凍てつく闇・ダイヤモンドダスト!!
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沖縄の大海原中で綱海条介を仲間に加え、イプシロン改と試合する雷門イレブン。
究極奥義の未完成を理解した円堂守、必殺技の新たな進化に成功した井上瑞貴、そしてパワーアップして帰ってきた豪炎寺修也。この三人の活躍でイプシロン改に見事勝利した。
だが、イプシロン改はエイリア学園マスターランクチーム・ダイヤモンドダストのキャプテン、ガゼルによって追放されてしまった。
「ダイヤモンドダストのガゼル……。いったいあとどれくらいエイリア学園にはチームがあるんだ……?」
シュンッ!
また現れたエイリア学園のチームに鬼道有人たちが戸惑う中、その空気を壊すように彼らの間をボールが通り過ぎた。前を見ると構えた様子からして投げたのは円堂で、隣にいる瑞貴も笑っていた。
「豪炎寺!」
「修也!」
「円堂……。瑞貴……」
振り向くとさっき飛んできたボールを受け止めたのは豪炎寺。彼は今まで離れて今更戻ってきたことに困惑しているようだ。だけどそれも壁山塀吾郎と鬼道の間に来た円堂と瑞貴が吹き飛ばしてくれる。
「わかってるって!」
「ここにいるだけで充分だよ」
言葉にしなくてもわかってくれる二人に、豪炎寺はフッと笑うとボールを円堂に向けて蹴り返した。それを受け止めた円堂は瑞貴を見ると、彼女も頷き、二人は豪炎寺に向かって輝かしい笑顔を向ける。
「「お帰り、豪炎寺/修也!」」
「みんな……!」
円堂や瑞貴だけじゃない。これまで戦ってきたメンバーも笑っており、離脱したあとのメンバーは戸惑っているが、彼を知る立向居勇気は豪炎寺が帰って来たことに喜んでいる。
「待たせやがって!」
「ホントっスよ!」
嬉しそうに笑う土門飛鳥と涙ぐむ壁山、鬼道と一之瀬一哉は顔を見合わせて頷く。
「ありがとう! ――監督」
豪炎寺はみんなに礼を言ったあと吉良瞳子に体を向ける。試合はともかく彼が戻ってきたことに瞳子がどう反応するか、何もかも知っている瑞貴を除いてチームに緊張が走る。
「お帰りなさい。豪炎寺くん」
「「「「「!」」」」」
「ありがとうございました!」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
瞳子も快く迎えてくれたことに喜ぶのも束の間、豪炎寺は瞳子に向かって礼を言ったのだ。彼に離脱するように指示したのは瞳子なのに、文句どころか感謝した豪炎寺にみんな驚いた。
「あのとき、監督が行かせてくれなかったら、俺はあいつらの仲間に引き込まれていたかもしれません」
「さあ、何のことかしら?」
「監督……!」
瞳子が訳もなく豪炎寺を離脱させたわけじゃないと知り、円堂は顔を綻ばすが、一之瀬はある疑問が出る。それはみんなも同じだろう。
「『あいつら』って?」
「――そいつは俺が説明しよう」
「刑事さん!?」
第三者の声に全員反応すると、現れたのは顔見知りの刑事である鬼瓦源五郎、そして沖縄で知り合った土方雷電だ。
「豪炎寺が姿を消したのには訳がある。――妹さんが人質状態になってたんだ」
「えっ!? 夕香ちゃんが……」
「エイリア学園に賛同する者と自称する奴らが、妹さんを利用して仲間になるように脅してきたんだ」
「そうだったのか……。でも、ひと言言ってくれれば――」
「言えなかったんだよ。口止めされたんだ。『もし話したら妹さんがどうなるか』ってな。だから我々はチャンスを待つことにした。時が来るまで豪炎寺をそいつに預けてな」
鬼瓦が親指を立てて指したのは土方だった。
究極奥義の未完成を理解した円堂守、必殺技の新たな進化に成功した井上瑞貴、そしてパワーアップして帰ってきた豪炎寺修也。この三人の活躍でイプシロン改に見事勝利した。
だが、イプシロン改はエイリア学園マスターランクチーム・ダイヤモンドダストのキャプテン、ガゼルによって追放されてしまった。
「ダイヤモンドダストのガゼル……。いったいあとどれくらいエイリア学園にはチームがあるんだ……?」
シュンッ!
また現れたエイリア学園のチームに鬼道有人たちが戸惑う中、その空気を壊すように彼らの間をボールが通り過ぎた。前を見ると構えた様子からして投げたのは円堂で、隣にいる瑞貴も笑っていた。
「豪炎寺!」
「修也!」
「円堂……。瑞貴……」
振り向くとさっき飛んできたボールを受け止めたのは豪炎寺。彼は今まで離れて今更戻ってきたことに困惑しているようだ。だけどそれも壁山塀吾郎と鬼道の間に来た円堂と瑞貴が吹き飛ばしてくれる。
「わかってるって!」
「ここにいるだけで充分だよ」
言葉にしなくてもわかってくれる二人に、豪炎寺はフッと笑うとボールを円堂に向けて蹴り返した。それを受け止めた円堂は瑞貴を見ると、彼女も頷き、二人は豪炎寺に向かって輝かしい笑顔を向ける。
「「お帰り、豪炎寺/修也!」」
「みんな……!」
円堂や瑞貴だけじゃない。これまで戦ってきたメンバーも笑っており、離脱したあとのメンバーは戸惑っているが、彼を知る立向居勇気は豪炎寺が帰って来たことに喜んでいる。
「待たせやがって!」
「ホントっスよ!」
嬉しそうに笑う土門飛鳥と涙ぐむ壁山、鬼道と一之瀬一哉は顔を見合わせて頷く。
「ありがとう! ――監督」
豪炎寺はみんなに礼を言ったあと吉良瞳子に体を向ける。試合はともかく彼が戻ってきたことに瞳子がどう反応するか、何もかも知っている瑞貴を除いてチームに緊張が走る。
「お帰りなさい。豪炎寺くん」
「「「「「!」」」」」
「ありがとうございました!」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
瞳子も快く迎えてくれたことに喜ぶのも束の間、豪炎寺は瞳子に向かって礼を言ったのだ。彼に離脱するように指示したのは瞳子なのに、文句どころか感謝した豪炎寺にみんな驚いた。
「あのとき、監督が行かせてくれなかったら、俺はあいつらの仲間に引き込まれていたかもしれません」
「さあ、何のことかしら?」
「監督……!」
瞳子が訳もなく豪炎寺を離脱させたわけじゃないと知り、円堂は顔を綻ばすが、一之瀬はある疑問が出る。それはみんなも同じだろう。
「『あいつら』って?」
「――そいつは俺が説明しよう」
「刑事さん!?」
第三者の声に全員反応すると、現れたのは顔見知りの刑事である鬼瓦源五郎、そして沖縄で知り合った土方雷電だ。
「豪炎寺が姿を消したのには訳がある。――妹さんが人質状態になってたんだ」
「えっ!? 夕香ちゃんが……」
「エイリア学園に賛同する者と自称する奴らが、妹さんを利用して仲間になるように脅してきたんだ」
「そうだったのか……。でも、ひと言言ってくれれば――」
「言えなかったんだよ。口止めされたんだ。『もし話したら妹さんがどうなるか』ってな。だから我々はチャンスを待つことにした。時が来るまで豪炎寺をそいつに預けてな」
鬼瓦が親指を立てて指したのは土方だった。