帝国の逆襲・後編!!
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影山零治が脱走したと報告を受け、雷門イレブンは愛媛へと向かった。そこに現れたのは真・帝国学園のキャプテン・不動明王。彼は案内役として雷門を迎えに来て、鬼道有人に『スペシャルゲストがいる』と教える。
不動の案内で向かった埠頭の海から現れた巨大な潜水艦に、影山と――鬼道のチームメイトである佐久間次郎と源田幸次郎が現れた。二人は強さと、恋焦がれる少女・井上瑞貴を求め、不動の誘いに乗り影山に再び従ったのだ。
雷門イレブンは彼らを救うために試合を受け入れる。だが――。
「皇帝ペンギン……1号!」
赤いペンギン五羽とボールの凄まじいシュートが、円堂守に襲い掛かる。
「ゴッドハンド!」
円堂はゴッドハンドで対抗するが、その恐るべきパワーに勝てず、ゴールを許してしまった。
「おぉ! 素晴らしい!」
先制を取れたことに不動は喜ぶ。対して円堂はシュートのダメージに体を震わせる。
「体中が痛い……こんなシュート…初めてだ……」
しかし、シュートを撃った佐久間は円堂よりダメージが酷く、手も膝も地面に付けて汗をかきながら肩で息をしていた。
「佐久間……。お前、何故……」
「フン……。見たか、鬼道……俺の皇帝ペンギン1号を!」
「二度と撃つな! あれは『禁断の技』だ!」
「「「「「!?」」」」」
鬼道の言葉に雷門イレブンは驚く。
「皇帝ペンギン1号は、禁断の技だ! 二度と使うな!」
「怖いのか? 俺ごときに追い抜かれるのが!」
「違う! わからないのか!? このままでは、お前の体は――」
「敗北に価値はない……。勝利のためなら、俺は何度でも撃つ……」
「佐久間……」
鬼道の言葉に耳を貸さない佐久間は、そのままポジションに戻っていく。そのうしろ姿を見た鬼道は、次いで影山がいる部屋へ睨みつける。
「瑞貴……」
佐久間が足を止めて瑞貴に顔を向ける。
「俺は勝つ……。強くなれば、お前も俺を認めざるを得ない!」
「次郎……!」
今の佐久間には自分の言葉も届かないことを、瑞貴はわかっていた。きっと――源田にも届かないと。
「鬼道! 禁断の技って、どういう意味だ? それに『二度と撃つな』って」
詳細を聞こうと鬼道の回りに円堂たちが集まる。
「……『皇帝ペンギン1号』は、影山零治が考案したシュート。恐ろしいほどの威力を持つ反面、全身の筋肉は悲鳴を上げ激痛が走る。体にかかる負担があまりにも大きいため、二度と使用しない禁断の技として封印された……」
その恐ろしさは佐久間の苦しい表情で一目瞭然だ。今この場にいる全員が目の当たりにしている。
「あの技を撃つのは一試合に二回が限界。三回目は……!」
「二度とサッカーができなくなるということか……――っつ!」
円堂の体にも、皇帝ペンギン1号のダメージが強い。
「円堂! お前ももう一度マトモに受けたら、立っていられなくなる!」
鬼道の言葉は、さらに全員に衝撃を受けた。ベンチにいるマネージャーたちも含めて。
「この試合の作戦が決まった。――佐久間にボールを渡すな!」
「その作戦、大賛成だ。目の前でそんな最悪な光景は見たくない」
「僕も、ディフェンスに入るよ」
「一之瀬……。吹雪……。佐久間のマークを頼む」
そうして一之瀬一哉と吹雪士郎は佐久間のマークに付くことになった。
不動の案内で向かった埠頭の海から現れた巨大な潜水艦に、影山と――鬼道のチームメイトである佐久間次郎と源田幸次郎が現れた。二人は強さと、恋焦がれる少女・井上瑞貴を求め、不動の誘いに乗り影山に再び従ったのだ。
雷門イレブンは彼らを救うために試合を受け入れる。だが――。
「皇帝ペンギン……1号!」
赤いペンギン五羽とボールの凄まじいシュートが、円堂守に襲い掛かる。
「ゴッドハンド!」
円堂はゴッドハンドで対抗するが、その恐るべきパワーに勝てず、ゴールを許してしまった。
「おぉ! 素晴らしい!」
先制を取れたことに不動は喜ぶ。対して円堂はシュートのダメージに体を震わせる。
「体中が痛い……こんなシュート…初めてだ……」
しかし、シュートを撃った佐久間は円堂よりダメージが酷く、手も膝も地面に付けて汗をかきながら肩で息をしていた。
「佐久間……。お前、何故……」
「フン……。見たか、鬼道……俺の皇帝ペンギン1号を!」
「二度と撃つな! あれは『禁断の技』だ!」
「「「「「!?」」」」」
鬼道の言葉に雷門イレブンは驚く。
「皇帝ペンギン1号は、禁断の技だ! 二度と使うな!」
「怖いのか? 俺ごときに追い抜かれるのが!」
「違う! わからないのか!? このままでは、お前の体は――」
「敗北に価値はない……。勝利のためなら、俺は何度でも撃つ……」
「佐久間……」
鬼道の言葉に耳を貸さない佐久間は、そのままポジションに戻っていく。そのうしろ姿を見た鬼道は、次いで影山がいる部屋へ睨みつける。
「瑞貴……」
佐久間が足を止めて瑞貴に顔を向ける。
「俺は勝つ……。強くなれば、お前も俺を認めざるを得ない!」
「次郎……!」
今の佐久間には自分の言葉も届かないことを、瑞貴はわかっていた。きっと――源田にも届かないと。
「鬼道! 禁断の技って、どういう意味だ? それに『二度と撃つな』って」
詳細を聞こうと鬼道の回りに円堂たちが集まる。
「……『皇帝ペンギン1号』は、影山零治が考案したシュート。恐ろしいほどの威力を持つ反面、全身の筋肉は悲鳴を上げ激痛が走る。体にかかる負担があまりにも大きいため、二度と使用しない禁断の技として封印された……」
その恐ろしさは佐久間の苦しい表情で一目瞭然だ。今この場にいる全員が目の当たりにしている。
「あの技を撃つのは一試合に二回が限界。三回目は……!」
「二度とサッカーができなくなるということか……――っつ!」
円堂の体にも、皇帝ペンギン1号のダメージが強い。
「円堂! お前ももう一度マトモに受けたら、立っていられなくなる!」
鬼道の言葉は、さらに全員に衝撃を受けた。ベンチにいるマネージャーたちも含めて。
「この試合の作戦が決まった。――佐久間にボールを渡すな!」
「その作戦、大賛成だ。目の前でそんな最悪な光景は見たくない」
「僕も、ディフェンスに入るよ」
「一之瀬……。吹雪……。佐久間のマークを頼む」
そうして一之瀬一哉と吹雪士郎は佐久間のマークに付くことになった。