最後のワイバーンブリザード!
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真・帝国学園の事件後、井上瑞貴や円堂守たち雷門イレブンは東京の稲妻町を目指してキャラバンを走らせている。今回瑞貴は円堂と風丸一郎太の間にいるが、愛媛からずっと元気がなかった。
「瑞貴、大丈夫か?」
「もしかして、まだ試合のダメージが残って……」
「なんでもないよ。ちょっと考えごとをしてただけ」
ニコッと微笑む瑞貴に、風丸は「そっか」と言うが、円堂はまだ納得せずにいる。
「みんなー、見えてきたぞ。稲妻町だ!」
「「「「「オォ――ッ!」」」」」
「戻ってきたなー!」
「ああ!」
「久しぶりっスー!」
「なんだか、懐かしい感じがするでヤンスー!」
円堂や風丸や壁山塀吾郎や栗松鉄平を始め、稲妻町から旅をしてきたメンバーは嬉しそうに声を上げる。逆に財前塔子たち追加メンバーはみんなの反応に驚いた。
「何々? みんな感動しちゃって」
「へへっ。ほら、あの鉄塔、見えるだろ?」
円堂がうしろから塔子の隣に顔を出して示した先には、山の上に立っている稲妻マークがある鉄塔だった。
「あれが稲妻町のシンボルなんだ!」
「へぇ~」
「イプシロンとの次の試合まで一週間だ! みんな、バッチリ調整してレベルアップしていこうぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
次の試合に向けて意気込む中、吹雪士郎は隣の染岡竜吾に目を向ける。彼は真・帝国学園との試合で、右足に大きなダメージを受けてしまった。そのせいか、汗を流しながら足を押さえている。
「へへっ。こんなケガ、二、三日で治る。試合までには余裕で復活だぜ」
染岡はなんでもないように言うが、吹雪にはそう見えないので眉を下げる。
――そうしてキャラバンは河川敷のそばを通っていく。瑞貴も久しぶりの稲妻町のせいか、少し元気が出てきた。
「旅をしてからそんなに経ってないのに、なんか落ち着くね」
「そうだな。あっ……! 古株さん! 止めてください!」
突然円堂が叫んだので、古株はブレーキをかけてキャラバンを停止させる。みんな何事かと思うと、円堂が立ち上がって扉に向かったので、瑞貴も風丸もそれに続く。
「ダークトルネード!」
河川敷のグラウンドで少年が必殺シュートを放った。キーパーはそれに反応するも、見事なコントロールでゴールの端にボールを入れた。
「今のシュート……スゲー!」
「パワー、コントロール、スピード、申し分ないね」
「あいつ、雷門のジャージ着てるけど……誰だ?」
見慣れない少年に風丸は疑問を持つが、円堂と瑞貴はそれに構わず、三人はキャラバンを降りてグラウンドへ向かう。
「杉森!」
「ん? おおっ、円堂! 瑞貴!」
「久しぶり、威!」
キーパーをしていたのは、フットボールフロンティア地区大会で、雷門が戦った御影専農中のサッカー部キャプテン・杉森威だった。
「戻ってきたのか」
「ああ! みんなで今、雷門中に戻るところなんだ」
「そうか」
杉森はキャラバンを見ると、残っているメンバーがこちらを見ていたことに気づいたので手を振る。
「威、そちらの方は?」
「こいつの名前は闇野カゲト。みんなシャドウって呼んでいる」
「シャドウ?」
「よろしくな、シャドウ!」
「よろしくお願いします!」
「なあ、なんで雷門(ウチ)のジャージ着てるんだ?」
「雷門の転校生だそうだが」
「「「転校生!?」」」
少年――闇野カゲト(通称・シャドウ)の代わりに杉森が答えると、円堂と瑞貴と風丸は驚いて声を上げる。
「瑞貴、大丈夫か?」
「もしかして、まだ試合のダメージが残って……」
「なんでもないよ。ちょっと考えごとをしてただけ」
ニコッと微笑む瑞貴に、風丸は「そっか」と言うが、円堂はまだ納得せずにいる。
「みんなー、見えてきたぞ。稲妻町だ!」
「「「「「オォ――ッ!」」」」」
「戻ってきたなー!」
「ああ!」
「久しぶりっスー!」
「なんだか、懐かしい感じがするでヤンスー!」
円堂や風丸や壁山塀吾郎や栗松鉄平を始め、稲妻町から旅をしてきたメンバーは嬉しそうに声を上げる。逆に財前塔子たち追加メンバーはみんなの反応に驚いた。
「何々? みんな感動しちゃって」
「へへっ。ほら、あの鉄塔、見えるだろ?」
円堂がうしろから塔子の隣に顔を出して示した先には、山の上に立っている稲妻マークがある鉄塔だった。
「あれが稲妻町のシンボルなんだ!」
「へぇ~」
「イプシロンとの次の試合まで一週間だ! みんな、バッチリ調整してレベルアップしていこうぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
次の試合に向けて意気込む中、吹雪士郎は隣の染岡竜吾に目を向ける。彼は真・帝国学園との試合で、右足に大きなダメージを受けてしまった。そのせいか、汗を流しながら足を押さえている。
「へへっ。こんなケガ、二、三日で治る。試合までには余裕で復活だぜ」
染岡はなんでもないように言うが、吹雪にはそう見えないので眉を下げる。
――そうしてキャラバンは河川敷のそばを通っていく。瑞貴も久しぶりの稲妻町のせいか、少し元気が出てきた。
「旅をしてからそんなに経ってないのに、なんか落ち着くね」
「そうだな。あっ……! 古株さん! 止めてください!」
突然円堂が叫んだので、古株はブレーキをかけてキャラバンを停止させる。みんな何事かと思うと、円堂が立ち上がって扉に向かったので、瑞貴も風丸もそれに続く。
「ダークトルネード!」
河川敷のグラウンドで少年が必殺シュートを放った。キーパーはそれに反応するも、見事なコントロールでゴールの端にボールを入れた。
「今のシュート……スゲー!」
「パワー、コントロール、スピード、申し分ないね」
「あいつ、雷門のジャージ着てるけど……誰だ?」
見慣れない少年に風丸は疑問を持つが、円堂と瑞貴はそれに構わず、三人はキャラバンを降りてグラウンドへ向かう。
「杉森!」
「ん? おおっ、円堂! 瑞貴!」
「久しぶり、威!」
キーパーをしていたのは、フットボールフロンティア地区大会で、雷門が戦った御影専農中のサッカー部キャプテン・杉森威だった。
「戻ってきたのか」
「ああ! みんなで今、雷門中に戻るところなんだ」
「そうか」
杉森はキャラバンを見ると、残っているメンバーがこちらを見ていたことに気づいたので手を振る。
「威、そちらの方は?」
「こいつの名前は闇野カゲト。みんなシャドウって呼んでいる」
「シャドウ?」
「よろしくな、シャドウ!」
「よろしくお願いします!」
「なあ、なんで雷門(ウチ)のジャージ着てるんだ?」
「雷門の転校生だそうだが」
「「「転校生!?」」」
少年――闇野カゲト(通称・シャドウ)の代わりに杉森が答えると、円堂と瑞貴と風丸は驚いて声を上げる。