復活の爆炎!!
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イプシロン改が現れ、雷門イレブンは彼らと試合することになった。だが、吹雪士郎はデザームから『必要ない』と言われ、士郎としてもアツヤとしても存在意義がなくなったことに精神が壊れてしまい、試合ができなくなってしまう。
井上瑞貴が強化したスプリングキャノンもあと一歩及ばず、さらに円堂守が身につけた正義の鉄拳も、ゼルとポジションチェンジしてFWとなったデザームのグングニルに破られてしまった。
前半が終了し、両チームはそれぞれのベンチに戻る。木野秋や音無春奈からドリンクとタオルを受け取りつつも、雷門イレブンはなんともいえない重い空気が漂っている。
(何故だ……じいちゃん……。何故なんだ……? 正義の鉄拳は最強のキーパー技じゃなかったのか? 『パッと開かず、グッと握って、ダン、ギューン、ドカーン』……出し方はあれでいいはずなんだ。なのに…何故……あれじゃ完成じゃないっていうのか? なんだ? 一体何が足りないんだ? じいちゃん……!)
「円堂さん……」
円堂大介の裏ノートを握りしめて、円堂が考え込んでいるのを、立向居勇気を始め雷門イレブンは見ていた。正義の鉄拳が破られて一番ショックを受けているのは彼なのだから。
「なぁに! 正義の鉄拳が通用しねぇなら、その分俺たちががんばりゃいいだけだ! だろ!?」
「そ、そうっスよ! 俺、がんばるっス!」
綱海条介が胡座(アグラ)をかいた足を叩いて気持ちを切り替えると、壁山塀吾郎も財前塔子も同意するようにやる気を出して頷く。
しかし問題はもう一つある。
「でも、点を取らなければ勝てない……」
一之瀬一哉の言う通り、守り続けても点が取れないと意味はない。
雷門のシュート技は防がれ、頭にタオルを被ってうつむいている吹雪は試合に参加できず、瑞貴も守りに徹さないといけない状態になった。
「チャンスがあれば、積極的にシュートを狙っていこう。今、キーパーをしているゼルが、デザームより実力が劣るとすれば、俺たちにもゴールチャンスがあるはずだ。必ず点を取ろう。そして勝つんだ!」
鬼道有人の指示に全員が頷いた。すると次に瑞貴に顔を向けたので彼女もそれに気づいた。
「すまない瑞貴。頼らず戦うと決めたのに、結局お前にも負担をかけさせる」
「何言ってんの! 私だってせっかく強化したスプリングキャノンを止められ続けて悔しいもん。だから、チャンスが来るまでは守りに参加するよ!」
グッと拳を握る瑞貴。自分を受け入れてくれるみんながいるからこそ、まだまだやれる。
雷門夏未はそばにいる吉良瞳子に問いかける。
「試合を続けますか?」
「……ええ」
壁にぶつかっている吹雪、円堂、瑞貴。瞳子は彼らを見る。
「この危機を乗り越えられればチームはもっと強くなる。エイリア学園を倒すために成長してもらわなくては」
井上瑞貴が強化したスプリングキャノンもあと一歩及ばず、さらに円堂守が身につけた正義の鉄拳も、ゼルとポジションチェンジしてFWとなったデザームのグングニルに破られてしまった。
前半が終了し、両チームはそれぞれのベンチに戻る。木野秋や音無春奈からドリンクとタオルを受け取りつつも、雷門イレブンはなんともいえない重い空気が漂っている。
(何故だ……じいちゃん……。何故なんだ……? 正義の鉄拳は最強のキーパー技じゃなかったのか? 『パッと開かず、グッと握って、ダン、ギューン、ドカーン』……出し方はあれでいいはずなんだ。なのに…何故……あれじゃ完成じゃないっていうのか? なんだ? 一体何が足りないんだ? じいちゃん……!)
「円堂さん……」
円堂大介の裏ノートを握りしめて、円堂が考え込んでいるのを、立向居勇気を始め雷門イレブンは見ていた。正義の鉄拳が破られて一番ショックを受けているのは彼なのだから。
「なぁに! 正義の鉄拳が通用しねぇなら、その分俺たちががんばりゃいいだけだ! だろ!?」
「そ、そうっスよ! 俺、がんばるっス!」
綱海条介が胡座(アグラ)をかいた足を叩いて気持ちを切り替えると、壁山塀吾郎も財前塔子も同意するようにやる気を出して頷く。
しかし問題はもう一つある。
「でも、点を取らなければ勝てない……」
一之瀬一哉の言う通り、守り続けても点が取れないと意味はない。
雷門のシュート技は防がれ、頭にタオルを被ってうつむいている吹雪は試合に参加できず、瑞貴も守りに徹さないといけない状態になった。
「チャンスがあれば、積極的にシュートを狙っていこう。今、キーパーをしているゼルが、デザームより実力が劣るとすれば、俺たちにもゴールチャンスがあるはずだ。必ず点を取ろう。そして勝つんだ!」
鬼道有人の指示に全員が頷いた。すると次に瑞貴に顔を向けたので彼女もそれに気づいた。
「すまない瑞貴。頼らず戦うと決めたのに、結局お前にも負担をかけさせる」
「何言ってんの! 私だってせっかく強化したスプリングキャノンを止められ続けて悔しいもん。だから、チャンスが来るまでは守りに参加するよ!」
グッと拳を握る瑞貴。自分を受け入れてくれるみんながいるからこそ、まだまだやれる。
雷門夏未はそばにいる吉良瞳子に問いかける。
「試合を続けますか?」
「……ええ」
壁にぶつかっている吹雪、円堂、瑞貴。瞳子は彼らを見る。
「この危機を乗り越えられればチームはもっと強くなる。エイリア学園を倒すために成長してもらわなくては」