伝説のストライカーを探せ!
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「搭子ちゃん、さっき財前総理に会いに行ったよ」
「そっか。あれだけ心配してたんだもんな。やっぱり会っておかなくちゃ」
「そうだね」
「――円堂! 瑞貴!」
三人が笑い合っていると、慌ててキャラバンに入る風丸一郎太の姿があった。
「どうした、風丸?」
「それが、総理大臣がお前たちに会いたいって、さっき……」
「「えぇ!?」」
まさかの展開に瑞貴と円堂と秋は驚いて顔を見合わせる。
とりあえず外に出てみれば、国会議事堂の中から搭子と財前とSPフィクサーズのメンバーが出て来た。他の雷門イレブンのみんなはキャラバンで待機している。二人は緊張しつつも、真剣な表情で財前と向かい合う。
「君たちが円堂くんと井上くんか」
「「はい!」」
「うん……いい目をしている」
財前はそう言って円堂に手を差し出し、円堂はその手を合わせて握手をする。そして次に瑞貴とも同じように握手をした。
「私は私で、できるだけのことをする。だから君たちも力を貸してほしい」
「わかりました。あんな連中に負けません」
「絶対に、エイリア学園を倒して見せます」
円堂と瑞貴は財前に礼をしてからキャラバンに乗り込む。そして搭子も「パパ、行ってくるね」と言ってから二人に続いてキャラバンに乗った。
「ありがとう。瑞貴、円堂」
「どういたしまして」
「よーし! 出発だー!」
円堂の合図でキャラバンは北海道へ向けて走り出した。今日の瑞貴の席は鬼道と搭子の間であり、移動している間は二人やうしろにいる円堂や風丸と談笑をしたりしていた。
――とある山道で、キャラバンは突然止まった。不思議に思ってみんなは前方へ顔を向けると、瞳子が立ち上がる。
「監督、なんで止まったんですか?」
「狭いバスに乗ってばかりじゃ体が鈍るわ。トレーニングをしましょう」
「あっ、えっと、みなさんのためのトレーニングメニューもあります」
「やったぁ! ……ん?」
意気込む円堂と目を輝かせる瑞貴と搭子に対し、他のみんなは乗り気じゃなかった。豪炎寺を追い出したことが特に印象を悪くしたようだ。
それを見た瞳子は「いいわ」と言って、春奈からメニューを取ってうしろへ投げて古株がキャッチする。
「だったら、自主トレをしてもらうわ。この山の自然を相手に」
「……監督のメニューよりはマシだろうさ」
「そ、そうっスね」
「よーし! 山だ! 自然だ! 特訓だ――っ!!」
円堂が叫びだすと各々で立ち上がる。同じように瑞貴もどうしようかと考えていると、トントンと肩を叩かれた。振り向くと叩いた人物は風丸のようだ。
「瑞貴。もしよかったら、俺と一緒に特訓――」
「「行くぞ瑞貴! 特訓だ――っ!!」」
「ちょ、待て、みぎゃぁあああぁぁ――……!」
円堂と搭子に連行された瑞貴に、風丸はしばし呆然としていたが、女子の搭子ならともかく、男子の円堂が一緒というのが気に食わなかった。
それは一之瀬と土門と鬼道とマネージャーも同じであり、黒いオーラを放っていた。その光景を見た染岡と目金と壁山塀吾郎と栗松鉄平は顔を青ざめて震え上がり、瞳子は初めて見る光景に目を丸くした。
「よし! やるぞ!」
ユニフォームに着替えた円堂と瑞貴と搭子。円堂と搭子はロープを枝に結び、その先に小さな丸太を結んだ。
「……これ、本当にやるの?」
「「当たり前だ!」」
キラキラと輝かしい笑顔を向ける円堂と搭子に瑞貴は溜息をついた。もう言っても聞かないような気がする。「それじゃさっそく!」と言って円堂は丸太をつかんで飛び出した。
「うぅ~ひゃぁあああええぇぇ!!」
(マジでやりやがった……)
遠心力の反動で回りだした円堂の姿を見て、瑞貴顔をひきつらせ、搭子は腕を組んでにこやかに見ている。
「そっか。あれだけ心配してたんだもんな。やっぱり会っておかなくちゃ」
「そうだね」
「――円堂! 瑞貴!」
三人が笑い合っていると、慌ててキャラバンに入る風丸一郎太の姿があった。
「どうした、風丸?」
「それが、総理大臣がお前たちに会いたいって、さっき……」
「「えぇ!?」」
まさかの展開に瑞貴と円堂と秋は驚いて顔を見合わせる。
とりあえず外に出てみれば、国会議事堂の中から搭子と財前とSPフィクサーズのメンバーが出て来た。他の雷門イレブンのみんなはキャラバンで待機している。二人は緊張しつつも、真剣な表情で財前と向かい合う。
「君たちが円堂くんと井上くんか」
「「はい!」」
「うん……いい目をしている」
財前はそう言って円堂に手を差し出し、円堂はその手を合わせて握手をする。そして次に瑞貴とも同じように握手をした。
「私は私で、できるだけのことをする。だから君たちも力を貸してほしい」
「わかりました。あんな連中に負けません」
「絶対に、エイリア学園を倒して見せます」
円堂と瑞貴は財前に礼をしてからキャラバンに乗り込む。そして搭子も「パパ、行ってくるね」と言ってから二人に続いてキャラバンに乗った。
「ありがとう。瑞貴、円堂」
「どういたしまして」
「よーし! 出発だー!」
円堂の合図でキャラバンは北海道へ向けて走り出した。今日の瑞貴の席は鬼道と搭子の間であり、移動している間は二人やうしろにいる円堂や風丸と談笑をしたりしていた。
――とある山道で、キャラバンは突然止まった。不思議に思ってみんなは前方へ顔を向けると、瞳子が立ち上がる。
「監督、なんで止まったんですか?」
「狭いバスに乗ってばかりじゃ体が鈍るわ。トレーニングをしましょう」
「あっ、えっと、みなさんのためのトレーニングメニューもあります」
「やったぁ! ……ん?」
意気込む円堂と目を輝かせる瑞貴と搭子に対し、他のみんなは乗り気じゃなかった。豪炎寺を追い出したことが特に印象を悪くしたようだ。
それを見た瞳子は「いいわ」と言って、春奈からメニューを取ってうしろへ投げて古株がキャッチする。
「だったら、自主トレをしてもらうわ。この山の自然を相手に」
「……監督のメニューよりはマシだろうさ」
「そ、そうっスね」
「よーし! 山だ! 自然だ! 特訓だ――っ!!」
円堂が叫びだすと各々で立ち上がる。同じように瑞貴もどうしようかと考えていると、トントンと肩を叩かれた。振り向くと叩いた人物は風丸のようだ。
「瑞貴。もしよかったら、俺と一緒に特訓――」
「「行くぞ瑞貴! 特訓だ――っ!!」」
「ちょ、待て、みぎゃぁあああぁぁ――……!」
円堂と搭子に連行された瑞貴に、風丸はしばし呆然としていたが、女子の搭子ならともかく、男子の円堂が一緒というのが気に食わなかった。
それは一之瀬と土門と鬼道とマネージャーも同じであり、黒いオーラを放っていた。その光景を見た染岡と目金と壁山塀吾郎と栗松鉄平は顔を青ざめて震え上がり、瞳子は初めて見る光景に目を丸くした。
「よし! やるぞ!」
ユニフォームに着替えた円堂と瑞貴と搭子。円堂と搭子はロープを枝に結び、その先に小さな丸太を結んだ。
「……これ、本当にやるの?」
「「当たり前だ!」」
キラキラと輝かしい笑顔を向ける円堂と搭子に瑞貴は溜息をついた。もう言っても聞かないような気がする。「それじゃさっそく!」と言って円堂は丸太をつかんで飛び出した。
「うぅ~ひゃぁあああええぇぇ!!」
(マジでやりやがった……)
遠心力の反動で回りだした円堂の姿を見て、瑞貴顔をひきつらせ、搭子は腕を組んでにこやかに見ている。