帝国の逆襲・後編!!
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「もしここで試合をやめれば、佐久間たちは完全に影山の影響下に置かれてしまう。そして、いずれあの技を使って、二度と試合できない体に……!」
影山の野望は雷門を負かすことだけでは終わらない。佐久間と源田の選手生命など関係なく勝利を求め続ける。そして、今の二人はそれに従っていく。
「やはり、この試合で救い出すしかない!」
「いいんだな?」
「構わない」
「……わかった。でも、絶対佐久間たちにあの技を出させないようにしよう」
円堂の言葉にみんな賛同して頷く。
「何か方法があるはずだ」
円堂はそう言うものの、吹雪をFWに戻せば、佐久間にボールが渡り皇帝ペンギン1号を撃たれる可能性が高くなる。かといって、こちらがシュートすれば、源田がビーストファングを使う。正に八方塞がりだ。
「――俺に任せな!」
声を発したのは吹雪……士郎のほうではなくアツヤだった。
「見てな。源田って奴があの技を出す暇もねぇくれぇスゲーシュートぶちかましてやるよ」
「俺も協力するぜ!」
「吹雪……。染岡……」
「大丈夫さ、鬼道。佐久間にはボールを渡さない。サッカーができない辛さは、俺が一番よくわかっている」
「一之瀬……」
鬼道が見渡せば、試合に勝って佐久間と源田を救う、みんな気持ちが同じだとわかる。
「サッカーが好きな奴に、敵も味方もない!」
「私もやる! これ以上、次郎と幸次郎が苦しむ姿は見たくないしね!」
「「やろうぜ!」」
この状況でも頼もしく思えるキャプテンと副キャプテン、そして仲間たちに鬼道は頷いた。
「二人を守って」
「そして試合に勝つんだ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
後半に備えて、両チームピッチに入りポジションに着く。
「本当にお前たちは変わってしまったのか……?」
ハーフタイムが終わっても苦しい表情が変わらない佐久間と源田を見て、鬼道は呟く。
「鬼道、自由に動いてくれ。他のことは俺たちに任せて」
「いざとなったら、私も守りに入るから!」
一之瀬と瑞貴の言葉に鬼道は頷き、ホイッスルが鳴る。
《さあ、後半開始!》
「簡単にはいかせねぇよ!」
ドリブルで上がるアツヤに、不動はスライディングをかける。
「どけぇ!」
アツヤはパワーで不動を弾き飛ばした。ボールは瑞貴が拾ってドリブルする。
「いいぞ、瑞貴!」
「よく拾ったじゃねぇか!」
染岡とアツヤに褒められて瑞貴は笑って染岡にパスを送る。それを染岡が受け取ると郷院と竺和了がディフェンスに入っていた。
「撃たせろ!シュートは源田が止める」
不動の指示で二人は離れ、シュートコースが開かれた。しかしこのまま撃ってしまえばビーストファングを使わせることになる。
「どうすりゃ……」
迷っていた染岡の視界の端で、アツヤが上がっているのを見えた。
「よし! ワイバーンクラッシュ!」
堂々と染岡が源田の正面にシュートを撃ったことに雷門は驚くが、シュートは大きく軌道が外れていく。その先にはアツヤがいた。これはアツヤへのパスだ。
影山の野望は雷門を負かすことだけでは終わらない。佐久間と源田の選手生命など関係なく勝利を求め続ける。そして、今の二人はそれに従っていく。
「やはり、この試合で救い出すしかない!」
「いいんだな?」
「構わない」
「……わかった。でも、絶対佐久間たちにあの技を出させないようにしよう」
円堂の言葉にみんな賛同して頷く。
「何か方法があるはずだ」
円堂はそう言うものの、吹雪をFWに戻せば、佐久間にボールが渡り皇帝ペンギン1号を撃たれる可能性が高くなる。かといって、こちらがシュートすれば、源田がビーストファングを使う。正に八方塞がりだ。
「――俺に任せな!」
声を発したのは吹雪……士郎のほうではなくアツヤだった。
「見てな。源田って奴があの技を出す暇もねぇくれぇスゲーシュートぶちかましてやるよ」
「俺も協力するぜ!」
「吹雪……。染岡……」
「大丈夫さ、鬼道。佐久間にはボールを渡さない。サッカーができない辛さは、俺が一番よくわかっている」
「一之瀬……」
鬼道が見渡せば、試合に勝って佐久間と源田を救う、みんな気持ちが同じだとわかる。
「サッカーが好きな奴に、敵も味方もない!」
「私もやる! これ以上、次郎と幸次郎が苦しむ姿は見たくないしね!」
「「やろうぜ!」」
この状況でも頼もしく思えるキャプテンと副キャプテン、そして仲間たちに鬼道は頷いた。
「二人を守って」
「そして試合に勝つんだ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
後半に備えて、両チームピッチに入りポジションに着く。
「本当にお前たちは変わってしまったのか……?」
ハーフタイムが終わっても苦しい表情が変わらない佐久間と源田を見て、鬼道は呟く。
「鬼道、自由に動いてくれ。他のことは俺たちに任せて」
「いざとなったら、私も守りに入るから!」
一之瀬と瑞貴の言葉に鬼道は頷き、ホイッスルが鳴る。
《さあ、後半開始!》
「簡単にはいかせねぇよ!」
ドリブルで上がるアツヤに、不動はスライディングをかける。
「どけぇ!」
アツヤはパワーで不動を弾き飛ばした。ボールは瑞貴が拾ってドリブルする。
「いいぞ、瑞貴!」
「よく拾ったじゃねぇか!」
染岡とアツヤに褒められて瑞貴は笑って染岡にパスを送る。それを染岡が受け取ると郷院と竺和了がディフェンスに入っていた。
「撃たせろ!シュートは源田が止める」
不動の指示で二人は離れ、シュートコースが開かれた。しかしこのまま撃ってしまえばビーストファングを使わせることになる。
「どうすりゃ……」
迷っていた染岡の視界の端で、アツヤが上がっているのを見えた。
「よし! ワイバーンクラッシュ!」
堂々と染岡が源田の正面にシュートを撃ったことに雷門は驚くが、シュートは大きく軌道が外れていく。その先にはアツヤがいた。これはアツヤへのパスだ。