちゃったね」
「うん、そうだね」
「急ごう!」
軽く駆け足で二人は円堂家に向かうと、庭からみんなの笑い声といい匂いがしてきた。玄関は通らず庭に回ると、みんなが庭でバーベキューをしている。
「「お邪魔します」」
「ん? 瑞貴、吹雪、待ってたぜ!」
「瑞貴さん! 吹雪さん!」
「遅かったな。ほらほら、座れ」
円堂はまず椅子に座らせ、次に瑞貴も座らせようとするが瑞貴は少し戸惑う。
「でも私、お手伝いしないと」
「いいわよ、瑞貴ちゃん。ポテトサラダ作ってくれたし、これで充分だわ。私も食べたけど久しぶりの瑞貴ちゃんの手料理、本当においしかったわよ」
「温子さん……ありがとうごさいます」
円堂温子に褒めてもらい瑞貴は嬉しそうに礼をした。綱海は鉄串を持ちながら隣に座った吹雪に笑いかける。
「バーベキューはサバイバルだからな。早く食わねぇと肉がなくなっちまうぞ」
「あんたが一番食ってるけどね。ウッシッシッシッ」
「ウッ……」
「母ちゃんの作ってくれた肉じゃがも、瑞貴が作ってくれたポテトサラダもあるぞ。うまいから食ってみろって」
円堂は肉じゃがとポテトサラダの皿を出してニカッと笑う。彼の笑顔で雰囲気が明るくなるから不思議なものだ。
☆☆☆☆☆
次の日。雷門中はまだ建築中だがグラウンドは使えるようになったので、そこで練習することになった。
「「ジャーン!」」
秋と音無春奈と雷門夏未が出したのは、フィールドプレーヤー用とGK用の新しいユニフォームだ。
「雷門イレブン大変身ということで」
「円堂くんと立向居くんの新しいユニフォームを用意したわ」
「ハハッ。ありがとな!」
「ありがとうごさいます!」
さっそく二人は新しいユニフォームに着替えると、みんなから感嘆の声が上がった。なんだか新鮮である。
「似合ってるよ、守」
「サンキュー」
「なんだか、気が引き締まりますね」
「決まってるぜ、立向居」
「お、俺、今まで以上にマジン・ザ・ハンドを鍛えて、鉄壁の守りになります!」
「もちろん、マジン・ザ・ハンドのパワーアップは大きな課題だけど、お前にはやってほしいことがある」
円堂が取り出したのは究極奥義が記された円堂大介の裏ノート。とあるページを開いて立向居に差し出した。
「円堂さん、これは……!」
「俺からお前に、この究極奥義を託す」
「いいんですか!?」
「ああ!」