伝説のストライカーを探せ!
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ジェミニストームとの再戦は完敗だった。だが、それは吉良瞳子が井上瑞貴や円堂守たち雷門イレブンを守るため、次の試合に生かすための作戦でもあった。
だが、瞳子は雷門のエースストライカーである豪炎寺修也に『チームを離れてもらう』と言ったのだ。みんなが不満を言う中、円堂と瑞貴はそれぞれ豪炎寺に別れをし終えたときは、すでに夜になっていた。
「監督! なんで豪炎寺を追い出すんですか!?」
「必要ない、ただそれだけよ」
染岡竜吾が文句を言い放つも、瞳子は淡々と答えた。その態度が気に食わない染岡は「あのなぁ!」と言って突っかかろうとしたが、鬼道有人に止められた。
「もうやめろ。そんなことをしても、豪炎寺は戻ってこないぞ」
「ぐっ……!」
「染岡……」
一之瀬一哉は自分もみんなも同じ気持ちだと、目で訴えた。それを感じた染岡は悔しそうに土を思いっきり蹴る。
「――瑞貴さん、円堂くん」
「「「「「!」」」」」
足音で気づいた目金欠流が瑞貴と円堂に気づくと、一之瀬やみんなも顔を向ける。
「瑞貴、円堂、豪炎寺は!?」
「「行っちまった/ちゃった」」
「何で止めなかったんだよ!」
「あいつは……絶対、戻ってくるよ」
「私たちはそれを信じている」
円堂と瑞貴は顔をうつむかせてそう言った。普段とは違う二人の表情に、染岡も食いかかるのをやめた。
「なんだよ……。豪炎寺の奴、一人でゲームセットか……」
「「違う」」
土門飛鳥の呟きを否定した円堂と瑞貴。
「別れはゲームセットじゃない。出会いのためのキックオフだ!」
「いつかまた会えるよ。修也は――みんながいる、このチームが大好きなんだ!」
♪ピリッ、ピリッ、ピリリリ♪
すると着信音が聞こえ、瞳子が携帯を取り出すと、雷門の前監督の響木正剛からメールが来ていた。
そのメールの内容は『北海道、白恋中のエースストライカー・吹雪士郎をチーム引き入れ、戦力アップを図れ』と記してあった。
☆☆☆☆☆
瞳子は運転手の古株と一緒に白恋中に道筋を考え、残りの選手とマネージャーはキャラバン内で吹雪士郎の情報を集めていた。
「で、その吹雪士郎って誰だ?」
「なんで響木さんは、そいつをチームに入れろって言うんだ?」
円堂と一之瀬たちは響木の意図がわからずにいる。音無春奈がパソコンで検索をしていると、ヒットしたのか「わかりました!」と言うと、横からや椅子の背もたれから顔を出したりして全員パソコンの画面に注目した。
「熊殺しの吹雪?」
「一試合10点、たった一人で叩きだした……」
「熊よりデカい?」
「ブリザードの吹雪って異名を持つ……」
「噂ばっかりでヤンス」
口々に出てきた情報を言うと、雷門夏未が背もたれから顔を出した円堂を押しのけて春奈に問いかける。
「これで吹雪士郎のことがわかったって言えるの?」
「でも、これが限界なんです。画像も公式記録もなんにもなくて……」
「何故、フットボールフロンティアには参加しなかったんだろうか?」
「さあ……?」
鬼道の疑問はもっともだ。噂だけとはいえ、ここまで言われるほどの実力を持ちながらフットボールフロンティアに参加しなかったのはおかしい。
だが、瞳子は雷門のエースストライカーである豪炎寺修也に『チームを離れてもらう』と言ったのだ。みんなが不満を言う中、円堂と瑞貴はそれぞれ豪炎寺に別れをし終えたときは、すでに夜になっていた。
「監督! なんで豪炎寺を追い出すんですか!?」
「必要ない、ただそれだけよ」
染岡竜吾が文句を言い放つも、瞳子は淡々と答えた。その態度が気に食わない染岡は「あのなぁ!」と言って突っかかろうとしたが、鬼道有人に止められた。
「もうやめろ。そんなことをしても、豪炎寺は戻ってこないぞ」
「ぐっ……!」
「染岡……」
一之瀬一哉は自分もみんなも同じ気持ちだと、目で訴えた。それを感じた染岡は悔しそうに土を思いっきり蹴る。
「――瑞貴さん、円堂くん」
「「「「「!」」」」」
足音で気づいた目金欠流が瑞貴と円堂に気づくと、一之瀬やみんなも顔を向ける。
「瑞貴、円堂、豪炎寺は!?」
「「行っちまった/ちゃった」」
「何で止めなかったんだよ!」
「あいつは……絶対、戻ってくるよ」
「私たちはそれを信じている」
円堂と瑞貴は顔をうつむかせてそう言った。普段とは違う二人の表情に、染岡も食いかかるのをやめた。
「なんだよ……。豪炎寺の奴、一人でゲームセットか……」
「「違う」」
土門飛鳥の呟きを否定した円堂と瑞貴。
「別れはゲームセットじゃない。出会いのためのキックオフだ!」
「いつかまた会えるよ。修也は――みんながいる、このチームが大好きなんだ!」
♪ピリッ、ピリッ、ピリリリ♪
すると着信音が聞こえ、瞳子が携帯を取り出すと、雷門の前監督の響木正剛からメールが来ていた。
そのメールの内容は『北海道、白恋中のエースストライカー・吹雪士郎をチーム引き入れ、戦力アップを図れ』と記してあった。
☆☆☆☆☆
瞳子は運転手の古株と一緒に白恋中に道筋を考え、残りの選手とマネージャーはキャラバン内で吹雪士郎の情報を集めていた。
「で、その吹雪士郎って誰だ?」
「なんで響木さんは、そいつをチームに入れろって言うんだ?」
円堂と一之瀬たちは響木の意図がわからずにいる。音無春奈がパソコンで検索をしていると、ヒットしたのか「わかりました!」と言うと、横からや椅子の背もたれから顔を出したりして全員パソコンの画面に注目した。
「熊殺しの吹雪?」
「一試合10点、たった一人で叩きだした……」
「熊よりデカい?」
「ブリザードの吹雪って異名を持つ……」
「噂ばっかりでヤンス」
口々に出てきた情報を言うと、雷門夏未が背もたれから顔を出した円堂を押しのけて春奈に問いかける。
「これで吹雪士郎のことがわかったって言えるの?」
「でも、これが限界なんです。画像も公式記録もなんにもなくて……」
「何故、フットボールフロンティアには参加しなかったんだろうか?」
「さあ……?」
鬼道の疑問はもっともだ。噂だけとはいえ、ここまで言われるほどの実力を持ちながらフットボールフロンティアに参加しなかったのはおかしい。