炎のストライカー!
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その夜――円堂は正義の鉄拳の、瑞貴はスプリングキャノンの特訓をしていた。
円堂には鬼道と立向居、瑞貴にはリカと塔子がついて協力してくれている。
「パッと開かず、グッと握って、ダン! ギューン! ドカーン!」
鬼道のシュートを円堂は正義の鉄拳を撃つが、毎回エネルギーが消えるので普通のパンチングと変わらない。
「スプリングキャノン!」
瑞貴は反対のゴールに向けてスプリングキャノンを撃つが、威力は今までと変わらずゴールに入る。見た感じでは完成しているようだが、全然パワーアップしてないことに納得できない。
思い返すのは、バーンが南雲としてテストをしたときだった。空中戦が得意な彼は着地してすぐにジャンプする素早さもある。
一度オーバーヘッドでボールを落としたとき、彼のあの動きで二度目のシュートする前にボールを取られたら終わりだ。
(あのときは初めてジェネシスに撃てたけど、奴らもさすがに見切っているだろうし……)
「ハニー、うまくいかへんの?」
「一回で決めたらいいんじゃないのか?」
「それが私も大阪にいたとき何度も試したんだけど、ただオーバーヘッドシュートしたら未完成のままで終わるんだよね」
「まあ焦らずいこうや!」
「そうだな。急いだっていいことないって」
「……うん、ありがとう」
リカと塔子から励まされ、瑞貴は少し微笑んだ。
「瑞貴、もう遅い。そろそろ切り上げるぞ」
「わかった」
鬼道の指示で特訓は終了になった。
円堂と瑞貴と鬼道はジャージに着替えたあと、キャラバンの屋根の上に乗って星を見ていた。
「奴ら、豪炎寺のことを知っていたな。『仲間に』と言っていた」
「エイリア学園の中には、人間もいるということなのかもしれないね」
「豪炎寺がチームを外れたのは、そのためかな?」
「敵から接触されたことで、俺たちに迷惑がかかると考えたのかもな」
すると円堂は落ち込んで顔をうつむける。
「……俺、あいつの気持ちわかってなかったのかも。なのにノンキに『帰ってこいよ』なんて言って……本当、バカだ」
「私は、そんなことないと思うよ」
「えっ?」
星を見ながら呟く瑞貴を、円堂と鬼道は見る。
「修也は嬉しかったんじゃないかな。帰る場所が雷門(ココ)にあるってちゃんと守は伝えてくれたんだもん。今でも心の支えになってると思うよ」
「瑞貴……」
「帰る場所があるのは、とってもステキなことだよ」
「そうだな」
「……あーもう!」
円堂は思いっきり叫んだかと思えば、両手を後頭部に当てて寝転がる。
「会いたいなぁ……」
「俺もだ」
「私も」
鬼道も瑞貴も円堂に倣(ナラ)うように両手を後頭部に当てて寝転がった。
「俺、あいつと思いっきりサッカーがやりたい……」
「うん。そうだね……」
☆☆☆☆☆
次の日。今日もよく晴れたので絶好の練習日和だ。
「さあ! 今日も張り切って特訓だ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「炎のストライカー探しは、私たちに任せて」
「うん。お願い!」
今回は選手が特訓に励み、マネージャーたちは炎のストライカーの情報を集めることにした。
「じゃあ私たちも、張り切っていきましょう!」
「はぁ……」
元気よく言う春奈に対し、夏未は炎天下の中で動きたくないようで溜息をつく。
「オーッス!」
「土方!」
土方に気づいた円堂が声を上げると、彼はグラウンドに降りてきて背負っていた籠をベンチに置いた。中には野菜がギッシリ詰まっている。
「よかったら食ってくれ! うちの畑で取れた新鮮野菜だ!」
「おぉ、助かるねぇ」
古株が籠を持って運び出し、円堂と瑞貴は土方にお礼を言う。
「ありがとう、土方」
「とってもおいしそうだね」
「なぁに。地球を守ってもらってるんだ。いつも元気でいてもらわないとな!」
「瑞貴――っ!! 円堂――っ!!」
「「ん?」」
突然聞こえた声に、瑞貴と円堂を始め雷門イレブンが振り向く。
「イーヤッホウ!!」
「条介!」
「綱海!」
阿夏遠島で知り合った綱海条介が、サーフィンをしながら波に乗って海から飛んできた。瑞貴と円堂は嬉しそうに声を上げると、彼はみんなの中心な当たる位置で着地する。
ズド――ンッ!!
目金が近づこうとしたとき、あと一歩の先でサーフボードが突き刺さった。その迫力に全員青ざめつつ驚く。
「よっ! 探したぜ。瑞貴! 円堂!」
綱海はニカッとあのときと変わらぬ笑みを浮かべていた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
帰る場所があるのは、とってもステキなことだよ
以上!!
円堂には鬼道と立向居、瑞貴にはリカと塔子がついて協力してくれている。
「パッと開かず、グッと握って、ダン! ギューン! ドカーン!」
鬼道のシュートを円堂は正義の鉄拳を撃つが、毎回エネルギーが消えるので普通のパンチングと変わらない。
「スプリングキャノン!」
瑞貴は反対のゴールに向けてスプリングキャノンを撃つが、威力は今までと変わらずゴールに入る。見た感じでは完成しているようだが、全然パワーアップしてないことに納得できない。
思い返すのは、バーンが南雲としてテストをしたときだった。空中戦が得意な彼は着地してすぐにジャンプする素早さもある。
一度オーバーヘッドでボールを落としたとき、彼のあの動きで二度目のシュートする前にボールを取られたら終わりだ。
(あのときは初めてジェネシスに撃てたけど、奴らもさすがに見切っているだろうし……)
「ハニー、うまくいかへんの?」
「一回で決めたらいいんじゃないのか?」
「それが私も大阪にいたとき何度も試したんだけど、ただオーバーヘッドシュートしたら未完成のままで終わるんだよね」
「まあ焦らずいこうや!」
「そうだな。急いだっていいことないって」
「……うん、ありがとう」
リカと塔子から励まされ、瑞貴は少し微笑んだ。
「瑞貴、もう遅い。そろそろ切り上げるぞ」
「わかった」
鬼道の指示で特訓は終了になった。
円堂と瑞貴と鬼道はジャージに着替えたあと、キャラバンの屋根の上に乗って星を見ていた。
「奴ら、豪炎寺のことを知っていたな。『仲間に』と言っていた」
「エイリア学園の中には、人間もいるということなのかもしれないね」
「豪炎寺がチームを外れたのは、そのためかな?」
「敵から接触されたことで、俺たちに迷惑がかかると考えたのかもな」
すると円堂は落ち込んで顔をうつむける。
「……俺、あいつの気持ちわかってなかったのかも。なのにノンキに『帰ってこいよ』なんて言って……本当、バカだ」
「私は、そんなことないと思うよ」
「えっ?」
星を見ながら呟く瑞貴を、円堂と鬼道は見る。
「修也は嬉しかったんじゃないかな。帰る場所が雷門(ココ)にあるってちゃんと守は伝えてくれたんだもん。今でも心の支えになってると思うよ」
「瑞貴……」
「帰る場所があるのは、とってもステキなことだよ」
「そうだな」
「……あーもう!」
円堂は思いっきり叫んだかと思えば、両手を後頭部に当てて寝転がる。
「会いたいなぁ……」
「俺もだ」
「私も」
鬼道も瑞貴も円堂に倣(ナラ)うように両手を後頭部に当てて寝転がった。
「俺、あいつと思いっきりサッカーがやりたい……」
「うん。そうだね……」
☆☆☆☆☆
次の日。今日もよく晴れたので絶好の練習日和だ。
「さあ! 今日も張り切って特訓だ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「炎のストライカー探しは、私たちに任せて」
「うん。お願い!」
今回は選手が特訓に励み、マネージャーたちは炎のストライカーの情報を集めることにした。
「じゃあ私たちも、張り切っていきましょう!」
「はぁ……」
元気よく言う春奈に対し、夏未は炎天下の中で動きたくないようで溜息をつく。
「オーッス!」
「土方!」
土方に気づいた円堂が声を上げると、彼はグラウンドに降りてきて背負っていた籠をベンチに置いた。中には野菜がギッシリ詰まっている。
「よかったら食ってくれ! うちの畑で取れた新鮮野菜だ!」
「おぉ、助かるねぇ」
古株が籠を持って運び出し、円堂と瑞貴は土方にお礼を言う。
「ありがとう、土方」
「とってもおいしそうだね」
「なぁに。地球を守ってもらってるんだ。いつも元気でいてもらわないとな!」
「瑞貴――っ!! 円堂――っ!!」
「「ん?」」
突然聞こえた声に、瑞貴と円堂を始め雷門イレブンが振り向く。
「イーヤッホウ!!」
「条介!」
「綱海!」
阿夏遠島で知り合った綱海条介が、サーフィンをしながら波に乗って海から飛んできた。瑞貴と円堂は嬉しそうに声を上げると、彼はみんなの中心な当たる位置で着地する。
ズド――ンッ!!
目金が近づこうとしたとき、あと一歩の先でサーフボードが突き刺さった。その迫力に全員青ざめつつ驚く。
「よっ! 探したぜ。瑞貴! 円堂!」
綱海はニカッとあのときと変わらぬ笑みを浮かべていた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
帰る場所があるのは、とってもステキなことだよ
以上!!