帝国の逆襲・後編!!
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試合再開となり、鬼道がドリブルで雷門の反撃が始まる。
(1号を改良して、威力は落ちるが三人で撃つことで、負担を減らし、使える技にしたのが2号……!)
鬼道に合わせるように瑞貴と一之瀬も上がって行く。
「思い出せ! これが本当の皇帝ペンギンだ!」
鬼道が指笛を吹くと同時に瑞貴と一之瀬が走り出し、地面から青いペンギンが五羽現れる。
「皇帝ペンギン……」
「「2号!」」
《強烈なシュートが、キーパー・源田に襲い掛かる!》
「ビーストファング!」
野獣が噛み付くようなキーパー技は、見事皇帝ペンギン2号を止めた。
「がっ! ぐっ……ぐおおぉぉおおお!」
「幸次郎!」
しかし源田も佐久間と同じように苦しみ出し、瑞貴はそばに駆け寄る。
「俺は強い……! このぐらいのシュートだって止められるんだ……瑞貴……!」
「幸次郎……」
佐久間に引き続き、源田も自分に『強さ』を示していることに、瑞貴の瞳が悲しさで揺らぐ。
「まさかビーストファングまで!」
「鬼道、ひょっとして今の技も……!?」
「ああ、『ビーストファング』だ。皇帝ペンギン1号と共に封印された禁断の技だ……」
「「「「「!?」」」」」
源田も迷いなく禁断の技を使い、雷門イレブンに再び衝撃を与える。
「ってことは、ビーストファングも、同じく体を破壊する技……!」
染岡竜吾の言葉に鬼道は歯を食いしばるだけだが、それは肯定の意味をする。
「源田にあの技を出させるな!」
「シュートを撃つなってことだな……」
財前搭子がその意味を言うと、吹雪も頷いた。
だが、不動にとってはそんなの関係なく佐久間にパスを送る。
「佐久間!」
「渡すわけにはいかないよ!」
「君の壊れるところは、見たくない!」
「クッ!」
一之瀬と吹雪のマークで佐久間にはボールが渡らず、染岡にパスが送られる。
そのままシュートをしようとした染岡だが、源田がビーストファングの構えを取ったことにより、風丸一郎太へボールを回す。
「郷院!」
不動の指示で郷院猛がカットに入る。
「佐久間くんにボールを渡さないのはいいけれど……」
「シュートを撃てなくては勝てない……」
「二人の選手生命を守るためだけど、これじゃ試合にならないです……」
木野秋も雷門夏未も音無春奈も、この試合の行く末がどうなるかわからない。その間にも不動がシュートを放つ。
「ゴッドハンド!」
しかし完全に止められず弾くと、それを拾った土門飛鳥がクリアする。円堂は先ほどの皇帝ペンギン1号のダメージが全然抜けていない。それは佐久間も同じ。
「目を覚ませ! 自分の体を犠牲にした勝利に、なんの価値がある!? 佐久間! 源田!」
「わかってないのはお前だよ、鬼道!」
「勝利にこそ価値がある。俺たちは勝つ……どんな犠牲を払ってでもな!」
「「そしてあいつに認めてもらう!」」
その頑な意志は、言葉をかけるだけじゃダメだった。
(1号を改良して、威力は落ちるが三人で撃つことで、負担を減らし、使える技にしたのが2号……!)
鬼道に合わせるように瑞貴と一之瀬も上がって行く。
「思い出せ! これが本当の皇帝ペンギンだ!」
鬼道が指笛を吹くと同時に瑞貴と一之瀬が走り出し、地面から青いペンギンが五羽現れる。
「皇帝ペンギン……」
「「2号!」」
《強烈なシュートが、キーパー・源田に襲い掛かる!》
「ビーストファング!」
野獣が噛み付くようなキーパー技は、見事皇帝ペンギン2号を止めた。
「がっ! ぐっ……ぐおおぉぉおおお!」
「幸次郎!」
しかし源田も佐久間と同じように苦しみ出し、瑞貴はそばに駆け寄る。
「俺は強い……! このぐらいのシュートだって止められるんだ……瑞貴……!」
「幸次郎……」
佐久間に引き続き、源田も自分に『強さ』を示していることに、瑞貴の瞳が悲しさで揺らぐ。
「まさかビーストファングまで!」
「鬼道、ひょっとして今の技も……!?」
「ああ、『ビーストファング』だ。皇帝ペンギン1号と共に封印された禁断の技だ……」
「「「「「!?」」」」」
源田も迷いなく禁断の技を使い、雷門イレブンに再び衝撃を与える。
「ってことは、ビーストファングも、同じく体を破壊する技……!」
染岡竜吾の言葉に鬼道は歯を食いしばるだけだが、それは肯定の意味をする。
「源田にあの技を出させるな!」
「シュートを撃つなってことだな……」
財前搭子がその意味を言うと、吹雪も頷いた。
だが、不動にとってはそんなの関係なく佐久間にパスを送る。
「佐久間!」
「渡すわけにはいかないよ!」
「君の壊れるところは、見たくない!」
「クッ!」
一之瀬と吹雪のマークで佐久間にはボールが渡らず、染岡にパスが送られる。
そのままシュートをしようとした染岡だが、源田がビーストファングの構えを取ったことにより、風丸一郎太へボールを回す。
「郷院!」
不動の指示で郷院猛がカットに入る。
「佐久間くんにボールを渡さないのはいいけれど……」
「シュートを撃てなくては勝てない……」
「二人の選手生命を守るためだけど、これじゃ試合にならないです……」
木野秋も雷門夏未も音無春奈も、この試合の行く末がどうなるかわからない。その間にも不動がシュートを放つ。
「ゴッドハンド!」
しかし完全に止められず弾くと、それを拾った土門飛鳥がクリアする。円堂は先ほどの皇帝ペンギン1号のダメージが全然抜けていない。それは佐久間も同じ。
「目を覚ませ! 自分の体を犠牲にした勝利に、なんの価値がある!? 佐久間! 源田!」
「わかってないのはお前だよ、鬼道!」
「勝利にこそ価値がある。俺たちは勝つ……どんな犠牲を払ってでもな!」
「「そしてあいつに認めてもらう!」」
その頑な意志は、言葉をかけるだけじゃダメだった。