炎のストライカー!
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「そっちのあんたも選手なのか?」
「わ、私ですか!?」
土方を始め彼の弟妹も見てきたので、さすがに瑞貴も緊張した。
「雷門中サッカー部の副キャプテン・井上瑞貴です。よろしくお願いします」
「堅苦しいなぁ。敬語なんて使わなくていいぜ。よろしくな」
土方が差し出してくれた手を瑞貴が握り替えすと、彼女の周りに土方の弟妹が集まった。
「お姉ちゃん、副キャプテンなの!?」
「副キャプテンって、キャプテンの次に強いんだろ!?」
「「「スゴいスゴい!」」」
いつの間にか懐かれたようで、土方も豪快に笑った。
「あんた、スゲーな。あっという間に弟たちに懐かれちまうなんてよ」
「そ、そうかな?」
もしかしたら瑞貴は子供に好かれやすいのかもしれない。稲妻町でも十年後に名を轟かせる雷門イレブンになる少年たちにも懐かれたのだから。
「……こいつがか」
土方は弟妹と接する瑞貴を見て、円堂と同じように食い入るように見た。
「で、なんだ? 沖縄で宇宙人の襲撃予告でもあったのか? だったら力貸すぜ」
弟からボールを受け取った土方。弟妹たちは瑞貴の手を引っ張ってその場から離れる。
「地元荒らされるなんて……我慢ならねぇからな!」
力強く蹴り上げたボールは、物凄い風と共に上空へ上がって行く。瑞貴は弟妹に連れられたので大丈夫だったが、近くにいた円堂たちは風の影響を受けた。
「なんてパワーだ……!」
「あんちゃん、蹴っても止めてもスゲーんだぜ!」
再び瑞貴を引き連れて戻ってきた弟がそう言うと、鬼道はそれに興味を持ったようだ。
「スゴいのか。だったらこれはどうだ!」
鬼道は落ちてきたボールをトラップしてドリブルすると、土方は両手をパンッと叩いた。
「スーパーしこふみ!」
鬼道の上空から足の形をしたエネルギーが落ちてきた。決まった、と土方は笑っていたが、鬼道は間一髪で避けたのだ。
「言うだけのことはある……」
「やるじゃないか! この強さ、仲間にしたいぜ!」
「DFも少ない状態だし、雷電の実力なら瞳子監督も歓迎すると思うよ」
「こんなスゴい技を持ってるんです。もしかして、炎のストライカーのこと知ってるんじゃないですか?」
立向居の言葉が聞こえたのか、土方は「炎のストライカー?」と呟く。
「俺たちは、この沖縄に炎のストライカーを探しにやってきた」
「知ってる? 今、俺たちが探している仲間かもしれないんだ! 聞いたことないかな?」
「……いや、聞いたことねぇな」
知らない素振りをしている土方だが、原作を知ってる瑞貴は静かにクスッと笑い、こぼれたボールを拾って弟に渡す。
「なあ、瑞貴。土方をみんなに紹介しようと思うんだ」
「そっか。なら一旦さっきの場所に集合をかけるね」
瑞貴は携帯を取り出し全員にメールを送った。
「ねぇ、お姉ちゃん! 他の人が来るまでサッカーして!」
「いいよ、一緒にやろうか」
「「「「「やったー!」」」」」
嬉しそうに瑞貴の周りに集まる土方の弟妹。
「じゃあ、俺も……」
「「「「「お兄ちゃんはダメ!」」」」」
先ほどのことを根に持っているのか、円堂は子供に一刀両断で断られ、ズーンと沈んだ。その様子に鬼道と立向居は苦笑するしかなかった。
「わ、私ですか!?」
土方を始め彼の弟妹も見てきたので、さすがに瑞貴も緊張した。
「雷門中サッカー部の副キャプテン・井上瑞貴です。よろしくお願いします」
「堅苦しいなぁ。敬語なんて使わなくていいぜ。よろしくな」
土方が差し出してくれた手を瑞貴が握り替えすと、彼女の周りに土方の弟妹が集まった。
「お姉ちゃん、副キャプテンなの!?」
「副キャプテンって、キャプテンの次に強いんだろ!?」
「「「スゴいスゴい!」」」
いつの間にか懐かれたようで、土方も豪快に笑った。
「あんた、スゲーな。あっという間に弟たちに懐かれちまうなんてよ」
「そ、そうかな?」
もしかしたら瑞貴は子供に好かれやすいのかもしれない。稲妻町でも十年後に名を轟かせる雷門イレブンになる少年たちにも懐かれたのだから。
「……こいつがか」
土方は弟妹と接する瑞貴を見て、円堂と同じように食い入るように見た。
「で、なんだ? 沖縄で宇宙人の襲撃予告でもあったのか? だったら力貸すぜ」
弟からボールを受け取った土方。弟妹たちは瑞貴の手を引っ張ってその場から離れる。
「地元荒らされるなんて……我慢ならねぇからな!」
力強く蹴り上げたボールは、物凄い風と共に上空へ上がって行く。瑞貴は弟妹に連れられたので大丈夫だったが、近くにいた円堂たちは風の影響を受けた。
「なんてパワーだ……!」
「あんちゃん、蹴っても止めてもスゲーんだぜ!」
再び瑞貴を引き連れて戻ってきた弟がそう言うと、鬼道はそれに興味を持ったようだ。
「スゴいのか。だったらこれはどうだ!」
鬼道は落ちてきたボールをトラップしてドリブルすると、土方は両手をパンッと叩いた。
「スーパーしこふみ!」
鬼道の上空から足の形をしたエネルギーが落ちてきた。決まった、と土方は笑っていたが、鬼道は間一髪で避けたのだ。
「言うだけのことはある……」
「やるじゃないか! この強さ、仲間にしたいぜ!」
「DFも少ない状態だし、雷電の実力なら瞳子監督も歓迎すると思うよ」
「こんなスゴい技を持ってるんです。もしかして、炎のストライカーのこと知ってるんじゃないですか?」
立向居の言葉が聞こえたのか、土方は「炎のストライカー?」と呟く。
「俺たちは、この沖縄に炎のストライカーを探しにやってきた」
「知ってる? 今、俺たちが探している仲間かもしれないんだ! 聞いたことないかな?」
「……いや、聞いたことねぇな」
知らない素振りをしている土方だが、原作を知ってる瑞貴は静かにクスッと笑い、こぼれたボールを拾って弟に渡す。
「なあ、瑞貴。土方をみんなに紹介しようと思うんだ」
「そっか。なら一旦さっきの場所に集合をかけるね」
瑞貴は携帯を取り出し全員にメールを送った。
「ねぇ、お姉ちゃん! 他の人が来るまでサッカーして!」
「いいよ、一緒にやろうか」
「「「「「やったー!」」」」」
嬉しそうに瑞貴の周りに集まる土方の弟妹。
「じゃあ、俺も……」
「「「「「お兄ちゃんはダメ!」」」」」
先ほどのことを根に持っているのか、円堂は子供に一刀両断で断られ、ズーンと沈んだ。その様子に鬼道と立向居は苦笑するしかなかった。