ノリノリ! リズムサッカー!!
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炎のストライカーを求めて、沖縄にやってきた雷門イレブン。
ある日、阿夏遠島で知り合ったサーファーの綱海条介が、サーフィンをしながら井上瑞貴や円堂守たちがいるフィールドに飛んできた。そして例の如く、サーフボードも綱海の横に突き刺さった。
「よっ! 探したぜ。瑞貴! 円堂!」
「綱海!」
「ちょっと危ないじゃないですか! いきなりこんなモンで飛んできて!」
駆け寄る円堂の前に、目金欠流が綱海のサーフボードを叩いて抗議する。あと一歩前に出ていたらサーフボードが彼に突き刺さっていたかもしれないので、当然だろう。
「ワリーワリー。お前ら見たら、すっ飛んで来たくなってな」
「ったくもう」
目金が口を尖(トガ)らせると、それにお構いなく綱海は瑞貴に振り向く。
「会いたかったぜ! 瑞貴ー!」
「えっ?」
「「「「「あ――っ!!」」」」」
なんと綱海は瑞貴に抱きついてきた。いきなりのことに瑞貴は状況を飲み込めずにいると、円堂たちは驚き、鬼道有人と浦部リカが即座に引っ剥がした。
「何抱きついてるんだ」
「せや! ハニーはうちのモンやで!」
「リカちゃん! 誤解を招く言い方しないで!」
「実はよ、俺瑞貴に惚れちまったんだ」
…………。
「「「「「ええぇぇえええぇぇ!?」」」」」
あっさりと言った言葉に円堂たちはさらに驚き、綱海は真っ赤になっている瑞貴の両手を握る。
「これはノリじゃねぇ。俺は本気で瑞貴のことが好きなんだ。俺とつき合うことを考えてくれ」
「あっ、はい……」
瑞貴は綱海のことを兄のように思っていたため、まさかの告白に戸惑ってしまう。
すると吹雪士郎が握っている綱海の手を笑顔で離し、瑞貴を背後に隠す。というか笑顔が黒いので全く笑ってないが。
「それより、何か用事があるんじゃないの?」
「ああ、そうそう。円堂、俺たちのチームとサッカーやらねぇか?」
「俺たちのチーム?」
綱海はどこからか取り出した服に着替える。それは水色をベースにして白のラインがあり、胸元には『海』と書かれているが、ユニフォームのようだ。
「俺、サッカー部に入ってよ」
「えっ」
「「「「「サッカー部にぃ!?」」」」」
「この前なんか面白かったしな。まあノリだよノリ」
「ノリって……」
初めて会ったときはサッカーに興味すら示さなかったのに、一緒にやって数日も経たないうちにサッカー部に入った綱海。木野秋は呆れ気味に言う。
「で、みんなにお前らのこと話したら、それはフットボールフロ……なんとかで優勝した雷門中に違いないってことになって、どうしても試合したいって聞かなくってよぉ」
綱海はともかく、彼の入ったサッカー部は全国大会優勝校と試合する機会なんて滅多にないからやりたいのだろう。
「なっ、いいだろ円堂? 俺の顔を立てると思ってさ。それに……俺もお前らともう一回サッカーがしたいんだ」
「綱海……もちろんさ! なっ、みんな!」
「「「「「ああ/うん/はいっス!」」」」」
「サッカーなら、喜んで相手するよ!」
サッカーに反応して、瑞貴は吹雪のうしろから出ると嬉しそうに円堂の隣に並ぶ。彼女も結局はサッカーバカなのだろう。しかし――。
「その試合、許可できません」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
吉良瞳子から出されたまさかの却下に、雷門イレブンは驚いて振り返る。
「何? この人?」
初対面の綱海は財前塔子にに耳打ちしながら訊く。
「あたしたちの監督」
「監督? なんかノリ悪そうな顔してんな~」
「みんな、昨日のこと忘れたわけじゃないでしょうね」
「昨日のこと……」
木暮夕弥を始め全員が思い返す。
昨日、雷門イレブンの前に現れたのは、エイリア学園の新たなチーム、プロミネンスのキャプテン・バーンだ。しかもジェネシスと同格の実力を持つ。
「私たちの前には次々と強い敵が現れている。そんななんの練習にもならない地元チームと試合して、遊んでいる暇はないはずよ」
「よおよお、監督さんよぉ。『なんの練習にもならない』ってのは、ちょっと言い過ぎじゃねぇか? こう見えても大海原中は、沖縄じゃピカイチ! フットボールフロ……なんとかにも出るはずだったんだぜ」
「フットボールフロンティアに!?」
瞳子に臆すことなく言った綱海の言葉に、一之瀬一哉は反応する。
ある日、阿夏遠島で知り合ったサーファーの綱海条介が、サーフィンをしながら井上瑞貴や円堂守たちがいるフィールドに飛んできた。そして例の如く、サーフボードも綱海の横に突き刺さった。
「よっ! 探したぜ。瑞貴! 円堂!」
「綱海!」
「ちょっと危ないじゃないですか! いきなりこんなモンで飛んできて!」
駆け寄る円堂の前に、目金欠流が綱海のサーフボードを叩いて抗議する。あと一歩前に出ていたらサーフボードが彼に突き刺さっていたかもしれないので、当然だろう。
「ワリーワリー。お前ら見たら、すっ飛んで来たくなってな」
「ったくもう」
目金が口を尖(トガ)らせると、それにお構いなく綱海は瑞貴に振り向く。
「会いたかったぜ! 瑞貴ー!」
「えっ?」
「「「「「あ――っ!!」」」」」
なんと綱海は瑞貴に抱きついてきた。いきなりのことに瑞貴は状況を飲み込めずにいると、円堂たちは驚き、鬼道有人と浦部リカが即座に引っ剥がした。
「何抱きついてるんだ」
「せや! ハニーはうちのモンやで!」
「リカちゃん! 誤解を招く言い方しないで!」
「実はよ、俺瑞貴に惚れちまったんだ」
…………。
「「「「「ええぇぇえええぇぇ!?」」」」」
あっさりと言った言葉に円堂たちはさらに驚き、綱海は真っ赤になっている瑞貴の両手を握る。
「これはノリじゃねぇ。俺は本気で瑞貴のことが好きなんだ。俺とつき合うことを考えてくれ」
「あっ、はい……」
瑞貴は綱海のことを兄のように思っていたため、まさかの告白に戸惑ってしまう。
すると吹雪士郎が握っている綱海の手を笑顔で離し、瑞貴を背後に隠す。というか笑顔が黒いので全く笑ってないが。
「それより、何か用事があるんじゃないの?」
「ああ、そうそう。円堂、俺たちのチームとサッカーやらねぇか?」
「俺たちのチーム?」
綱海はどこからか取り出した服に着替える。それは水色をベースにして白のラインがあり、胸元には『海』と書かれているが、ユニフォームのようだ。
「俺、サッカー部に入ってよ」
「えっ」
「「「「「サッカー部にぃ!?」」」」」
「この前なんか面白かったしな。まあノリだよノリ」
「ノリって……」
初めて会ったときはサッカーに興味すら示さなかったのに、一緒にやって数日も経たないうちにサッカー部に入った綱海。木野秋は呆れ気味に言う。
「で、みんなにお前らのこと話したら、それはフットボールフロ……なんとかで優勝した雷門中に違いないってことになって、どうしても試合したいって聞かなくってよぉ」
綱海はともかく、彼の入ったサッカー部は全国大会優勝校と試合する機会なんて滅多にないからやりたいのだろう。
「なっ、いいだろ円堂? 俺の顔を立てると思ってさ。それに……俺もお前らともう一回サッカーがしたいんだ」
「綱海……もちろんさ! なっ、みんな!」
「「「「「ああ/うん/はいっス!」」」」」
「サッカーなら、喜んで相手するよ!」
サッカーに反応して、瑞貴は吹雪のうしろから出ると嬉しそうに円堂の隣に並ぶ。彼女も結局はサッカーバカなのだろう。しかし――。
「その試合、許可できません」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
吉良瞳子から出されたまさかの却下に、雷門イレブンは驚いて振り返る。
「何? この人?」
初対面の綱海は財前塔子にに耳打ちしながら訊く。
「あたしたちの監督」
「監督? なんかノリ悪そうな顔してんな~」
「みんな、昨日のこと忘れたわけじゃないでしょうね」
「昨日のこと……」
木暮夕弥を始め全員が思い返す。
昨日、雷門イレブンの前に現れたのは、エイリア学園の新たなチーム、プロミネンスのキャプテン・バーンだ。しかもジェネシスと同格の実力を持つ。
「私たちの前には次々と強い敵が現れている。そんななんの練習にもならない地元チームと試合して、遊んでいる暇はないはずよ」
「よおよお、監督さんよぉ。『なんの練習にもならない』ってのは、ちょっと言い過ぎじゃねぇか? こう見えても大海原中は、沖縄じゃピカイチ! フットボールフロ……なんとかにも出るはずだったんだぜ」
「フットボールフロンティアに!?」
瞳子に臆すことなく言った綱海の言葉に、一之瀬一哉は反応する。