ノリノリ! リズムサッカー!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「頭、痛くなってきたわ……」
「右に同じく……」
夏未と瑞貴は人差し指をコメカミに当て、眉をしかめる。
「でも一番ノリがいいのは……あいつだぜ!」
綱海が指差したのは、垂れ幕がかかっているゴールの陰にいる、ヘッドホンをして音楽を聞きながら指と顔でリズムを取っている少年。
「紹介するぜ――音村楽也。チーム1のノリノリ男!」
「君たちのことは聞いてるよ、試合楽しみにしてるから」
音村は去ろうとしたが、視界に入った瑞貴に近づく。
「君、不思議なリズムを持ってるね」
「不思議なリズム?」
「そのリズムが試合でどう生かされるのか、楽しみだよ」
そう言って音村は今度こそ去って行った。彼の言っている意味がわからない瑞貴と円堂は顔を見合わせて首を傾げた。
「先に帰ってる」
「「夏未さん!」」
大海原中のノリについていけないので夏未は日傘を放り出しても帰ろうとすると、秋と春奈は慌てて止めた。
「タァッ!」
「角馬くん!?」
大きなココナッツから出てきたのは角馬圭太。雷門が試合しようとすればどこにでも現れるが、今回の登場の仕方に瑞貴は驚いた。
《雷門ファンのみなさん! お待たせしましたー! 本日はここ、南国沖縄の地から雷門中対ノリノリ大海原中の一戦をお送りします!》
雷門イレブンはベンチで鬼道の指示を元にミーティングを開始する。
「フォーメーションは瑞貴とリカの2TOP。立向居にはMFを頼む」
「はい!」
「久しぶりの試合でつかみにくいとは思うが、気負わずやってくれ」
「はい! がんばります!」
立向居の返事も確認し、全員肩を組んで円陣をとる。
「よーし、みんな! 気合いを入れていくぞ! 相手はちょっと変わってるが、戦うときはいつも真剣勝負だ!」
「私たちは私たちのサッカーで試合に臨もう!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「みんなー! がんばってねー!」
ベンチ入りとなった目金を残し、雷門イレブンはピッチに入る。
「こっちも行こうぜ! ノリノリでな!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
新入部員にも関わらず、三年生のせいか綱海の左腕にはキャプテンマークがあった。綱海の号令に大海原イレブンも気合いを入れてピッチに入る。
《両チームがポジションに着きました! まもなく試合開始です!》
「みんな――っ! ガンガンノってけよー! 大海原っ、アイヤ大海原!」
音頭の如くノリノリな大海原監督。夏未はゆっくりと立ち上がった。
「やっぱり帰るわ」
「「夏未さん!」」
再び秋と春奈は慌てて止めた。
ホイッスルが鳴り、大海原のキックオフで試合開始。
「みんなー! ノってくぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」」
綱海の号令と共にMF陣も上がり、池宮城は古謝秀範にパスをする。
古謝は二、三回ヘディングして東江にパスすると、今度は瑞貴がカットする前に東江がボールを受けたあと回転してオーバーヘッドで渡具知にパスする。
渡具知はヒールリフトでボールを浮かせると、頭に乗せてキープする。
「なんなんですか? あれ……」
春奈だけじゃなく、雷門は全員大海原のプレーを見て呆気に取られる。
「右に同じく……」
夏未と瑞貴は人差し指をコメカミに当て、眉をしかめる。
「でも一番ノリがいいのは……あいつだぜ!」
綱海が指差したのは、垂れ幕がかかっているゴールの陰にいる、ヘッドホンをして音楽を聞きながら指と顔でリズムを取っている少年。
「紹介するぜ――音村楽也。チーム1のノリノリ男!」
「君たちのことは聞いてるよ、試合楽しみにしてるから」
音村は去ろうとしたが、視界に入った瑞貴に近づく。
「君、不思議なリズムを持ってるね」
「不思議なリズム?」
「そのリズムが試合でどう生かされるのか、楽しみだよ」
そう言って音村は今度こそ去って行った。彼の言っている意味がわからない瑞貴と円堂は顔を見合わせて首を傾げた。
「先に帰ってる」
「「夏未さん!」」
大海原中のノリについていけないので夏未は日傘を放り出しても帰ろうとすると、秋と春奈は慌てて止めた。
「タァッ!」
「角馬くん!?」
大きなココナッツから出てきたのは角馬圭太。雷門が試合しようとすればどこにでも現れるが、今回の登場の仕方に瑞貴は驚いた。
《雷門ファンのみなさん! お待たせしましたー! 本日はここ、南国沖縄の地から雷門中対ノリノリ大海原中の一戦をお送りします!》
雷門イレブンはベンチで鬼道の指示を元にミーティングを開始する。
「フォーメーションは瑞貴とリカの2TOP。立向居にはMFを頼む」
「はい!」
「久しぶりの試合でつかみにくいとは思うが、気負わずやってくれ」
「はい! がんばります!」
立向居の返事も確認し、全員肩を組んで円陣をとる。
「よーし、みんな! 気合いを入れていくぞ! 相手はちょっと変わってるが、戦うときはいつも真剣勝負だ!」
「私たちは私たちのサッカーで試合に臨もう!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「みんなー! がんばってねー!」
ベンチ入りとなった目金を残し、雷門イレブンはピッチに入る。
「こっちも行こうぜ! ノリノリでな!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
新入部員にも関わらず、三年生のせいか綱海の左腕にはキャプテンマークがあった。綱海の号令に大海原イレブンも気合いを入れてピッチに入る。
《両チームがポジションに着きました! まもなく試合開始です!》
「みんな――っ! ガンガンノってけよー! 大海原っ、アイヤ大海原!」
音頭の如くノリノリな大海原監督。夏未はゆっくりと立ち上がった。
「やっぱり帰るわ」
「「夏未さん!」」
再び秋と春奈は慌てて止めた。
ホイッスルが鳴り、大海原のキックオフで試合開始。
「みんなー! ノってくぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」」
綱海の号令と共にMF陣も上がり、池宮城は古謝秀範にパスをする。
古謝は二、三回ヘディングして東江にパスすると、今度は瑞貴がカットする前に東江がボールを受けたあと回転してオーバーヘッドで渡具知にパスする。
渡具知はヒールリフトでボールを浮かせると、頭に乗せてキープする。
「なんなんですか? あれ……」
春奈だけじゃなく、雷門は全員大海原のプレーを見て呆気に取られる。