円堂・新たなる挑戦!
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しかしそれだと今までGKをやってきた円堂にとっては難しいかもしれない。フィールドプレーヤーはGKとは違う。円堂は思案して一つ目を閉じたあと顔を上げる。
「――決めた。俺、やるよ。勝つために、強くなるために変わる。リベロになる!」
「リベロ円堂か。面白いじゃないか」
「キャプテンがリベロに……!」
「なんで震えてんだ?」
「ビックリして、トイレ行きたくなったっス!」
壁山のトイレ癖はまだ治ってないようだ。それを見送った木暮夕弥はとある疑問を出す。
「で、キャプテンがリベロをやって誰がゴールを守るのさ。瑞貴姉がやるわけにもいかないんだろ?」
「立向居がいる!」
「俺が……ですか?」
円堂から指名された立向居勇気は、突然のことで呆気に取られた。だけど経験があるとはいえ塔子や目金たちは少し不安にも思う。
「そんな簡単に決めちゃっていいわけ?」
「そうですよ。失礼ながら立向居くんはまだキーパーとして経験が浅いとは思いますが……」
「大丈夫だ! 俺さ、うまく言えないんだけど立向居からは可能性を感じるんだ。なんか物凄い奴になる、そんな気がするんだよな! こいつに任せておけば大丈夫だって思うんだ」
円堂からも太鼓判を押してもらうが、立向居本人にも不安がある。
「でも……。俺…俺が雷門のゴールを守るんですか……?」
「私からもお願いするわ、立向居くん」
「監督……」
「勇気なら大丈夫。私も保証するよ」
「瑞貴さん……」
「ゴッドハンドもマジン・ザ・ハンドも覚えることができたお前だ。円堂の後継者には最も相応しいと言えるだろう」
「なっ! 俺たちのゴールを守ってくれ!」
「――はい! やります!」
雷門の新たな守護神としても、円堂の後継者としても、認めてもらえたことに嬉しくて立向居は元気よく返事をする。
「しっかりな、立向居」
「おもしれぇじゃねぇか。立向居がキーパーになりゃ、このチーム、もっと強くなるんだろ!? だったらどこまでも強くなってやろうじゃねぇか!」
一之瀬にも綱海にも後押しされ、立向居はピンッと背筋を伸ばす。
「ありがとうございます、監督! ありがとうございます、円堂さん! 俺、がんばります! よろしくお願いします!」
「おいおい、緊張しすぎだろ」
「あんたもトイレ行っといたほうがええんちゃう?」
「さっき行ってきました!」
「そんな真面目に返さんでも……」
純粋な立向居には浦部リカ特有のボケも通用さないようだ。
すると目金がキラーンと眼鏡を輝かせて叫ぶ。
「これは、雷門イレブンにとって革命です! 円堂くんのリベロ! アフロディくんのFW! 立向居くんのキーパー! まさに超攻撃型雷門イレブンの誕生です!」
新たな仲間、新たなポジション、雷門イレブンは大きく変わろうとしていた。
――とりあえず今日は本来の予定通り休みということで、キャラバンは雷門中の前に停まった。
「みんな、明日からは新しい体制で練習よ」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「それじゃあ、みんな家に案内するよ。付いて来て」
「おっ、太っ腹! 世話になるぜ!」
次々と意気揚々で立ち上がってキャラバンを降りていく中、吹雪は顔をうつむいていた。
「吹雪! ボーッとしてねぇでお前も来い来い!」
「うん……」
綱海が投げた荷物を受け取った吹雪は控えめに頷いたあと立ち上がり、視線を感じて隣に座っていた豪炎寺修也に目を向けた。だけどマトモに見ることはできずそのままキャラバンを降りることにした。
「――決めた。俺、やるよ。勝つために、強くなるために変わる。リベロになる!」
「リベロ円堂か。面白いじゃないか」
「キャプテンがリベロに……!」
「なんで震えてんだ?」
「ビックリして、トイレ行きたくなったっス!」
壁山のトイレ癖はまだ治ってないようだ。それを見送った木暮夕弥はとある疑問を出す。
「で、キャプテンがリベロをやって誰がゴールを守るのさ。瑞貴姉がやるわけにもいかないんだろ?」
「立向居がいる!」
「俺が……ですか?」
円堂から指名された立向居勇気は、突然のことで呆気に取られた。だけど経験があるとはいえ塔子や目金たちは少し不安にも思う。
「そんな簡単に決めちゃっていいわけ?」
「そうですよ。失礼ながら立向居くんはまだキーパーとして経験が浅いとは思いますが……」
「大丈夫だ! 俺さ、うまく言えないんだけど立向居からは可能性を感じるんだ。なんか物凄い奴になる、そんな気がするんだよな! こいつに任せておけば大丈夫だって思うんだ」
円堂からも太鼓判を押してもらうが、立向居本人にも不安がある。
「でも……。俺…俺が雷門のゴールを守るんですか……?」
「私からもお願いするわ、立向居くん」
「監督……」
「勇気なら大丈夫。私も保証するよ」
「瑞貴さん……」
「ゴッドハンドもマジン・ザ・ハンドも覚えることができたお前だ。円堂の後継者には最も相応しいと言えるだろう」
「なっ! 俺たちのゴールを守ってくれ!」
「――はい! やります!」
雷門の新たな守護神としても、円堂の後継者としても、認めてもらえたことに嬉しくて立向居は元気よく返事をする。
「しっかりな、立向居」
「おもしれぇじゃねぇか。立向居がキーパーになりゃ、このチーム、もっと強くなるんだろ!? だったらどこまでも強くなってやろうじゃねぇか!」
一之瀬にも綱海にも後押しされ、立向居はピンッと背筋を伸ばす。
「ありがとうございます、監督! ありがとうございます、円堂さん! 俺、がんばります! よろしくお願いします!」
「おいおい、緊張しすぎだろ」
「あんたもトイレ行っといたほうがええんちゃう?」
「さっき行ってきました!」
「そんな真面目に返さんでも……」
純粋な立向居には浦部リカ特有のボケも通用さないようだ。
すると目金がキラーンと眼鏡を輝かせて叫ぶ。
「これは、雷門イレブンにとって革命です! 円堂くんのリベロ! アフロディくんのFW! 立向居くんのキーパー! まさに超攻撃型雷門イレブンの誕生です!」
新たな仲間、新たなポジション、雷門イレブンは大きく変わろうとしていた。
――とりあえず今日は本来の予定通り休みということで、キャラバンは雷門中の前に停まった。
「みんな、明日からは新しい体制で練習よ」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「それじゃあ、みんな家に案内するよ。付いて来て」
「おっ、太っ腹! 世話になるぜ!」
次々と意気揚々で立ち上がってキャラバンを降りていく中、吹雪は顔をうつむいていた。
「吹雪! ボーッとしてねぇでお前も来い来い!」
「うん……」
綱海が投げた荷物を受け取った吹雪は控えめに頷いたあと立ち上がり、視線を感じて隣に座っていた豪炎寺修也に目を向けた。だけどマトモに見ることはできずそのままキャラバンを降りることにした。