じいちゃんの究極奥義!
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――それからずっと練習をして、夕方になると空はすっかりオレンジ色になってきた。
「みなさん! お疲れ様!」
音無春奈たちが用意してくれたドリンクを、みんなそれぞれ受け取る。
ふと瑞貴は木暮を見たら、彼はタバスコを持ってドリンクを見ている。何かしようと察した瑞貴は木暮の首根っこをつかんだ。
「夕弥」
「うわっ! 瑞貴姉!?」
「ドリンクにタバスコを入れようとしない! せっかく春奈ちゃんたちが用意してくれたんだから、それを無にしないの!」
「は~~い」
木暮は渋々頷く。それを確認した瑞貴は木暮を降ろすと、「おーい、瑞貴ー!」と円堂が呼ぶ声が聞こえたのですぐさま向かった。
その場に残った木暮が、懲りずに「ウッシッシッシッ」と笑っていたと知らずに。
「守、どうしたの?」
「明日、陽花戸中サッカー部と練習試合をすることになったんだ。それを知らせに。あと、ちょっと相談があって……」
「相談?」
円堂の相談とは、究極奥義・正義の鉄拳のことだった。
「『パッと開かずグッと握って、ダン! ギューン! ドカーン!』って、なんだと思う?」
「うーん……『パッと開かずグッと握って』はパーじゃなくてグーに、『ダン!』は踏み込み、『ドカーン!』はパンチがボールがぶつかった衝撃……」
「それは俺も秋も同じだ。で、『ギューン!』はなんだと思う?」
もちろん瑞貴は原作で完成した正義の鉄拳を見た。だけど、いざとなると言葉で説明するのが難しい。
「パンチを出す効果音とか? マジン・ザ・ハンドみたいに気を拳に溜めて、腕を伸ばすときに一気に放出してボールを弾き飛ばすの」
「そうか。そういう考えもあるな……」
「焦らずにじっくり考えたほうがいいよ。急いで出した答えが正解とは限らないんだしさ」
「ああ」
しかし言ったそばからブツブツと考える円堂に、情報瑞貴は苦笑した。
「あっ、井上さん!」
「戸田先輩。守から聞きました。明日の練習試合はよろしくお願いします」
「こちらこそ。本物の井上さんのプレーをで見られるなんて嬉しいよ。明日楽しみにしてるから!」
「ありがとうございます!」
「…………」
瑞貴と頬を赤くしている戸田を見て、立向居は少し悲しそうに顔をうつむかせている。その表情に気づいた者はいなかった。
――夕食は陽花戸中サッカー部と一緒に食べることになり、机を並べて全員椅子に座り、マネージャーたちがみんなにカレーとサラダを配る。
「さあ、どうぞ」
「「「「「いっただきまーす!」」」」」
「ホホォ。これはなかなかおいしそうですね。……カレェ――ッ!!」
目金欠流がカレーをひと口食べると、あまりの辛さに口から火を出した。
「ウッシッシッシッ!」
目金の隣に座っている木暮の手に持っているのはタバスコ。それを目金のカレーに入れたのは間違いない。
「ゆ・う・や」
「ヒィ!」
悪寒がした木暮がうしろを振り向くと、笑顔だが黒いオーラを放つ瑞貴がいた。
「イタズラするにしても食べれる程度にしなさい! 食べ物が勿体無いでしょう! タバスコは没収!」
「は、はい……」
「で、他には入れてないでしょうね?」
「え~と……」
チラッと木暮が見た先には、目金とは反対側に座る立向居。
だけど彼は目金のような反応はせず普通にカレーを食べているので、木暮は不思議に思うと立向居のカレーを少しもらい、そのまま食べると……。
「ワギャ――ッ!!」
木暮も目金同様、口から火を吹き出した。
「みなさん! お疲れ様!」
音無春奈たちが用意してくれたドリンクを、みんなそれぞれ受け取る。
ふと瑞貴は木暮を見たら、彼はタバスコを持ってドリンクを見ている。何かしようと察した瑞貴は木暮の首根っこをつかんだ。
「夕弥」
「うわっ! 瑞貴姉!?」
「ドリンクにタバスコを入れようとしない! せっかく春奈ちゃんたちが用意してくれたんだから、それを無にしないの!」
「は~~い」
木暮は渋々頷く。それを確認した瑞貴は木暮を降ろすと、「おーい、瑞貴ー!」と円堂が呼ぶ声が聞こえたのですぐさま向かった。
その場に残った木暮が、懲りずに「ウッシッシッシッ」と笑っていたと知らずに。
「守、どうしたの?」
「明日、陽花戸中サッカー部と練習試合をすることになったんだ。それを知らせに。あと、ちょっと相談があって……」
「相談?」
円堂の相談とは、究極奥義・正義の鉄拳のことだった。
「『パッと開かずグッと握って、ダン! ギューン! ドカーン!』って、なんだと思う?」
「うーん……『パッと開かずグッと握って』はパーじゃなくてグーに、『ダン!』は踏み込み、『ドカーン!』はパンチがボールがぶつかった衝撃……」
「それは俺も秋も同じだ。で、『ギューン!』はなんだと思う?」
もちろん瑞貴は原作で完成した正義の鉄拳を見た。だけど、いざとなると言葉で説明するのが難しい。
「パンチを出す効果音とか? マジン・ザ・ハンドみたいに気を拳に溜めて、腕を伸ばすときに一気に放出してボールを弾き飛ばすの」
「そうか。そういう考えもあるな……」
「焦らずにじっくり考えたほうがいいよ。急いで出した答えが正解とは限らないんだしさ」
「ああ」
しかし言ったそばからブツブツと考える円堂に、情報瑞貴は苦笑した。
「あっ、井上さん!」
「戸田先輩。守から聞きました。明日の練習試合はよろしくお願いします」
「こちらこそ。本物の井上さんのプレーをで見られるなんて嬉しいよ。明日楽しみにしてるから!」
「ありがとうございます!」
「…………」
瑞貴と頬を赤くしている戸田を見て、立向居は少し悲しそうに顔をうつむかせている。その表情に気づいた者はいなかった。
――夕食は陽花戸中サッカー部と一緒に食べることになり、机を並べて全員椅子に座り、マネージャーたちがみんなにカレーとサラダを配る。
「さあ、どうぞ」
「「「「「いっただきまーす!」」」」」
「ホホォ。これはなかなかおいしそうですね。……カレェ――ッ!!」
目金欠流がカレーをひと口食べると、あまりの辛さに口から火を出した。
「ウッシッシッシッ!」
目金の隣に座っている木暮の手に持っているのはタバスコ。それを目金のカレーに入れたのは間違いない。
「ゆ・う・や」
「ヒィ!」
悪寒がした木暮がうしろを振り向くと、笑顔だが黒いオーラを放つ瑞貴がいた。
「イタズラするにしても食べれる程度にしなさい! 食べ物が勿体無いでしょう! タバスコは没収!」
「は、はい……」
「で、他には入れてないでしょうね?」
「え~と……」
チラッと木暮が見た先には、目金とは反対側に座る立向居。
だけど彼は目金のような反応はせず普通にカレーを食べているので、木暮は不思議に思うと立向居のカレーを少しもらい、そのまま食べると……。
「ワギャ――ッ!!」
木暮も目金同様、口から火を吹き出した。