脅威! エイリア学園!!
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《さあ、まもなく雷門中対エイリア学園、二回戦の試合開始です!》
角馬圭太も実況につき、雷門からは緊迫した空気が漂う。そんな中、吉良瞳子は一度負けた相手にどんな試合をするのか、じっくり見せてもらおうと思っていた。
今回の審判はSPフィクサーズの角巣英二が務め、ホイッスルが鳴って試合開始。豪炎寺のキックオフから染岡に渡って、一気に相手陣内へ攻め込む。
「風丸!」
「鬼道!」
「搭子!」
ショートパスで繋ぎ、搭子が豪炎寺にパスしようするとコラルにボールを奪われてしまった。
コラルはパンドラにパスを送り、さらにパンドラは前線にいるディアムにパスする。
(来る……! 奴らのシュートにマジン・ザ・ハンドじゃ間に合わない。だったら――ゴッドハンドで!)
円堂は前回の試合のことを考えてゴッドハンドで対抗しようとしたが、ディアムのシュートのスピードが見切れず、そのまま円堂ごとゴールに入った。
《なんという速さ! エイリア学園、開始30秒、あっという間に先制です!》
ディアムのスピードは速く、円堂には球筋が全然見えなかった。
「これがエイリア学園の速さ……」
「何ビビッてんだよ。まさか怖気づいたなんていうんじゃないだろうな」
「フンッ! 誰がビビッてなんか。ちょっと驚いただけ」
初めて見るエイリア学園のスピードに面食らった搭子だが、染岡の言葉で調子を取り戻した。風丸はみんなを励ますように言う。
「まだまだ1点。勝負はこれからだ!」
だがそれからも、エイリア学園のスピードに翻弄され続け追加点を入れられる。雷門イレブンは手も足も出ない。そしてそのまま10対0と大量リードされてしまった。
(こいつらのプレーには、特徴があったはず! それがどこかに!)
(本当にないのか!? 奴らに付け入れる隙は……)
瑞貴と鬼道が思案する中、グリンゴが一之瀬一哉をかわしカロンにパスをし、さらにカロンはギグにパスをした。
(見つけた!)
(まさか奴ら――!)
「そこだ!」
ギグはカロンにパスをしようとすると瑞貴がそれをカットした。初めて彼らからカットしたことに、円堂たちも驚きを隠せない。ただ一人、瑞貴と同じ考えをしていた鬼道を除いて――。
《おぉっと井上がカットしたー!》
「修也!」
瑞貴は豪炎寺に向かって上空にボールを上げる。完全なフリーだ。
「ファイアトルネード!」
しかし撃つ直前、豪炎寺はこちらを見ている男たちに気づく。そのままファイアトルネードはゴールから離れ、ゴールポストに当たってしまった。
「ご、豪炎寺が……」
「ファイトルネードを外すなんて……」
染岡と栗松鉄平は珍しい豪炎寺のプレーに驚く。それは他のみんなも同じだった。
「ドンマイドンマイ! 次は決めていこうぜ!」
円堂が場をなんとかしようと声を上げると、鬼道は瑞貴のそばに寄る。
角馬圭太も実況につき、雷門からは緊迫した空気が漂う。そんな中、吉良瞳子は一度負けた相手にどんな試合をするのか、じっくり見せてもらおうと思っていた。
今回の審判はSPフィクサーズの角巣英二が務め、ホイッスルが鳴って試合開始。豪炎寺のキックオフから染岡に渡って、一気に相手陣内へ攻め込む。
「風丸!」
「鬼道!」
「搭子!」
ショートパスで繋ぎ、搭子が豪炎寺にパスしようするとコラルにボールを奪われてしまった。
コラルはパンドラにパスを送り、さらにパンドラは前線にいるディアムにパスする。
(来る……! 奴らのシュートにマジン・ザ・ハンドじゃ間に合わない。だったら――ゴッドハンドで!)
円堂は前回の試合のことを考えてゴッドハンドで対抗しようとしたが、ディアムのシュートのスピードが見切れず、そのまま円堂ごとゴールに入った。
《なんという速さ! エイリア学園、開始30秒、あっという間に先制です!》
ディアムのスピードは速く、円堂には球筋が全然見えなかった。
「これがエイリア学園の速さ……」
「何ビビッてんだよ。まさか怖気づいたなんていうんじゃないだろうな」
「フンッ! 誰がビビッてなんか。ちょっと驚いただけ」
初めて見るエイリア学園のスピードに面食らった搭子だが、染岡の言葉で調子を取り戻した。風丸はみんなを励ますように言う。
「まだまだ1点。勝負はこれからだ!」
だがそれからも、エイリア学園のスピードに翻弄され続け追加点を入れられる。雷門イレブンは手も足も出ない。そしてそのまま10対0と大量リードされてしまった。
(こいつらのプレーには、特徴があったはず! それがどこかに!)
(本当にないのか!? 奴らに付け入れる隙は……)
瑞貴と鬼道が思案する中、グリンゴが一之瀬一哉をかわしカロンにパスをし、さらにカロンはギグにパスをした。
(見つけた!)
(まさか奴ら――!)
「そこだ!」
ギグはカロンにパスをしようとすると瑞貴がそれをカットした。初めて彼らからカットしたことに、円堂たちも驚きを隠せない。ただ一人、瑞貴と同じ考えをしていた鬼道を除いて――。
《おぉっと井上がカットしたー!》
「修也!」
瑞貴は豪炎寺に向かって上空にボールを上げる。完全なフリーだ。
「ファイアトルネード!」
しかし撃つ直前、豪炎寺はこちらを見ている男たちに気づく。そのままファイアトルネードはゴールから離れ、ゴールポストに当たってしまった。
「ご、豪炎寺が……」
「ファイトルネードを外すなんて……」
染岡と栗松鉄平は珍しい豪炎寺のプレーに驚く。それは他のみんなも同じだった。
「ドンマイドンマイ! 次は決めていこうぜ!」
円堂が場をなんとかしようと声を上げると、鬼道は瑞貴のそばに寄る。