イプシロン来襲!

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時間が進んでいくことに、次々と漫遊寺イレブンが倒れ、最後の影田も……。


「無念だ……」


とうとう彼も倒れてしまった。そして0対15で続行不能と見なし、試合が終了した。

イプシロンの圧倒的な実力に、雷門イレブンも息を呑む。


「あいつら、本当に6分で決めやがった……」

「これがファーストランクチームの力……」

「ジェミニストームとは比べ物にならないくらい強いでヤンス……」


染岡も一之瀬も栗松も、時間通りに試合終了させる実力にショックを受けた。


「やれ」

「「待て!」」


破壊指令を出したデザームを止めたのは、円堂と瑞貴だった。


「まだ、試合は終わっちゃいない!」

「私たちが相手だ!」

「お前たちが? フッ、いいだろう」

「でもキャプテン、瑞貴さん、目金先輩と栗松が……」


壁山の言う通り、目金と栗松が負傷したことで試合に出られるのは十人しかいない。


「だったら、十人で戦うまでだ!」

「じゅ、十人で!?」


円堂のまさかの言葉に、栗松は鬼道の肩から身を出して叫ぶ。


「このままあいつらの好きにはさせられないでしょ!?」

「それはそうでヤンスが……」

「十一人目ならいます! 木暮くんが!」

「えぇ!?」

「こっ!」

「「「「「木暮ぇ!?」」」」」


春奈の推薦に一部の雷門イレブン木暮本人すらも驚く。特に搭子はイタズラされた記憶があるので一番驚く。


「木暮くんだってサッカー部の一員です!」

「でも補欠だろ!? 大丈夫かよ、そんな奴入れて」

「ヘタにウロチョロされると、返って邪魔になるし……」

「そんなことないです。木暮くんなら大丈夫です! だからお願いです! お願いします!」


染岡や土門たちを必死に説得する春奈だが、背後で春奈が口を開く度に木暮が冷や汗をかいている。

みんながどうするか迷っていると、円堂が春奈の前に出てきた。


「キャプテン! お願いします!」

「わかったよ、音無。瑞貴もいいだろ?」

「うん!」

「「「「「ええぇぇぇえええ!?」」」」」

「キャプテン! 瑞貴先輩!」


キャプテンと副キャプテンの選択に雷門イレブンは驚き、春奈は嬉しそうにと声を上げた。


「いいですよね、監督!」

「好きにすればいいわ」

「ありがとうございます!」


瞳子からも許可をもらったが、木暮はずっと浮かない顔のままだ。


「さっ!」

「えっ、いや、でも、俺……」

「何怖気づいてんの!みんなを見返すチャンスじゃない!」

「でも……だって……。いや……でも……」


木暮はボールに額を当てて冷や汗を流す。彼もイプシロンの実力に恐怖を感じたのだ。


「大丈夫よ、木暮くんなら。私、信じてるから」

「っつ!」


そのひと言に木暮は頭を上げて春奈を見る。


「俺を…信じてる……?」

「ええ、信じてるわ! 木暮くんなら、きっとやってくれるって!」


木暮はチラッと瑞貴を見ると、視線に気づいた彼女も頷いていた。

それぞれの不安な思いが交錯する中、イプシロンとの試合が始まろうとしていた。










☆副キャプテン 今日の格言☆



最初の出会いはそれぞれだけど、いつの間にか大切な人になってるの。



以上!!
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