脅威! エイリア学園!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「豪炎寺くん。あなたには――チームを離れてもらいます」
「っ!」
「えっ!?」
瞳子の口から出た衝撃的な言葉に豪炎寺や円堂は目を見開く。瑞貴以外のみんなは信じられないようにお互いの顔を見合わせる。
「い、今なんて言ったでヤンスか監督? 離れろとかなんとか……」
「ど、どういうことですか!?」
「さあ……?」
豪炎寺と瞳子が見つめ合い、しばしの沈黙が渡るが、思い当たる節を見つけた豪炎寺はみんなに背を向ける。
「ちょ、ちょっと待てよ豪炎寺! どういうことですか監督!? 豪炎寺に出て行けなんて」
「そうですよ監督! 豪炎寺は雷門のエースストライカー……豪炎寺がいなきゃ、あいつらには……」
「もしかして、今日の試合でミスったからか!?」
土門の言う通り、確かに今日の試合で絶好のシュートチャンスを、豪炎寺は二回も外してしまった。
「そうなんですか、監督!? それで豪炎寺に出て行けって……」
「ちゃんと説明してください!」
「私の使命は、地上最強のチームを作ること……。そのチームに豪炎寺くんは必要ない、それだけです」
円堂や風丸が問いかけるが瞳子はそれだけしか言わなかった。
「でも、それじゃ説明に……」
「…………」
円堂がさらに追求しようとしたが、豪炎寺が去って行くのを見つけ、あとを追うことにした。
瑞貴はキャラバンにある自分の荷物から新品の一つのサッカーボールと青いマジックペンを取り出し、何事か書き記していくと、豪炎寺の荷物を持ってキャラバンから出て行ってみんなの元から離れた。
(私の記憶にある原作が間違っていなければ……)
「絶対、帰ってこいよ――っ!!」
円堂の声が聞こえた。予想通り破壊された像の前に円堂と豪炎寺がいて、豪炎寺は円堂の元から離れる。瑞貴は円堂のいる場所から見えない所に先回りをする。
「瑞貴……」
「忘れ物だよ」
瑞貴は荷物を渡すと豪炎寺は顔をうつむける。
「ねぇ修也。あんた地区大会決勝のことを覚えてる?」
「えっ?」
「守に言ったよね。『ホイッスルが鳴ったら試合に集中しろ!』って」
あのときの円堂は、影山零治から鬼道と春奈の関係や鬼道が勝ち続ける目的を聞いて試合に集中できていなかった。それはまるで今の豪炎寺と同じように……。
「あのときの守はすぐに復活したけど今の修也は時間をかける必要がある。チームから離れても、どんな場所にいても、仲間であることには変わりない。修也は私たちの仲間だよ」
「っ!」
豪炎寺は目を見開くと同時に瑞貴を抱き寄せる。瑞貴は突然のことで驚いたが、彼の腕が震えていたことに気づき、背中に腕を回して落ち着くまで彼の背中を叩いたり頭を撫でた。
「……子供扱いするな」
「そうかな?今の修也は子供にしか見えないよ」
しばらく経ってから豪炎寺は瑞貴を腕の中から離すと、瑞貴はボールを豪炎寺に渡した。その一部には青いペンで稲妻マークが描かれている。
「待ってるからね。チームから離れても、どんな場所にいても、仲間であることに変わりないから」
「……ああ」
豪炎寺はそう言って瑞貴の前から去って行く。その彼の背中を、瑞貴は見えなくなるまで見送っていた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
チームから離れても、どんな場所にいても、仲間であることに変わりはない。
以上!!
「っ!」
「えっ!?」
瞳子の口から出た衝撃的な言葉に豪炎寺や円堂は目を見開く。瑞貴以外のみんなは信じられないようにお互いの顔を見合わせる。
「い、今なんて言ったでヤンスか監督? 離れろとかなんとか……」
「ど、どういうことですか!?」
「さあ……?」
豪炎寺と瞳子が見つめ合い、しばしの沈黙が渡るが、思い当たる節を見つけた豪炎寺はみんなに背を向ける。
「ちょ、ちょっと待てよ豪炎寺! どういうことですか監督!? 豪炎寺に出て行けなんて」
「そうですよ監督! 豪炎寺は雷門のエースストライカー……豪炎寺がいなきゃ、あいつらには……」
「もしかして、今日の試合でミスったからか!?」
土門の言う通り、確かに今日の試合で絶好のシュートチャンスを、豪炎寺は二回も外してしまった。
「そうなんですか、監督!? それで豪炎寺に出て行けって……」
「ちゃんと説明してください!」
「私の使命は、地上最強のチームを作ること……。そのチームに豪炎寺くんは必要ない、それだけです」
円堂や風丸が問いかけるが瞳子はそれだけしか言わなかった。
「でも、それじゃ説明に……」
「…………」
円堂がさらに追求しようとしたが、豪炎寺が去って行くのを見つけ、あとを追うことにした。
瑞貴はキャラバンにある自分の荷物から新品の一つのサッカーボールと青いマジックペンを取り出し、何事か書き記していくと、豪炎寺の荷物を持ってキャラバンから出て行ってみんなの元から離れた。
(私の記憶にある原作が間違っていなければ……)
「絶対、帰ってこいよ――っ!!」
円堂の声が聞こえた。予想通り破壊された像の前に円堂と豪炎寺がいて、豪炎寺は円堂の元から離れる。瑞貴は円堂のいる場所から見えない所に先回りをする。
「瑞貴……」
「忘れ物だよ」
瑞貴は荷物を渡すと豪炎寺は顔をうつむける。
「ねぇ修也。あんた地区大会決勝のことを覚えてる?」
「えっ?」
「守に言ったよね。『ホイッスルが鳴ったら試合に集中しろ!』って」
あのときの円堂は、影山零治から鬼道と春奈の関係や鬼道が勝ち続ける目的を聞いて試合に集中できていなかった。それはまるで今の豪炎寺と同じように……。
「あのときの守はすぐに復活したけど今の修也は時間をかける必要がある。チームから離れても、どんな場所にいても、仲間であることには変わりない。修也は私たちの仲間だよ」
「っ!」
豪炎寺は目を見開くと同時に瑞貴を抱き寄せる。瑞貴は突然のことで驚いたが、彼の腕が震えていたことに気づき、背中に腕を回して落ち着くまで彼の背中を叩いたり頭を撫でた。
「……子供扱いするな」
「そうかな?今の修也は子供にしか見えないよ」
しばらく経ってから豪炎寺は瑞貴を腕の中から離すと、瑞貴はボールを豪炎寺に渡した。その一部には青いペンで稲妻マークが描かれている。
「待ってるからね。チームから離れても、どんな場所にいても、仲間であることに変わりないから」
「……ああ」
豪炎寺はそう言って瑞貴の前から去って行く。その彼の背中を、瑞貴は見えなくなるまで見送っていた。
☆副キャプテン 今日の格言☆
チームから離れても、どんな場所にいても、仲間であることに変わりはない。
以上!!