ノリノリ! リズムサッカー!!
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「瑞貴、ちょっと動くなよ」
「えっ?」
綱海は瑞貴の頭に先ほどのハイビスカスを差した。
「おっ、やっぱ似合うな。瑞貴、可愛いぜ」
「あ、ありがとう」
直球に褒められて瑞貴は顔が赤くなる。すると鬼道が瑞貴の手を取って奥に進んでいく。
「さっさと行くぞ。向こうのチームを待たせてるからな」
「えっ、ちょっ」
「……なるほど」
鬼道の行動を見て綱海は察する。瑞貴がハイビスカスを付けているので、それを見た一之瀬、土門、吹雪、立向居、円堂が賞賛する。
「ライバルは結構多そうだな~」
こればっかりは綱海のノリでも通じるかわからないようだ。
そして全員サッカーグラウンドに足を踏み入れたが……。
「で。肝心のサッカー部は、どこにいるんだ?」
「そういえば、誰もいないですね」
グラウンドには雷門イレブンと瞳子と綱海以外、人っ子一人いないのだ。
ピュ~……ドーン! ドーン!
「サプラ――イズ!!」
「「「サプラーイズ!!」」」
「「「サプラーイズ!!」」」
突然花火が上がったかと思うと、ハワイアンの格好をした男性に加え、綱海と同じユニフォームを着た少年少女が集まった。ゴールにかかった大きな垂れ幕には『歓迎! 雷門中』と海の絵と共に描かれている。
あまりの迫力とノリに、雷門イレブンは唖然となった。
「驚いた? 驚いた?」
ノリノリで円堂や瑞貴やみんなに聞く男性に、雷門夏未はイラついているのか体を震わせる。
「……この人が監督?」
「いいノリしてんだろ?」
「確かにこの人なら、大会の日忘れちゃうかも……」
普通は有り得ない、と思うことでもこの人ならアリだろう。大海原監督を実際に見て秋も納得した。
ふと大海原監督は瞳子を見つけると、心なしか頬が赤くなって挨拶に行く。瞳子は美人なので、当然といえば当然かもしれないが。
「おぉ~監督さんですな!? いやいやいや光栄だな! こんな所で会えるなんて~! あのフットボールフロンティアでの見事な采配!」
「「「「「えっ?」」」」」
大海原監督の言葉に、円堂と瑞貴とマネージャーたちは疑問に思った。瞳子が監督として入ったのはエイリア学園が現れてから。フットボールフロンティアのときは別の監督である。
「見てましたよ、見てましたよ。まさに監督の鑑! ぜひ、聞かせてほしいですな~。星空でも見ながら、優勝監督の監督論!」
「それはどうも。響木監督には、私からちゃんと伝えておきますので」
「響木監督? …………あっ!」
冷静に返した瞳子の言葉に、大海原監督は自分の失態に気づき顔を青ざめた。そう、フットボールフロンティア時の監督は瞳子ではなく響木正剛である。
「俺としたことが、あまりにも似てたんで間違えちゃいましたよ! ハッハッハ!」
全く似ていない、円堂と瑞貴とマネージャーたちは同じことを思った。
「うわあー!」
どこからか叫び声が聞こえたかと思うと、大海原中の池宮城波留が巨大シーサーの被り物を見て驚いている。
しかし被っている本人は雷門のユニフォームで小柄、さらにこんなことするのは一人しかいないので、誰かわかった春奈はすぐに被り物を取る。
「もう!」
「ウッシッシッシ」
案の定、木暮だった。そのとき夏未が綱海にチームメイトのことを訊いてみる。
「あなたたちのチームって、こんな人ばかりなの?」
「ああ。みんな毎日ノリノリだからな!」
綱海曰わく――宜保兼勝は毎日親父の船に『乗って』、東江矢須雄が『乗ってる』のは耕運機、渡具知雅洋の家は『ノリ』山町、平良潜の母は『海苔』屋の『ノリ』子。
結果としてリズムのノリノリではなく、ノリならなんでもいい感じだ。
「えっ?」
綱海は瑞貴の頭に先ほどのハイビスカスを差した。
「おっ、やっぱ似合うな。瑞貴、可愛いぜ」
「あ、ありがとう」
直球に褒められて瑞貴は顔が赤くなる。すると鬼道が瑞貴の手を取って奥に進んでいく。
「さっさと行くぞ。向こうのチームを待たせてるからな」
「えっ、ちょっ」
「……なるほど」
鬼道の行動を見て綱海は察する。瑞貴がハイビスカスを付けているので、それを見た一之瀬、土門、吹雪、立向居、円堂が賞賛する。
「ライバルは結構多そうだな~」
こればっかりは綱海のノリでも通じるかわからないようだ。
そして全員サッカーグラウンドに足を踏み入れたが……。
「で。肝心のサッカー部は、どこにいるんだ?」
「そういえば、誰もいないですね」
グラウンドには雷門イレブンと瞳子と綱海以外、人っ子一人いないのだ。
ピュ~……ドーン! ドーン!
「サプラ――イズ!!」
「「「サプラーイズ!!」」」
「「「サプラーイズ!!」」」
突然花火が上がったかと思うと、ハワイアンの格好をした男性に加え、綱海と同じユニフォームを着た少年少女が集まった。ゴールにかかった大きな垂れ幕には『歓迎! 雷門中』と海の絵と共に描かれている。
あまりの迫力とノリに、雷門イレブンは唖然となった。
「驚いた? 驚いた?」
ノリノリで円堂や瑞貴やみんなに聞く男性に、雷門夏未はイラついているのか体を震わせる。
「……この人が監督?」
「いいノリしてんだろ?」
「確かにこの人なら、大会の日忘れちゃうかも……」
普通は有り得ない、と思うことでもこの人ならアリだろう。大海原監督を実際に見て秋も納得した。
ふと大海原監督は瞳子を見つけると、心なしか頬が赤くなって挨拶に行く。瞳子は美人なので、当然といえば当然かもしれないが。
「おぉ~監督さんですな!? いやいやいや光栄だな! こんな所で会えるなんて~! あのフットボールフロンティアでの見事な采配!」
「「「「「えっ?」」」」」
大海原監督の言葉に、円堂と瑞貴とマネージャーたちは疑問に思った。瞳子が監督として入ったのはエイリア学園が現れてから。フットボールフロンティアのときは別の監督である。
「見てましたよ、見てましたよ。まさに監督の鑑! ぜひ、聞かせてほしいですな~。星空でも見ながら、優勝監督の監督論!」
「それはどうも。響木監督には、私からちゃんと伝えておきますので」
「響木監督? …………あっ!」
冷静に返した瞳子の言葉に、大海原監督は自分の失態に気づき顔を青ざめた。そう、フットボールフロンティア時の監督は瞳子ではなく響木正剛である。
「俺としたことが、あまりにも似てたんで間違えちゃいましたよ! ハッハッハ!」
全く似ていない、円堂と瑞貴とマネージャーたちは同じことを思った。
「うわあー!」
どこからか叫び声が聞こえたかと思うと、大海原中の池宮城波留が巨大シーサーの被り物を見て驚いている。
しかし被っている本人は雷門のユニフォームで小柄、さらにこんなことするのは一人しかいないので、誰かわかった春奈はすぐに被り物を取る。
「もう!」
「ウッシッシッシ」
案の定、木暮だった。そのとき夏未が綱海にチームメイトのことを訊いてみる。
「あなたたちのチームって、こんな人ばかりなの?」
「ああ。みんな毎日ノリノリだからな!」
綱海曰わく――宜保兼勝は毎日親父の船に『乗って』、東江矢須雄が『乗ってる』のは耕運機、渡具知雅洋の家は『ノリ』山町、平良潜の母は『海苔』屋の『ノリ』子。
結果としてリズムのノリノリではなく、ノリならなんでもいい感じだ。