キャプテンの試練!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「絶対に……絶対にあきらめない! あきらめるもんか!」
「「ツインブースト!」」
「マジン・ザ・ハンド!」
「「「「「!?」」」」」
今の立向居の魔神は今まで以上の気迫を持っていた。円堂や瑞貴が出すときと同じ感覚が全員の体に伝わる。
「うおおぉぉおおお!!」
ツインブーストを見事立向居は止めた。ついに完成したのだ。
「これま間違いなくマジン・ザ・ハンド……名づけて、マジン・ザ・ハンド改!」
「おめでとう、立向居くん!」
目金欠流が久々に命名し、瑞貴は立向居に拍手を送る。
「できた……。やった――っ!! できましたよ! 円堂さーん!!」
立向居は屋上にいる円堂に向かって、両手を大きく振りながら飛び跳ねる。
円堂が世宇子中戦の前、どんなにできなかったマジン・ザ・ハンド。でも、今の立向居のようにあきらめなかった。だから完成した。大切なのは――あきらめない心だ。
「井上さん! ありがとうございました!」
「本当によかったね! 私も嬉しいよ!」
瑞貴に礼を言った立向居は、次に鬼道と一之瀬に礼をしに向かう。それを見送った瑞貴の隣に目金がやってきた。
「瑞貴さんって実は結構コーチに向いてるかもしれませんね。あのアドバイス、僕から見ても的確だったと思います」
「そうかな? でも、立向居くんがあきらめなかったからできたんだよ。私はただアドバイスしただけに過ぎないから」
「おーい!」
全員声がした方向に目を向けると、こっちに向かって駆け寄って来る円堂と秋がいた。
「守!」
「「「「「円堂/くん/キャプテン!!」」」」」
「円堂さん!」
円堂の姿を確認したみんなは走り出すと、最初に円堂の元に到着した瑞貴は……。
ビシィ!
「イタッ!」
三度目のチョップを円堂に食らわせた。しかもかなりいい音がしたので、他のみんなは苦笑したり、口の端が引きつったりしていた。もちろん円堂は今度こそ涙を流して頭を抑えている。
「遅い! 立向居くんがマジン・ザ・ハンドを完成するまで、どれくらい時間が経ったと思ってるの!?」
「ご、ごめんなさい!」
「でも……」
「えっ?」
瑞貴は円堂の体を引き寄せてギュッと抱きしめる。
「「「「「ああぁぁあああぁぁ!!」」」」」
突然のことにみんなは悲鳴を上げ、円堂は顔が赤くなっている。
「み、瑞貴!?」
「またこんなこときがあったら、一人じゃなくて、一緒に乗り越えていこう」
「瑞貴……」
その言葉に円堂は抱き返そうとしたが、鬼道と一之瀬と土門に引っぺがされ、さらに瑞貴はリカと木暮に抱きしめられる。
「「「さっさと離れろ!」」」
「ハニーは渡さへんで!」
「瑞貴姉は俺の姉ちゃんだ!」
それでもいつもの日常が戻り、瑞貴も、円堂も、みんなも笑顔になる。
――そうしている間に夕方になり、瞳子がグラウンドに戻ってきた。円堂はみんなに向かい合う。
「みんな、迷惑かけてすまなかった。俺、もう迷わない」
「お帰り」
「雷門のキャプテンは、お前しかいない」
「「「キャプテン!」」」
「「「円堂!」」」
瑞貴と鬼道が円堂の肩に手を置いて言うと、マネージャーも選手も賛同するように頷く。
「みんな……」
次に円堂は瞳子に向き合う。
「すいませんでした監督! もう一度、よろしくお願いします!」
「これから先も、チームに必要ないと思ったら容赦なくメンバーから外すわ」
「わかりました!」
「俺も一緒に戦わせてください!」
「えっ?」
立向居の突然の申し出に円堂は驚く。
「「ツインブースト!」」
「マジン・ザ・ハンド!」
「「「「「!?」」」」」
今の立向居の魔神は今まで以上の気迫を持っていた。円堂や瑞貴が出すときと同じ感覚が全員の体に伝わる。
「うおおぉぉおおお!!」
ツインブーストを見事立向居は止めた。ついに完成したのだ。
「これま間違いなくマジン・ザ・ハンド……名づけて、マジン・ザ・ハンド改!」
「おめでとう、立向居くん!」
目金欠流が久々に命名し、瑞貴は立向居に拍手を送る。
「できた……。やった――っ!! できましたよ! 円堂さーん!!」
立向居は屋上にいる円堂に向かって、両手を大きく振りながら飛び跳ねる。
円堂が世宇子中戦の前、どんなにできなかったマジン・ザ・ハンド。でも、今の立向居のようにあきらめなかった。だから完成した。大切なのは――あきらめない心だ。
「井上さん! ありがとうございました!」
「本当によかったね! 私も嬉しいよ!」
瑞貴に礼を言った立向居は、次に鬼道と一之瀬に礼をしに向かう。それを見送った瑞貴の隣に目金がやってきた。
「瑞貴さんって実は結構コーチに向いてるかもしれませんね。あのアドバイス、僕から見ても的確だったと思います」
「そうかな? でも、立向居くんがあきらめなかったからできたんだよ。私はただアドバイスしただけに過ぎないから」
「おーい!」
全員声がした方向に目を向けると、こっちに向かって駆け寄って来る円堂と秋がいた。
「守!」
「「「「「円堂/くん/キャプテン!!」」」」」
「円堂さん!」
円堂の姿を確認したみんなは走り出すと、最初に円堂の元に到着した瑞貴は……。
ビシィ!
「イタッ!」
三度目のチョップを円堂に食らわせた。しかもかなりいい音がしたので、他のみんなは苦笑したり、口の端が引きつったりしていた。もちろん円堂は今度こそ涙を流して頭を抑えている。
「遅い! 立向居くんがマジン・ザ・ハンドを完成するまで、どれくらい時間が経ったと思ってるの!?」
「ご、ごめんなさい!」
「でも……」
「えっ?」
瑞貴は円堂の体を引き寄せてギュッと抱きしめる。
「「「「「ああぁぁあああぁぁ!!」」」」」
突然のことにみんなは悲鳴を上げ、円堂は顔が赤くなっている。
「み、瑞貴!?」
「またこんなこときがあったら、一人じゃなくて、一緒に乗り越えていこう」
「瑞貴……」
その言葉に円堂は抱き返そうとしたが、鬼道と一之瀬と土門に引っぺがされ、さらに瑞貴はリカと木暮に抱きしめられる。
「「「さっさと離れろ!」」」
「ハニーは渡さへんで!」
「瑞貴姉は俺の姉ちゃんだ!」
それでもいつもの日常が戻り、瑞貴も、円堂も、みんなも笑顔になる。
――そうしている間に夕方になり、瞳子がグラウンドに戻ってきた。円堂はみんなに向かい合う。
「みんな、迷惑かけてすまなかった。俺、もう迷わない」
「お帰り」
「雷門のキャプテンは、お前しかいない」
「「「キャプテン!」」」
「「「円堂!」」」
瑞貴と鬼道が円堂の肩に手を置いて言うと、マネージャーも選手も賛同するように頷く。
「みんな……」
次に円堂は瞳子に向き合う。
「すいませんでした監督! もう一度、よろしくお願いします!」
「これから先も、チームに必要ないと思ったら容赦なくメンバーから外すわ」
「わかりました!」
「俺も一緒に戦わせてください!」
「えっ?」
立向居の突然の申し出に円堂は驚く。