炎のストライカー!
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「あれは!」
「エイリア学園!」
円堂と鬼道が驚く中、南雲は空中でヒロトに炎をまとったシュートを撃つが、ヒロトはそれを軽く撃ち返した。ボールは再び戻り、南雲はボールと共に着地した。
土門は自分と吹雪が連れてきた相手がエイリア学園と知って動揺する。
「南雲、お前……」
「俺か? こっちが本当の俺、バーンってんだ。覚えときな」
「バーン……?」
「エイリア学園・プロミネンスのキャプテンだ」
「プロミネンス……!」
エイリア学園の新たなチーム名に、瞳子は復唱しつつ呟く。
「グランよぉ、こいつらはジェミニストームを倒した。イプシロンとも引き分けた。お前らとやったあと、まだまだ強くなるかもしれねぇ。だからどれだけ面白い奴らか、近くで見てやろうと思った」
南雲――いや、バーンは雷門イレブンに入って敵情視察をするつもりだったらしい。
「俺は俺のやりたいようにやる。もし俺らの邪魔になるようなら……潰すぜ! お前より先になぁ!」
バーンとヒロトがお互いを睨み合ったあと、ヒロトはタワーから飛び降りて雷門イレブンの前に着地し、バーンの向かいに立つ。
「潰すと言ったが、それは得策じゃない。強い奴は俺たちの仲間にしてもいい。違うか?」
「仲間? こんな奴らをか?」
「仲間だって……!?」
呟いた円堂をヒロトは横目で見る。だけどバーンは瑞貴を見ていた。
「まあ、そいつなら構わないぜ」
「「「「「なっ!?」」」」」
バーンは瑞貴を指差したので、全員瑞貴に視線が集まる。
「さっきも言ったが、俺とお前が組んだら最強になる。ジェネシスにも負けねぇよ」
「さすがに瑞貴ちゃんを君にやるわけにはいかないね。でも……俺のチームなら歓迎するけど」
ヒロトも瑞貴を見て口の端を上げると、円堂は瑞貴をうしろにかばって前に出る。
「ジェネシスだろうとプロミネンスだろうと、瑞貴をエイリア学園の仲間にはさせない! 瑞貴は俺たち雷門の仲間だ!」
「守……」
それを見たバーンは一瞬目を見開いたが、次いでニヤリと笑う。
「教えてやろうか? 豪炎寺って奴もなぁ――」
「おしゃべりが過ぎるぞ!」
「……お前に言われたかねぇな」
二人が再び睨み合うとヒロトは駆けだしてボールを蹴る。その途端、目も開けられないほどの閃光が放ち、治まったあとにはヒロトもバーンも姿を消した。
「まだ他にいたなんて……」
「ジェネシスが最後じゃなかったのか……」
「話の内容からすると、ジェネシスと同格のチームのようだが……」
「ああ。エイリア学園には、いったいどれだけのチームがあるのか……」
瞳子も吹雪も鬼道も一之瀬も、エイリア学園には他にもチームがいると知って警戒する。
「まだまだ戦っていかなきゃいけないんスね……」
「風丸さん、さっさと撤退してよかったのかもね……」
「木暮くん!」
春奈の怒声に木暮は壁山に隠れるが、それは正論なのかもしれない。
ジェネシスとの力の差に恐怖した風丸一郎太と、敵チームの多さに絶望した栗松鉄平。ジェネシスと同格の実力を持つチームが他にいると知ったら、今よりさらに絶望していたのかもしれない。
「炎のストライカーは奴じゃなかった。さあ、また一から出直しだ!」
仕切る鬼道の背後にある林の中で、木の陰に隠れて様子を見ていたフードを被った少年がいたなど、誰も気づかなかった。
「瑞貴、お前もこれからは単独行動をするな。エイリア学園から狙われる可能性が出たからな」
鬼道の言葉にみんなが頷く。瑞貴は杞憂だと思うが鬼道に至っては用心に越したことはないと思っているのだろう。
「……わかった」
瑞貴は渋々ながらも頷いた。
「エイリア学園!」
円堂と鬼道が驚く中、南雲は空中でヒロトに炎をまとったシュートを撃つが、ヒロトはそれを軽く撃ち返した。ボールは再び戻り、南雲はボールと共に着地した。
土門は自分と吹雪が連れてきた相手がエイリア学園と知って動揺する。
「南雲、お前……」
「俺か? こっちが本当の俺、バーンってんだ。覚えときな」
「バーン……?」
「エイリア学園・プロミネンスのキャプテンだ」
「プロミネンス……!」
エイリア学園の新たなチーム名に、瞳子は復唱しつつ呟く。
「グランよぉ、こいつらはジェミニストームを倒した。イプシロンとも引き分けた。お前らとやったあと、まだまだ強くなるかもしれねぇ。だからどれだけ面白い奴らか、近くで見てやろうと思った」
南雲――いや、バーンは雷門イレブンに入って敵情視察をするつもりだったらしい。
「俺は俺のやりたいようにやる。もし俺らの邪魔になるようなら……潰すぜ! お前より先になぁ!」
バーンとヒロトがお互いを睨み合ったあと、ヒロトはタワーから飛び降りて雷門イレブンの前に着地し、バーンの向かいに立つ。
「潰すと言ったが、それは得策じゃない。強い奴は俺たちの仲間にしてもいい。違うか?」
「仲間? こんな奴らをか?」
「仲間だって……!?」
呟いた円堂をヒロトは横目で見る。だけどバーンは瑞貴を見ていた。
「まあ、そいつなら構わないぜ」
「「「「「なっ!?」」」」」
バーンは瑞貴を指差したので、全員瑞貴に視線が集まる。
「さっきも言ったが、俺とお前が組んだら最強になる。ジェネシスにも負けねぇよ」
「さすがに瑞貴ちゃんを君にやるわけにはいかないね。でも……俺のチームなら歓迎するけど」
ヒロトも瑞貴を見て口の端を上げると、円堂は瑞貴をうしろにかばって前に出る。
「ジェネシスだろうとプロミネンスだろうと、瑞貴をエイリア学園の仲間にはさせない! 瑞貴は俺たち雷門の仲間だ!」
「守……」
それを見たバーンは一瞬目を見開いたが、次いでニヤリと笑う。
「教えてやろうか? 豪炎寺って奴もなぁ――」
「おしゃべりが過ぎるぞ!」
「……お前に言われたかねぇな」
二人が再び睨み合うとヒロトは駆けだしてボールを蹴る。その途端、目も開けられないほどの閃光が放ち、治まったあとにはヒロトもバーンも姿を消した。
「まだ他にいたなんて……」
「ジェネシスが最後じゃなかったのか……」
「話の内容からすると、ジェネシスと同格のチームのようだが……」
「ああ。エイリア学園には、いったいどれだけのチームがあるのか……」
瞳子も吹雪も鬼道も一之瀬も、エイリア学園には他にもチームがいると知って警戒する。
「まだまだ戦っていかなきゃいけないんスね……」
「風丸さん、さっさと撤退してよかったのかもね……」
「木暮くん!」
春奈の怒声に木暮は壁山に隠れるが、それは正論なのかもしれない。
ジェネシスとの力の差に恐怖した風丸一郎太と、敵チームの多さに絶望した栗松鉄平。ジェネシスと同格の実力を持つチームが他にいると知ったら、今よりさらに絶望していたのかもしれない。
「炎のストライカーは奴じゃなかった。さあ、また一から出直しだ!」
仕切る鬼道の背後にある林の中で、木の陰に隠れて様子を見ていたフードを被った少年がいたなど、誰も気づかなかった。
「瑞貴、お前もこれからは単独行動をするな。エイリア学園から狙われる可能性が出たからな」
鬼道の言葉にみんなが頷く。瑞貴は杞憂だと思うが鬼道に至っては用心に越したことはないと思っているのだろう。
「……わかった」
瑞貴は渋々ながらも頷いた。