復活の爆炎!!
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瑞貴も円堂を見ると、隣で何か迷っている立向居に顔を向ける。
「勇気。さっきから守に何か言いたいことがあるんでしょ?」
「えっ。あ、はい。正義の鉄拳のことで……。試合中にも、最初見たときのように違和感があって……」
「うん。それは私も同じ。だからそれを伝えに行こう。そろそろ後半が始まるし」
「はい」
瑞貴が今まで座り込んでいた腰を上げると、立向居も続くように立ち上がる。
「何が足りないっていうんだ? 俺はどうすれば……」
「守」
「円堂さん」
呼ばれたので振り向くと、瑞貴と立向居がいた。
「後半が始まるよ」
「あ、ああ」
「円堂さん、感じたことを言ってもいいですか?」
「ああ。なんだ?」
少し戸惑う立向居は瑞貴を見ると、彼女は微笑んで頷いていた。まるで背中を押してくれるかのように。立向居は決意して改めて円堂を見て話す。
「正義の鉄拳はスゴい技です。見ていても、欠点があると思えません。ただ……」
「ただ?」
「初めてマジン・ザ・ハンドを見たとき、あまりのスゴさに雷みたいな衝撃が体を走ったんです。でも、正義の鉄拳にはそんな衝撃みたいなものを感じませんでした。なんというか、ライオンはライオンでも、まだ子供を見ているとでもいうか……」
「子供……」
「すみません。感覚的なことしか言えなくて」
「いや、立向居ありがとう。後半、がんばろうぜ! 絶対勝とうな!」
「はい!」
円堂に肩を叩かれて立向居は笑顔になる。どっちが励ましに来たんだか、と瑞貴は密かに思った。
立向居が先にピッチに行くと、円堂は瑞貴にも訊いてみる。
「瑞貴、お前もそんな感じがしたのか?」
「私はちょっと違うかな」
「えっ?」
「なんというか、無限の強さがある気がしたの。私のスプリングキャノンみたいに」
「無限の強さ……」
円堂は再度呟くと、瑞貴に「早くポジションに着くよ」と言われたのですぐに向かった。
そして両チームポジションに着き、後半は雷門からのキックオフ。
「ここまでだ。私のお前たちに対する興味は井上瑞貴だけとなった。よって――今からお前たちを潰しに行く。覚悟しろ」
「勇気。さっきから守に何か言いたいことがあるんでしょ?」
「えっ。あ、はい。正義の鉄拳のことで……。試合中にも、最初見たときのように違和感があって……」
「うん。それは私も同じ。だからそれを伝えに行こう。そろそろ後半が始まるし」
「はい」
瑞貴が今まで座り込んでいた腰を上げると、立向居も続くように立ち上がる。
「何が足りないっていうんだ? 俺はどうすれば……」
「守」
「円堂さん」
呼ばれたので振り向くと、瑞貴と立向居がいた。
「後半が始まるよ」
「あ、ああ」
「円堂さん、感じたことを言ってもいいですか?」
「ああ。なんだ?」
少し戸惑う立向居は瑞貴を見ると、彼女は微笑んで頷いていた。まるで背中を押してくれるかのように。立向居は決意して改めて円堂を見て話す。
「正義の鉄拳はスゴい技です。見ていても、欠点があると思えません。ただ……」
「ただ?」
「初めてマジン・ザ・ハンドを見たとき、あまりのスゴさに雷みたいな衝撃が体を走ったんです。でも、正義の鉄拳にはそんな衝撃みたいなものを感じませんでした。なんというか、ライオンはライオンでも、まだ子供を見ているとでもいうか……」
「子供……」
「すみません。感覚的なことしか言えなくて」
「いや、立向居ありがとう。後半、がんばろうぜ! 絶対勝とうな!」
「はい!」
円堂に肩を叩かれて立向居は笑顔になる。どっちが励ましに来たんだか、と瑞貴は密かに思った。
立向居が先にピッチに行くと、円堂は瑞貴にも訊いてみる。
「瑞貴、お前もそんな感じがしたのか?」
「私はちょっと違うかな」
「えっ?」
「なんというか、無限の強さがある気がしたの。私のスプリングキャノンみたいに」
「無限の強さ……」
円堂は再度呟くと、瑞貴に「早くポジションに着くよ」と言われたのですぐに向かった。
そして両チームポジションに着き、後半は雷門からのキックオフ。
「ここまでだ。私のお前たちに対する興味は井上瑞貴だけとなった。よって――今からお前たちを潰しに行く。覚悟しろ」