脅威! エイリア学園!!
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「考え?」
「なんだよ、考えって」
「監督も言ってた通り、前半を終えた時点で俺たちの体力は限界に達しっていた……。もし後半、あのまま俺の作戦で試合を続けていたら、どうなっていた?」
「どうって……あっ! 俺たちも、マックスや半田たちみたいに病院行き……!?」
「ああ。確実にな」
風丸の脳裏に浮かぶのはエイリア学園との最初の試合。力の差があってもあきらめずに戦った彼らだが、それが仇となって現在入院しているのだ。
「じゃあ監督は、俺たちを守るために!?」
「そういうことだったんでヤンスか!」
「でも、それで本当によかったのか?」
みんなが納得し始める中、異議を上げたのは土門だった。
「どんな状況でも全力で戦う……それが俺たちのサッカーだろ!」
「……フッ。土門の言う通りだぜ。円堂を犠牲にして俺たちだけ助かって、そんなの雷門のサッカーじゃねぇ!」
「――それは違う!」
さらに土門と染岡の意見に反論したのは、キャラバンから出てきた円堂だった。
「「「「「円堂/キャプテン/守!」」」」」
「円堂! 動いて大丈夫なのか!?」
「平気平気! こんな傷、屁でもねぇって……イタッ!」
「調子に乗りすぎよ」
「まったくだね」
搭子たちに心配をかけさせまいとしたが、逆に体を痛めたので夏未と瑞貴は呆れた顔をする。だが、そのいつもの光景にみんなどこかホッとした。
「で、どういうことなんだよ。『それは違う』って」
「監督は、奴らを使って俺を特訓してくれたんだ」
「特訓?」
「ああ!奴らのシュートを受け止めるためには、実際に受けながら特訓するのが一番の近道だからな。おかげで最後の最後、ちょっとだけ奴らのシュートが見えた!」
「っ! 本当か円堂!?」
「うん! それに奴らの必殺技も経験できた。スゴかったよな……あの必殺技! 今でも手がヒリヒリしてらぁ!」
シュートを受けたときの興奮が、円堂の体の中にはまだ熱く燃えている。
「でも思ったんだ俺、これなら取れないことはない……。もっともっと特訓して、力をつければ必ず取れるって!」
「つまり監督は、今日の試合を捨てて、次の試合に勝つために僕たちの身を守り、円堂くんにキーパーの練習をさせていたということですね」
「瑞貴、鬼道、そうなのか!?」
「「うん/ああ」」
円堂や目金の結論から理解した染岡は「そういうことだったのか……」と言って、結論を急かしていたことに恥じる。
「やっぱり、監督ってスゴい人っス! ……あっ、監督」
壁山が目を向けると、どこからか瞳子が現れて豪炎寺に視線を向ける。
「なんだよ、考えって」
「監督も言ってた通り、前半を終えた時点で俺たちの体力は限界に達しっていた……。もし後半、あのまま俺の作戦で試合を続けていたら、どうなっていた?」
「どうって……あっ! 俺たちも、マックスや半田たちみたいに病院行き……!?」
「ああ。確実にな」
風丸の脳裏に浮かぶのはエイリア学園との最初の試合。力の差があってもあきらめずに戦った彼らだが、それが仇となって現在入院しているのだ。
「じゃあ監督は、俺たちを守るために!?」
「そういうことだったんでヤンスか!」
「でも、それで本当によかったのか?」
みんなが納得し始める中、異議を上げたのは土門だった。
「どんな状況でも全力で戦う……それが俺たちのサッカーだろ!」
「……フッ。土門の言う通りだぜ。円堂を犠牲にして俺たちだけ助かって、そんなの雷門のサッカーじゃねぇ!」
「――それは違う!」
さらに土門と染岡の意見に反論したのは、キャラバンから出てきた円堂だった。
「「「「「円堂/キャプテン/守!」」」」」
「円堂! 動いて大丈夫なのか!?」
「平気平気! こんな傷、屁でもねぇって……イタッ!」
「調子に乗りすぎよ」
「まったくだね」
搭子たちに心配をかけさせまいとしたが、逆に体を痛めたので夏未と瑞貴は呆れた顔をする。だが、そのいつもの光景にみんなどこかホッとした。
「で、どういうことなんだよ。『それは違う』って」
「監督は、奴らを使って俺を特訓してくれたんだ」
「特訓?」
「ああ!奴らのシュートを受け止めるためには、実際に受けながら特訓するのが一番の近道だからな。おかげで最後の最後、ちょっとだけ奴らのシュートが見えた!」
「っ! 本当か円堂!?」
「うん! それに奴らの必殺技も経験できた。スゴかったよな……あの必殺技! 今でも手がヒリヒリしてらぁ!」
シュートを受けたときの興奮が、円堂の体の中にはまだ熱く燃えている。
「でも思ったんだ俺、これなら取れないことはない……。もっともっと特訓して、力をつければ必ず取れるって!」
「つまり監督は、今日の試合を捨てて、次の試合に勝つために僕たちの身を守り、円堂くんにキーパーの練習をさせていたということですね」
「瑞貴、鬼道、そうなのか!?」
「「うん/ああ」」
円堂や目金の結論から理解した染岡は「そういうことだったのか……」と言って、結論を急かしていたことに恥じる。
「やっぱり、監督ってスゴい人っス! ……あっ、監督」
壁山が目を向けると、どこからか瞳子が現れて豪炎寺に視線を向ける。