凍てつく闇・ダイヤモンドダスト!!
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「修也が帰ってきた。それで充分だよ。私たちはサッカーが大好きで繋がっている、雷門というチームはそうやってできたんだから」
再び星空を見上げる瑞貴に、豪炎寺は「そうだな」と言って一緒に見上げた。
「これは俺のカンだが、あの子供は将来有望なサッカープレーヤーになる。そう思ったんだ」
「楽しみだな、修也が見込んだ子がフィールドで活躍するのが」
二人の会話を知っているのは、夜空に浮かぶ星たちだけだった。
☆☆☆☆☆
次の日。雷門イレブンは東京に戻ることになった。チームとして加わった綱海も同様で、大海原中サッカー部と土方兄弟たちは港に見送りに来た。
「ちょっと行ってくるわ!」
人差し指と中指を立ててコメカミに当ててウィンクする綱海に、大海原イレブンと監督は親指を立てて笑う。たくさんの人に見送られながら船は出港した。
そして雷門イレブンは馴染み深い稲妻町の河川敷に一旦停まり、グラウンドに下りると円堂は懐かしい空気を思いっきり吸って笑った。
「戻って来たぞ――っ!!」
「それじゃあ、一度家に帰ろうか」
「家かぁ」
「長いこと留守にしてたからな」
「お母さんたちも心配してるだろうな」
「家庭でのリフレッシュも大事だわ」
瑞貴の提案に壁山も鬼道も秋も夏未も賛同する。
「いいですよね、監督!」
「いいわ。一日くらい休みましょう」
「「「「「やった――っ!!」」」」」
瞳子の許可も得て、みんな久しぶりに帰る家と家族を楽しみにして喜ぶ。
「おいおい、俺たちはどうするんだよ?」
「一哉とも話し合ったんだけど、塔子ちゃんたちは前回同様に私の家に泊まって。条介も勇気もリカちゃんも。部屋はまだ余ってるし、みんなで寝るなら和室とかなら大丈夫だよ」
「だったら今日の夕飯はうちに来いよ! 母ちゃんの肉じゃが最高にうまいんだぜ」
「俺、肉じゃが大好きです!」
「俺はきら~い」
立向居と木暮がそれぞれ答えると、リカはふと疑問に思った。
「なあ、ハニーの家なのになんでダーリンと話し合ったん? 話し合うなら親やろ?」
「私、両親が亡くなって家族がいないんだ」
「ご、ごめん……」
「気にしないで。だから今は一哉と一緒に住んでるの」
「「なっ!?」」
綱海と立向居が驚く中、リカはさらに爆弾発言を落とした。
「せやったら、ハニーはダーリンと『同棲』しとるちゅーわけなん!?」
「リカ!」
「一之瀬ぇ! お前ズルいぞ!」
「どどどど同棲っ!? いいい一之瀬さんと、みみみ瑞貴さんが!?」
一之瀬が止めようとしたが時既に遅し。綱海が物凄い形相で追いかけて来たのでそれから逃げ出す。ちなみに立向居は顔が真っ赤になっている。
「そういえば瑞貴が前に持ってきてくれた温野菜のサラダにミニコロッケもうまかったな~」
「じゃあ今日はポテトサラダでも持って行こうか? 病院のみんなにも会いたいし、それしか作れないけど」
「やった! きっとポテトサラダもうまいんだろうな~。そうだ、帰る前に作ったアップルパイも持ってくるのか!?」
「あれは入院しているみんな用なの。また次の機会に作ってあげるから」
追いかけっこしてる二人を余所に、円堂と瑞貴はほのぼのと会話していた。
「っ!」
「どうした? 吹雪?」
「「ん?」」
ドッカ――ンッ!!
何かに気づいた吹雪に土門が声をかけると上を見上げた。それに円堂と瑞貴も続くと、何かが空から落下して眩しいほどの青い閃光を放った。
再び星空を見上げる瑞貴に、豪炎寺は「そうだな」と言って一緒に見上げた。
「これは俺のカンだが、あの子供は将来有望なサッカープレーヤーになる。そう思ったんだ」
「楽しみだな、修也が見込んだ子がフィールドで活躍するのが」
二人の会話を知っているのは、夜空に浮かぶ星たちだけだった。
☆☆☆☆☆
次の日。雷門イレブンは東京に戻ることになった。チームとして加わった綱海も同様で、大海原中サッカー部と土方兄弟たちは港に見送りに来た。
「ちょっと行ってくるわ!」
人差し指と中指を立ててコメカミに当ててウィンクする綱海に、大海原イレブンと監督は親指を立てて笑う。たくさんの人に見送られながら船は出港した。
そして雷門イレブンは馴染み深い稲妻町の河川敷に一旦停まり、グラウンドに下りると円堂は懐かしい空気を思いっきり吸って笑った。
「戻って来たぞ――っ!!」
「それじゃあ、一度家に帰ろうか」
「家かぁ」
「長いこと留守にしてたからな」
「お母さんたちも心配してるだろうな」
「家庭でのリフレッシュも大事だわ」
瑞貴の提案に壁山も鬼道も秋も夏未も賛同する。
「いいですよね、監督!」
「いいわ。一日くらい休みましょう」
「「「「「やった――っ!!」」」」」
瞳子の許可も得て、みんな久しぶりに帰る家と家族を楽しみにして喜ぶ。
「おいおい、俺たちはどうするんだよ?」
「一哉とも話し合ったんだけど、塔子ちゃんたちは前回同様に私の家に泊まって。条介も勇気もリカちゃんも。部屋はまだ余ってるし、みんなで寝るなら和室とかなら大丈夫だよ」
「だったら今日の夕飯はうちに来いよ! 母ちゃんの肉じゃが最高にうまいんだぜ」
「俺、肉じゃが大好きです!」
「俺はきら~い」
立向居と木暮がそれぞれ答えると、リカはふと疑問に思った。
「なあ、ハニーの家なのになんでダーリンと話し合ったん? 話し合うなら親やろ?」
「私、両親が亡くなって家族がいないんだ」
「ご、ごめん……」
「気にしないで。だから今は一哉と一緒に住んでるの」
「「なっ!?」」
綱海と立向居が驚く中、リカはさらに爆弾発言を落とした。
「せやったら、ハニーはダーリンと『同棲』しとるちゅーわけなん!?」
「リカ!」
「一之瀬ぇ! お前ズルいぞ!」
「どどどど同棲っ!? いいい一之瀬さんと、みみみ瑞貴さんが!?」
一之瀬が止めようとしたが時既に遅し。綱海が物凄い形相で追いかけて来たのでそれから逃げ出す。ちなみに立向居は顔が真っ赤になっている。
「そういえば瑞貴が前に持ってきてくれた温野菜のサラダにミニコロッケもうまかったな~」
「じゃあ今日はポテトサラダでも持って行こうか? 病院のみんなにも会いたいし、それしか作れないけど」
「やった! きっとポテトサラダもうまいんだろうな~。そうだ、帰る前に作ったアップルパイも持ってくるのか!?」
「あれは入院しているみんな用なの。また次の機会に作ってあげるから」
追いかけっこしてる二人を余所に、円堂と瑞貴はほのぼのと会話していた。
「っ!」
「どうした? 吹雪?」
「「ん?」」
ドッカ――ンッ!!
何かに気づいた吹雪に土門が声をかけると上を見上げた。それに円堂と瑞貴も続くと、何かが空から落下して眩しいほどの青い閃光を放った。