かくされた力!
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「これ以上……好き勝手やらせるか!」
「何っ!?」
ゼルへのパスをカットし、瑞貴はそのまま上がって行く。
「瑞貴!?」
《なんと井上、イプシロンからボールを奪ったー!》
瑞貴はイプシロンをかわしていき、ディフェンスラインまで上がって来た。
「よし! 瑞貴、そのままいけ!」
「わかった!」
円堂の指示で、瑞貴はシューティングアローを撃つべくボールを高く上げて自分も飛ぶ。だが、その攻撃を防ごうとモールとケイソンが瑞貴より高く飛んだ。
(このままでは間に合わない。だったら……!)
瑞貴は体を反らしてオーバーヘッドの形を取り、そのままシュートを撃つ。そのボールは炎をまとい、まるでミサイルの如くゴールへと向かう。
「「これは!?」」
円堂と鬼道が見たことない技に驚く中、デザームは余裕の顔をして手を突き出す。しかし威力が強く、デザームはもう片方の手を出して両手で止める。少し後退しただけで完全に止められた。
「ホォ。あの状態でこの威力……そして私に両手を使わせるとは……お前も気に入ったぞ!」
「次こそ決めてやるんだから!」
デザームが感心する中、瑞貴はビシッと指差して叫んだ。とはいえ土壇場でやったから、もう一度撃てる自信がない。
(瑞貴姉以外ダメじゃん、雷門……。デカい口ばっか叩いて……やっぱ信じられねぇよ!)
それから再びイプシロンの猛攻が始まり、雷門イレブンが傷つけられる中、瑞貴がカットしてボールを繋ごうにも止められる。その中で木暮はまた攻撃をよけていく。
「逃げ足だけは天才的ね……」
「木暮くん、しっかりして! 逃げてばっかりじゃダメよ!」
「……木暮くんって、見えてるからこそ完璧にかわすことができるかも……」
秋の言う通り、あのシュート以来瑞貴以外の雷門イレブンは攻撃を受け続けているが、木暮だけは狙われても一度も当たらない。しかしそれも時間の問題で、攻撃を受けている円堂たちやカットし続けて人一倍動いている瑞貴は息が上がっている。
デザームは漫遊寺の校舎に目を向けると、そこにいる赤い髪の少年の存在に気づく。
「聞け、人間共! 我らは十日ののちに、もう一度勝負をしてやろう!」
「十日?」
「だが、お前たちは勝負のその日まで、果たして生き残っていられるかな?」
「何!? どういう意味だ!」
鬼道が疑問の声を上げるがデザームはそれを無視してゴールへロングシュートを放つ。
「ふざけるなぁ!!」
「アツ…吹雪! わあっ!」
シュートを止めようとしたアツヤは吹き飛ばされ、瑞貴がアツヤに気を取られている頃には、もうシュートは瑞貴を抜いていた。
さらにそのままMF陣も抜いて、DFエリアにいる木暮に襲い掛かる。その威力に恐れる木暮は逃げるも、逃げている方向がシュートの軌道に入っていた。
「夕弥!」
「木暮ぇ! 伏せてろ!」
だが今までのシュートの威力とは比べ物にならないので、木暮もよけきれない。
すると木暮は倒れていた壁山の足首に引っ掛かってつまずき、放り出された足がシュートを取って威力を受け流すように回転し竜巻を起こす。なんと木暮はデザームのシュートを見事に止めたのだ。
「テェ! イテテ……ん? あれ?」
木暮が地面に落ちて起き上がったときには、イプシロンの姿が跡形もなく消えていたのだ。
「何っ!?」
ゼルへのパスをカットし、瑞貴はそのまま上がって行く。
「瑞貴!?」
《なんと井上、イプシロンからボールを奪ったー!》
瑞貴はイプシロンをかわしていき、ディフェンスラインまで上がって来た。
「よし! 瑞貴、そのままいけ!」
「わかった!」
円堂の指示で、瑞貴はシューティングアローを撃つべくボールを高く上げて自分も飛ぶ。だが、その攻撃を防ごうとモールとケイソンが瑞貴より高く飛んだ。
(このままでは間に合わない。だったら……!)
瑞貴は体を反らしてオーバーヘッドの形を取り、そのままシュートを撃つ。そのボールは炎をまとい、まるでミサイルの如くゴールへと向かう。
「「これは!?」」
円堂と鬼道が見たことない技に驚く中、デザームは余裕の顔をして手を突き出す。しかし威力が強く、デザームはもう片方の手を出して両手で止める。少し後退しただけで完全に止められた。
「ホォ。あの状態でこの威力……そして私に両手を使わせるとは……お前も気に入ったぞ!」
「次こそ決めてやるんだから!」
デザームが感心する中、瑞貴はビシッと指差して叫んだ。とはいえ土壇場でやったから、もう一度撃てる自信がない。
(瑞貴姉以外ダメじゃん、雷門……。デカい口ばっか叩いて……やっぱ信じられねぇよ!)
それから再びイプシロンの猛攻が始まり、雷門イレブンが傷つけられる中、瑞貴がカットしてボールを繋ごうにも止められる。その中で木暮はまた攻撃をよけていく。
「逃げ足だけは天才的ね……」
「木暮くん、しっかりして! 逃げてばっかりじゃダメよ!」
「……木暮くんって、見えてるからこそ完璧にかわすことができるかも……」
秋の言う通り、あのシュート以来瑞貴以外の雷門イレブンは攻撃を受け続けているが、木暮だけは狙われても一度も当たらない。しかしそれも時間の問題で、攻撃を受けている円堂たちやカットし続けて人一倍動いている瑞貴は息が上がっている。
デザームは漫遊寺の校舎に目を向けると、そこにいる赤い髪の少年の存在に気づく。
「聞け、人間共! 我らは十日ののちに、もう一度勝負をしてやろう!」
「十日?」
「だが、お前たちは勝負のその日まで、果たして生き残っていられるかな?」
「何!? どういう意味だ!」
鬼道が疑問の声を上げるがデザームはそれを無視してゴールへロングシュートを放つ。
「ふざけるなぁ!!」
「アツ…吹雪! わあっ!」
シュートを止めようとしたアツヤは吹き飛ばされ、瑞貴がアツヤに気を取られている頃には、もうシュートは瑞貴を抜いていた。
さらにそのままMF陣も抜いて、DFエリアにいる木暮に襲い掛かる。その威力に恐れる木暮は逃げるも、逃げている方向がシュートの軌道に入っていた。
「夕弥!」
「木暮ぇ! 伏せてろ!」
だが今までのシュートの威力とは比べ物にならないので、木暮もよけきれない。
すると木暮は倒れていた壁山の足首に引っ掛かってつまずき、放り出された足がシュートを取って威力を受け流すように回転し竜巻を起こす。なんと木暮はデザームのシュートを見事に止めたのだ。
「テェ! イテテ……ん? あれ?」
木暮が地面に落ちて起き上がったときには、イプシロンの姿が跡形もなく消えていたのだ。