デザームの罠!
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鬼道有人はマシンの効果に感心して、リカに話しかける。
「かなり高性能だな」
「うん。レベル上げるともっと激しなるで。最高レベルはウチらもクリアできへん」
「――おっもしろい!」
マシンから出た靴を見ていた円堂が、急に立ち上がって声を上げる。その目はキラキラしていた。
「俺、ここでメチャクチャ特訓したい!」
「イプシロンとの戦いまで、残り三日。ここなら今まで以上の特訓ができる。強くなれるはずだ」
風丸一郎太も、この特訓場を使いこなせばさらに強くなれると確信した。
「使わせてもらって、いいか?」
「え~」
「「えっ。ダメなの?」」
「もっちろん、ええよ!」
円堂が問うとリカは嫌がったが、瑞貴と一之瀬が首を傾げて訊いた途端、二人の腕を組んですぐさま了承する。さすがに円堂と風丸と鬼道は引いた。
まずはどんなマシンがあるのか見て回り、試合までの計画を立てる。
「瑞貴、見てみろよ! これキーパー専用のマシンだぜ!」
「へぇ。さすがイナビカリ修練場とは違うね」
瑞貴の秘密の修練場は、レベルや設定を変えればここと同じ特訓もできる。今はイナズマキャラバンで旅をしているため使ってないが、少し懐かしく思った。
「私はFWの特訓をメインにやるつもりだったけど、こっちもやりたいな」
「じゃあ、特訓が終わったあとに自主トレとして一緒にやるか?」
「ちょっと待たんかい!」
「「えっ?」」
突然間に入ってきた怖い形相をしているリカに、瑞貴と円堂は目をパチクリする。
「ハニー、浮気はアカンやろ!」
「う、浮気?」
「ハニーにはダーリンとウチがいるやん! あんたが入る隙はないで!」
(……そういえば誤解を解いてなかったな)
一之瀬がリカのアプローチから逃れるため瑞貴とは恋人同士と宣言し、本当のことを言うタイミングを逃したため、まだリカは真実だと思っている。
しかし円堂は珍しくカチンときた。
「でも! 瑞貴と俺は相棒なんだ!」
「相棒やてぇ?」
「そう! 俺たちは固い絆で結ばれているんだ!」
相棒と言わなかったら婚約までしたカップルかもしれない。もちろんそれをリカが許すわけもなく……。
「ハニー! ダーリンのとこへ行くで!」
「へっ? あの、ちょっと!」
瑞貴はリカに連行され、集団専用のマシンにいる一之瀬の元へ向かう。
「前後どっちにも動くん――」
「ダーリン!」
「うわっ!?」
マシンの性能を見て呟く一之瀬にリカは抱きついた。いつの間にか甲子もいる。
「満足してくれた~?」
「あ、ああ」
「そらよかった!」
「それにしても、スゴいね。君たちの練習場」
「ウチらのやないで」
「「「「「えっ!?」」」」」
瑞貴を追って円堂とマネージャーたちも来たので、全員リカの言葉に驚いた。
「ウチら偶然ここ見つけて、それから勝手に使わせてもろうてんねん」
リカが「なっ」と言うと、甲子は頷いた。
「ってことは、ここの持ち主が誰か君たちも知らないってこと?」
「さっすがダーリン! よおわかるな」
「誰でもわかりますって……」
まさしく音無春奈の言う通りである。普通に考えれば誰でもわかることだ。
「大丈夫やて。今まで誰も文句言うて来ぃへんし、怒られたら謝ればええやん」
「知らないのに勝手にデコったの!?」
「それも謝ればええやんか、ハニー」
そういう問題じゃない、ここにいる誰もがそう思った。
「かなり高性能だな」
「うん。レベル上げるともっと激しなるで。最高レベルはウチらもクリアできへん」
「――おっもしろい!」
マシンから出た靴を見ていた円堂が、急に立ち上がって声を上げる。その目はキラキラしていた。
「俺、ここでメチャクチャ特訓したい!」
「イプシロンとの戦いまで、残り三日。ここなら今まで以上の特訓ができる。強くなれるはずだ」
風丸一郎太も、この特訓場を使いこなせばさらに強くなれると確信した。
「使わせてもらって、いいか?」
「え~」
「「えっ。ダメなの?」」
「もっちろん、ええよ!」
円堂が問うとリカは嫌がったが、瑞貴と一之瀬が首を傾げて訊いた途端、二人の腕を組んですぐさま了承する。さすがに円堂と風丸と鬼道は引いた。
まずはどんなマシンがあるのか見て回り、試合までの計画を立てる。
「瑞貴、見てみろよ! これキーパー専用のマシンだぜ!」
「へぇ。さすがイナビカリ修練場とは違うね」
瑞貴の秘密の修練場は、レベルや設定を変えればここと同じ特訓もできる。今はイナズマキャラバンで旅をしているため使ってないが、少し懐かしく思った。
「私はFWの特訓をメインにやるつもりだったけど、こっちもやりたいな」
「じゃあ、特訓が終わったあとに自主トレとして一緒にやるか?」
「ちょっと待たんかい!」
「「えっ?」」
突然間に入ってきた怖い形相をしているリカに、瑞貴と円堂は目をパチクリする。
「ハニー、浮気はアカンやろ!」
「う、浮気?」
「ハニーにはダーリンとウチがいるやん! あんたが入る隙はないで!」
(……そういえば誤解を解いてなかったな)
一之瀬がリカのアプローチから逃れるため瑞貴とは恋人同士と宣言し、本当のことを言うタイミングを逃したため、まだリカは真実だと思っている。
しかし円堂は珍しくカチンときた。
「でも! 瑞貴と俺は相棒なんだ!」
「相棒やてぇ?」
「そう! 俺たちは固い絆で結ばれているんだ!」
相棒と言わなかったら婚約までしたカップルかもしれない。もちろんそれをリカが許すわけもなく……。
「ハニー! ダーリンのとこへ行くで!」
「へっ? あの、ちょっと!」
瑞貴はリカに連行され、集団専用のマシンにいる一之瀬の元へ向かう。
「前後どっちにも動くん――」
「ダーリン!」
「うわっ!?」
マシンの性能を見て呟く一之瀬にリカは抱きついた。いつの間にか甲子もいる。
「満足してくれた~?」
「あ、ああ」
「そらよかった!」
「それにしても、スゴいね。君たちの練習場」
「ウチらのやないで」
「「「「「えっ!?」」」」」
瑞貴を追って円堂とマネージャーたちも来たので、全員リカの言葉に驚いた。
「ウチら偶然ここ見つけて、それから勝手に使わせてもろうてんねん」
リカが「なっ」と言うと、甲子は頷いた。
「ってことは、ここの持ち主が誰か君たちも知らないってこと?」
「さっすがダーリン! よおわかるな」
「誰でもわかりますって……」
まさしく音無春奈の言う通りである。普通に考えれば誰でもわかることだ。
「大丈夫やて。今まで誰も文句言うて来ぃへんし、怒られたら謝ればええやん」
「知らないのに勝手にデコったの!?」
「それも謝ればええやんか、ハニー」
そういう問題じゃない、ここにいる誰もがそう思った。