一之瀬! 最大の危機!!
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少女――浦部リカは一之瀬と瑞貴の腕をすかさず取って組み、二人はなんとか意地でも脱出しようとすると……。
ガラッ!
「何やっとんのや、リカ! 練習時間とっくに過ぎてんで! ……あっ」
扉を開けたリカのチームメイトCCC(トリプルシー)の串田香津世が目にしたのは、リカが一之瀬と瑞貴の腕を組んでいた
「リ、リカ……!」
「香津世……」
さらに決め手になったのは、一之瀬が食べたラブラブ焼きの皿だった。
「えっ、嘘……。みんな! リカが結婚相手見つけたで! しかも可愛い女の子付きや!」
「「「「「結婚相手に可愛い女の子!?」」」」」
香津世の周りに集まったCCC(トリプルシー)のメンバーに、一之瀬と瑞貴はさらにいじられるのであった。それを外で見守っている状態の雷門メンバーは唖然とする。
「なんか、大変なことになってきたでヤンスね」
「やっぱり一之瀬先輩と瑞貴先輩、このままここに残っちゃうんスかぁ?」
「どうすんだよ円堂」
「どうするって言われても……」
「こうしたらどうでしょう!」
目金欠流が出した提案とは……。
「「「「「サッカーで決める!?」」」」」
なんとかリカたちも――瑞貴と一之瀬は腕を組まれたままだが――外に出させ、雷門とCCC(トリプルシー)に目金は説明する。
「試合で勝ったチームが、瑞貴さんと一之瀬くんを連れて行けるんです!」
「目金くん!」
無茶苦茶な提案に秋は止めようとするが……。
「心配いりませんよ。相手は女子チーム、僕たちが負けるはずないじゃないですか」
「だから、そういう問題じゃなくて……」
「それ、おもろいな!」
「「えっ?」」
リカが賛同の声を上げた。
「それで決まりや! ほな、さっそく始めようか。いこ、ハニー! ダーリン!」
「えぇっ!?」
「あっ、ちょっと!」
リカは支度するべく行動したが、瑞貴も一之瀬も連れて行かれた。
「さ、そうと決まったら行きますよ。さっさとやっつけて終わらせちゃいましょう」
「ちょ、ちょっと目金くん……」
「やるしかなさそうね」
「あ、ああ……」
夏未は円堂を見ると、彼もあまりの展開に付いていけず苦笑した。
☆☆☆☆☆
そうしてCCC(トリプルシー)が使用しているグラウンドに到着し、両チームポジションに着く。ちなみに言い出しっぺの目金は人数の都合でベンチ入りになっている。
「応援は任しときー!」
《雷門ファンのみなさん、お待たせしましたー! 本日はここ、大阪から井上と一之瀬の運命を賭けた一戦、雷門中対キュートでシックでクールな大阪ギャルズCCC(トリプルシー)の試合をお送りします!》
CCC(トリプルシー)のベンチでリカの母親が応援旗を振りながら叫び、またしてもどこからか現れた角馬圭太が実況をする。
「しまっていこうぜー!」
「よーし決めるぞ! 旋風陣!」
「「「ハァ……」」」
あまり乗り気じゃなかった円堂もサッカーになるとやる気に満ち溢れている。木暮も実践で必殺技を使ういい機会なので、同じくやる気だ。土門や壁山や栗松は呆れて溜息を吐く。
「フンッ。僕たちに勝とうなんて、五百万年早いんですよ!」
「ったく、目金の奴余計なこと言って。なんでこんなチームと試合しなきゃいけないんだよ」
塔子たちも土門たちと同じく乗り気じゃない。目金に関してはベンチで言っているので、あまり説得力は感じられないが。
(というか、女の子をバカにするような言い方はするなって言ったのに)
初めての帝国戦の頃、目金は瑞貴を『女子』という枠だけでバカにしていたが、元々運動があまり得意でない上に経験差で瑞貴の実力が圧倒的だった。
油断大敵、という言葉を知らないのかと瑞貴は思う。
「フレッ、フレッ、ギャルズー! そんな東京モンに負けたらアカンでー!」
「任しときー。ウチが必殺・通天閣シュートぶち込んだるでー!」
「「「「「通天閣シュート!?」」」」」
リカの言うシュートに、雷門イレブンは警戒するが……。
「そんなシュートあったっけ?」
「アホやなぁ。そんなん適当に言うとったらええねん。どうせわからへんねんから」
「「「「「だあああぁぁあああ!」」」」」
さすが大阪というべきなのだろうか。まさかのボケに雷門イレブンの一部はズッコケた。
「大丈夫かしら、このチーム……」
秋も春奈も苦笑し、夏未は呆れた目を向ける。
ガラッ!
「何やっとんのや、リカ! 練習時間とっくに過ぎてんで! ……あっ」
扉を開けたリカのチームメイトCCC(トリプルシー)の串田香津世が目にしたのは、リカが一之瀬と瑞貴の腕を組んでいた
「リ、リカ……!」
「香津世……」
さらに決め手になったのは、一之瀬が食べたラブラブ焼きの皿だった。
「えっ、嘘……。みんな! リカが結婚相手見つけたで! しかも可愛い女の子付きや!」
「「「「「結婚相手に可愛い女の子!?」」」」」
香津世の周りに集まったCCC(トリプルシー)のメンバーに、一之瀬と瑞貴はさらにいじられるのであった。それを外で見守っている状態の雷門メンバーは唖然とする。
「なんか、大変なことになってきたでヤンスね」
「やっぱり一之瀬先輩と瑞貴先輩、このままここに残っちゃうんスかぁ?」
「どうすんだよ円堂」
「どうするって言われても……」
「こうしたらどうでしょう!」
目金欠流が出した提案とは……。
「「「「「サッカーで決める!?」」」」」
なんとかリカたちも――瑞貴と一之瀬は腕を組まれたままだが――外に出させ、雷門とCCC(トリプルシー)に目金は説明する。
「試合で勝ったチームが、瑞貴さんと一之瀬くんを連れて行けるんです!」
「目金くん!」
無茶苦茶な提案に秋は止めようとするが……。
「心配いりませんよ。相手は女子チーム、僕たちが負けるはずないじゃないですか」
「だから、そういう問題じゃなくて……」
「それ、おもろいな!」
「「えっ?」」
リカが賛同の声を上げた。
「それで決まりや! ほな、さっそく始めようか。いこ、ハニー! ダーリン!」
「えぇっ!?」
「あっ、ちょっと!」
リカは支度するべく行動したが、瑞貴も一之瀬も連れて行かれた。
「さ、そうと決まったら行きますよ。さっさとやっつけて終わらせちゃいましょう」
「ちょ、ちょっと目金くん……」
「やるしかなさそうね」
「あ、ああ……」
夏未は円堂を見ると、彼もあまりの展開に付いていけず苦笑した。
☆☆☆☆☆
そうしてCCC(トリプルシー)が使用しているグラウンドに到着し、両チームポジションに着く。ちなみに言い出しっぺの目金は人数の都合でベンチ入りになっている。
「応援は任しときー!」
《雷門ファンのみなさん、お待たせしましたー! 本日はここ、大阪から井上と一之瀬の運命を賭けた一戦、雷門中対キュートでシックでクールな大阪ギャルズCCC(トリプルシー)の試合をお送りします!》
CCC(トリプルシー)のベンチでリカの母親が応援旗を振りながら叫び、またしてもどこからか現れた角馬圭太が実況をする。
「しまっていこうぜー!」
「よーし決めるぞ! 旋風陣!」
「「「ハァ……」」」
あまり乗り気じゃなかった円堂もサッカーになるとやる気に満ち溢れている。木暮も実践で必殺技を使ういい機会なので、同じくやる気だ。土門や壁山や栗松は呆れて溜息を吐く。
「フンッ。僕たちに勝とうなんて、五百万年早いんですよ!」
「ったく、目金の奴余計なこと言って。なんでこんなチームと試合しなきゃいけないんだよ」
塔子たちも土門たちと同じく乗り気じゃない。目金に関してはベンチで言っているので、あまり説得力は感じられないが。
(というか、女の子をバカにするような言い方はするなって言ったのに)
初めての帝国戦の頃、目金は瑞貴を『女子』という枠だけでバカにしていたが、元々運動があまり得意でない上に経験差で瑞貴の実力が圧倒的だった。
油断大敵、という言葉を知らないのかと瑞貴は思う。
「フレッ、フレッ、ギャルズー! そんな東京モンに負けたらアカンでー!」
「任しときー。ウチが必殺・通天閣シュートぶち込んだるでー!」
「「「「「通天閣シュート!?」」」」」
リカの言うシュートに、雷門イレブンは警戒するが……。
「そんなシュートあったっけ?」
「アホやなぁ。そんなん適当に言うとったらええねん。どうせわからへんねんから」
「「「「「だあああぁぁあああ!」」」」」
さすが大阪というべきなのだろうか。まさかのボケに雷門イレブンの一部はズッコケた。
「大丈夫かしら、このチーム……」
秋も春奈も苦笑し、夏未は呆れた目を向ける。