一之瀬! 最大の危機!!
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――女の子たちに教えてもらった場所は、お好み焼き屋だった。
「ここだな。あの子たちが言っていたのは」
(一哉、ごめん……)
一之瀬は無事にポイントとなる人物に会えたようだが、これから起こる災難に、瑞貴は心の中で謝った。
その間に円堂が「よし」と言って扉を開けると、テーブル席で一之瀬が肌が黒いギャル系の少女と向かい合って話している。
「エイリア学園って、またけったいな名前やなぁ。――いらっしゃい!」
「ん? あっ、瑞貴! 円堂!」
少女が瑞貴たちに気づくと、一之瀬も顔を向けて気づいた。
「何やってるんだ? こんなとこで」
「あっ! お好み焼き! ズルいっスよ先輩だけ!」
「ちょっといろいろあってさ……」
食べたあとの皿を見て、壁山塀吾郎は指差しながらうらやましそうな顔をする。
「こいつらか? さっき言うてた仲間っちゅうんは」
「うん。じゃあ、そういうわけだから、お好み焼きどうもありがとう! ホントスッゴいおいしかった――」
「そうはいかへんで!」
「えっ?」
店を出ようと立ち上がった一之瀬を、少女は立ち塞がって手を一之瀬に突きつける。
「あんた、ウチの特製ラブラブ焼きを食ったやろ? あれ食べたら結婚せなあかん決まりやねんで!」
「けっ!」
「「「「「結婚!?」」」」」
少女の爆弾発言に、一之瀬だけでなく円堂たちも驚いた声を上げる。
「でも、そんな話一言も……」
「当たり前やん! そんなん言うたら食べへんかったやろ?」
「…………」
「まっ。そういうことやから、エイリア学園かなんか知らんけど、そいつらはあんたらだけで倒してな。ダーリンはウチとここで幸せな家庭築くやってな」
「ダーリン!?」
相手の了承もなしに『ダーリン』呼びし、秋は顔を赤くして驚いた。
瑞貴は苦笑していると、一之瀬が「助けて!」と目で訴えている。どう言えばいいのか、瑞貴が迷って出た答えは……。
「お、おめでとう……?」
「違うから!」
一之瀬は猛然と少女を追い抜いて瑞貴に抱きついた。
「ごめん 俺、瑞貴という彼女がいるんだ!」
「へっ!?」
「「「「「えぇっ!?」」」」」」
今度は一之瀬からの爆弾発言に、瑞貴も雷門イレブンも声を上げる。
「ん? 瑞貴……あんたか!」
「はい!?」
「あんたがウチのラブラブ焼きと、同等のお好み焼きを作れる『瑞貴』か!」
「お、お好み焼き?」
そういえば稲妻町にいた頃に作ったことあったな、と瑞貴が思い返していると、少女がスゴい形相で瑞貴に詰め寄る。
一之瀬は少女のお好み焼きを食べたとき、『瑞貴の作ったお好み焼きと、同じくらいおいしい!』と言ったのだ。そのせいで少女は瑞貴を敵と見なすようになった。
「あんたがダーリンの彼女なんて、ウチは認め…へ…ん……」
急に少女の表情が和らぎながら語尾が小さくなっていくので、瑞貴は目をパチクリする。
「……あんた」
「は、はい」
「可愛いなぁ!」
「…………へっ?」
「決めたで! あんたは今からウチのハニーや!」
「ハッ!?」
「「「「「ハニー!?」」」」」
急に態度を変えた挙げ句『ハニー』と呼ぶ少女に、瑞貴も一之瀬も、円堂たちも混乱する。
その間に少女は一之瀬と瑞貴を中に入れ、円堂たちを外に追い出した。
「はいはい~。お好み焼き食わへんのやったら、出て行ってな。商売の邪魔やから」
「あっ、おい、ちょっと待てよ――」
「ほな、さいなら」
円堂の制止も聞かず、さらに『閉店』の札まで出され、少女は扉を閉めた。
その音で二人は我に返り、一之瀬が瑞貴を離すと同時に脱出を試みようとするが、少女に気づかれてしまった。
「ダーリンもハニーも、そんな逃げんでもええやん!」
「だからダーリンじゃないって!」
「なんで私まで!?」
「またまたもー! 照れてもうてから~!」
「「わああぁぁあああ/みぎゃあぁぁあああ! 円堂/守~~!!」」
一之瀬と瑞貴の悲哀な叫び声は、外まで聞こえていたとか。
「あっ、ウチ、浦部リカっていうんや。リカって呼んでな~!」
「「わああぁぁあああ/みぎゃあぁぁあああ!!」」
「ここだな。あの子たちが言っていたのは」
(一哉、ごめん……)
一之瀬は無事にポイントとなる人物に会えたようだが、これから起こる災難に、瑞貴は心の中で謝った。
その間に円堂が「よし」と言って扉を開けると、テーブル席で一之瀬が肌が黒いギャル系の少女と向かい合って話している。
「エイリア学園って、またけったいな名前やなぁ。――いらっしゃい!」
「ん? あっ、瑞貴! 円堂!」
少女が瑞貴たちに気づくと、一之瀬も顔を向けて気づいた。
「何やってるんだ? こんなとこで」
「あっ! お好み焼き! ズルいっスよ先輩だけ!」
「ちょっといろいろあってさ……」
食べたあとの皿を見て、壁山塀吾郎は指差しながらうらやましそうな顔をする。
「こいつらか? さっき言うてた仲間っちゅうんは」
「うん。じゃあ、そういうわけだから、お好み焼きどうもありがとう! ホントスッゴいおいしかった――」
「そうはいかへんで!」
「えっ?」
店を出ようと立ち上がった一之瀬を、少女は立ち塞がって手を一之瀬に突きつける。
「あんた、ウチの特製ラブラブ焼きを食ったやろ? あれ食べたら結婚せなあかん決まりやねんで!」
「けっ!」
「「「「「結婚!?」」」」」
少女の爆弾発言に、一之瀬だけでなく円堂たちも驚いた声を上げる。
「でも、そんな話一言も……」
「当たり前やん! そんなん言うたら食べへんかったやろ?」
「…………」
「まっ。そういうことやから、エイリア学園かなんか知らんけど、そいつらはあんたらだけで倒してな。ダーリンはウチとここで幸せな家庭築くやってな」
「ダーリン!?」
相手の了承もなしに『ダーリン』呼びし、秋は顔を赤くして驚いた。
瑞貴は苦笑していると、一之瀬が「助けて!」と目で訴えている。どう言えばいいのか、瑞貴が迷って出た答えは……。
「お、おめでとう……?」
「違うから!」
一之瀬は猛然と少女を追い抜いて瑞貴に抱きついた。
「ごめん 俺、瑞貴という彼女がいるんだ!」
「へっ!?」
「「「「「えぇっ!?」」」」」」
今度は一之瀬からの爆弾発言に、瑞貴も雷門イレブンも声を上げる。
「ん? 瑞貴……あんたか!」
「はい!?」
「あんたがウチのラブラブ焼きと、同等のお好み焼きを作れる『瑞貴』か!」
「お、お好み焼き?」
そういえば稲妻町にいた頃に作ったことあったな、と瑞貴が思い返していると、少女がスゴい形相で瑞貴に詰め寄る。
一之瀬は少女のお好み焼きを食べたとき、『瑞貴の作ったお好み焼きと、同じくらいおいしい!』と言ったのだ。そのせいで少女は瑞貴を敵と見なすようになった。
「あんたがダーリンの彼女なんて、ウチは認め…へ…ん……」
急に少女の表情が和らぎながら語尾が小さくなっていくので、瑞貴は目をパチクリする。
「……あんた」
「は、はい」
「可愛いなぁ!」
「…………へっ?」
「決めたで! あんたは今からウチのハニーや!」
「ハッ!?」
「「「「「ハニー!?」」」」」
急に態度を変えた挙げ句『ハニー』と呼ぶ少女に、瑞貴も一之瀬も、円堂たちも混乱する。
その間に少女は一之瀬と瑞貴を中に入れ、円堂たちを外に追い出した。
「はいはい~。お好み焼き食わへんのやったら、出て行ってな。商売の邪魔やから」
「あっ、おい、ちょっと待てよ――」
「ほな、さいなら」
円堂の制止も聞かず、さらに『閉店』の札まで出され、少女は扉を閉めた。
その音で二人は我に返り、一之瀬が瑞貴を離すと同時に脱出を試みようとするが、少女に気づかれてしまった。
「ダーリンもハニーも、そんな逃げんでもええやん!」
「だからダーリンじゃないって!」
「なんで私まで!?」
「またまたもー! 照れてもうてから~!」
「「わああぁぁあああ/みぎゃあぁぁあああ! 円堂/守~~!!」」
一之瀬と瑞貴の悲哀な叫び声は、外まで聞こえていたとか。
「あっ、ウチ、浦部リカっていうんや。リカって呼んでな~!」
「「わああぁぁあああ/みぎゃあぁぁあああ!!」」