最後のワイバーンブリザード!
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闇野は雷門中が破壊された日――エイリア学園が現れた日に転校生してきたのだ。
「俺は強い奴が好きだ。だから雷門に来た。……ところがお前たちはもう、旅立ったあとだった」
「だから、うちにスカウトしたんだ」
「スカウトって?」
「対エイリア学園のバックアップチームだ」
「「「ええっ!?」」」
またしても杉森の衝撃的な発言に、三人は驚いた。
……杉森は瑞貴たちがエイリア学園と戦っていると聞いてジッとしていられず、強い奴を集めているところなのだ。日本一になった雷門でも、何度も挑戦しなければ倒せなかった相手だ。次の敵はさらに強いということも噂になっている。
「だから、俺たちがこうしてバックに控えてると思って、お前たちには、安心して戦って欲しいんだ」
その経緯を聞いた円堂が目を潤ませると、瑞貴は黙ってハンカチを差し出し、円堂はそれを受け取って涙を拭う。
「シャドウ、お前も?」
「ああ。だが、俺の今のシュートでは宇宙人に勝てない……。完成したそのとき、チームに加えてもらおう」
「円堂、瑞貴、みんな応援している。絶対、負けるなよ」
「ああ。ありがとう!」
「ありがとう、威!」
円堂と杉森がガシッと握手を交わす。
「スゲー元気もらったぜ!」
それに続くように、瑞貴も闇野に向けて手を差し出す。闇野は急に差し出された手に驚いて瑞貴を見ると、彼女はニコッと笑っていた。
「ありがとうございます、闇野くん」
「シャドウでいい。お前のことは聞いている。俺はそういう口調に慣れていないから、タメ口で構わない」
「そうですか? じゃあ……ありがとう、シャドウ。私のことも瑞貴でいいよ。そしてよろしくね」
「こちらこそ」
瑞貴と闇野も握手を交わした。
☆☆☆☆☆
雷門中が建設している中、雷門総一郎と火来伸蔵と神崎シンが、報せを受けて雷門イレブンの到着を待っていた。
エンジンの音が聞こえて顔を向けるとキャラバンが到着し、一番に雷門夏未が降りて、総一郎を見つけると笑顔で駆け寄る。
「パパ!」
「お帰り、夏未。今、新しい校舎を建てているところなんだ」
「学校が元に戻るまでに、この戦いが終わるといいけど……」
総一郎が学校からキャラバンに目を向けると、キャラバンメンバーが真剣な顔で並んでいた。
「諸君! よく戻ってきてくれた。夏未から報告を受けたが、真・帝国学園には正直驚いたよ……」
その言葉に、真・帝国学園と深く繋がりがあった鬼道有人と瑞貴は顔を少し曇らせる。
「苦しい戦いが続くが、君たちならば必ず成し遂げられる。がんばってくれ。――とはいえ、休みも大切だ。短い時間だが、疲れた体を休めてくれたまえ」
各自自由行動を取っていくことになり、円堂は瑞貴に声をかける。
「瑞貴、これから半田たちの見舞いに行かないか?」
「私は――」
「瑞貴は僕とちょっと用事があるんだ」
円堂の言葉を遮ったのはシンだった。「えっ?」と声を上げる円堂に構わず、シンは総一郎に顔を向ける。
「理事長、少しの間失礼します」
「わかった。久しぶりの再会なんだ。少しくらいゆっくりしても構わないぞ」
「ありがとうございます。行こう瑞貴。向こうに車を止めてあるから」
「あっ、ちょっと!」
シンは手を取って歩き出し、最初は戸惑っていた瑞貴もシンに伴って並んで歩く。
残ったメンバーは呆然として、追加メンバーは二人の親しげな様子に首を傾げた。
「俺は強い奴が好きだ。だから雷門に来た。……ところがお前たちはもう、旅立ったあとだった」
「だから、うちにスカウトしたんだ」
「スカウトって?」
「対エイリア学園のバックアップチームだ」
「「「ええっ!?」」」
またしても杉森の衝撃的な発言に、三人は驚いた。
……杉森は瑞貴たちがエイリア学園と戦っていると聞いてジッとしていられず、強い奴を集めているところなのだ。日本一になった雷門でも、何度も挑戦しなければ倒せなかった相手だ。次の敵はさらに強いということも噂になっている。
「だから、俺たちがこうしてバックに控えてると思って、お前たちには、安心して戦って欲しいんだ」
その経緯を聞いた円堂が目を潤ませると、瑞貴は黙ってハンカチを差し出し、円堂はそれを受け取って涙を拭う。
「シャドウ、お前も?」
「ああ。だが、俺の今のシュートでは宇宙人に勝てない……。完成したそのとき、チームに加えてもらおう」
「円堂、瑞貴、みんな応援している。絶対、負けるなよ」
「ああ。ありがとう!」
「ありがとう、威!」
円堂と杉森がガシッと握手を交わす。
「スゲー元気もらったぜ!」
それに続くように、瑞貴も闇野に向けて手を差し出す。闇野は急に差し出された手に驚いて瑞貴を見ると、彼女はニコッと笑っていた。
「ありがとうございます、闇野くん」
「シャドウでいい。お前のことは聞いている。俺はそういう口調に慣れていないから、タメ口で構わない」
「そうですか? じゃあ……ありがとう、シャドウ。私のことも瑞貴でいいよ。そしてよろしくね」
「こちらこそ」
瑞貴と闇野も握手を交わした。
☆☆☆☆☆
雷門中が建設している中、雷門総一郎と火来伸蔵と神崎シンが、報せを受けて雷門イレブンの到着を待っていた。
エンジンの音が聞こえて顔を向けるとキャラバンが到着し、一番に雷門夏未が降りて、総一郎を見つけると笑顔で駆け寄る。
「パパ!」
「お帰り、夏未。今、新しい校舎を建てているところなんだ」
「学校が元に戻るまでに、この戦いが終わるといいけど……」
総一郎が学校からキャラバンに目を向けると、キャラバンメンバーが真剣な顔で並んでいた。
「諸君! よく戻ってきてくれた。夏未から報告を受けたが、真・帝国学園には正直驚いたよ……」
その言葉に、真・帝国学園と深く繋がりがあった鬼道有人と瑞貴は顔を少し曇らせる。
「苦しい戦いが続くが、君たちならば必ず成し遂げられる。がんばってくれ。――とはいえ、休みも大切だ。短い時間だが、疲れた体を休めてくれたまえ」
各自自由行動を取っていくことになり、円堂は瑞貴に声をかける。
「瑞貴、これから半田たちの見舞いに行かないか?」
「私は――」
「瑞貴は僕とちょっと用事があるんだ」
円堂の言葉を遮ったのはシンだった。「えっ?」と声を上げる円堂に構わず、シンは総一郎に顔を向ける。
「理事長、少しの間失礼します」
「わかった。久しぶりの再会なんだ。少しくらいゆっくりしても構わないぞ」
「ありがとうございます。行こう瑞貴。向こうに車を止めてあるから」
「あっ、ちょっと!」
シンは手を取って歩き出し、最初は戸惑っていた瑞貴もシンに伴って並んで歩く。
残ったメンバーは呆然として、追加メンバーは二人の親しげな様子に首を傾げた。