倒せ! 黒の11人!!
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「そうやって必死に否定する所が、ますます怪しい」
「宇宙人じゃないったら、宇宙人じゃない!」
「いいや、宇宙人だ!」
「宇宙人じゃない!」
「宇宙人だ!」
「違う!」
顔を近づけて睨み合う円堂と搭子に、瑞貴は延々と続きそうなので助け舟を出すことにした。
「じゃあ、どうしたら宇宙人じゃないってわかってくれます?」
「だったら、証明してもらおうか!」
「ああ! 望むところだ!」
似た者同士の二人に瑞貴は溜息をつき角巣の前に立つ。
「とりあえずこれを渡しておきます。何か手がかりになるかもしれないので」
そのまま角巣がボールを受け取ると、予想もしなかった重さに驚いた。
「こんなものを軽々と……やはり宇宙人だな!」
さらに疑われ、瑞貴は再び溜息をついて肩を落としたのだった。
☆☆☆☆☆
場所を移すということで、移動した場所はサッカーコートだった。
「で、なんでサッカーなのよ?」
「さあ。でも、やって損はないわ。大人相手に彼らがどこまで戦えるのか、見てみたいの」
夏未と瞳子はSPたちの真意が読めなかったが、瞳子にとっては瑞貴たちの実力を見るいい機会だと思っていた。
「向こうが大人だからって怯むな。ピッチに立ったら同じサッカー選手さ!」
「そうだよ。サッカーに大人も子供も関係ない!」
「ああ! どんどんゴールを決めてやる!」
「でも、相手が相手だけに体力的差がある。ペース配分に注意しないと」
風丸の言う通り。いくら成長期でも中学生と大人の差はある。そこをどうカバーするかがポイントになるだろう。
「一体どんなプレーをするチームなんだ……!?」
「あった」
鬼道が呟くと、パソコンで彼らのことを調べている音無春奈が声を上げた。秋と一之瀬一哉が春奈の両隣から画面を覗き込む。
「『SPフィクサーズ』……。大のサッカーファンである財前総理のボディーガードでもあるサッカーチームです」
「えぇ!?」
「サッカーで体を鍛えてるってわけか」
「相手が大人というだけでも大変なのに……」
「どうやって戦えばいいんでヤンスかねぇ」
「監督、アドバイスをお願いするっス」
目金と栗松が弱気になると、壁山は瞳子に助言を求める。そしてみんなが瞳子に注目する。
「とりあえず、君たちの思うようにやってみて」
「えぇ!?」
「そんなぁ!」
まさかの言葉に壁山と栗松は驚いた。指示もないので風丸は円堂と瑞貴に「どうする?」と尋ねる。
「あの人は俺たちがどんなサッカーをするのか見たいんだろう」
「ああ。初めて指揮する試合だからな」
瑞貴たちの代わりに鬼道と豪炎寺修也が答える。データを知っても実際は違うのだから、瞳子は自分の目で確かめたいのだ。
「よし、やろうぜ! 俺たちで戦い方を考えるんだ!」
「それじゃ、フォーメーションはどうする?」
一之瀬が尋ねると円堂は手を顎に当てて悩む。
「宇宙人じゃないったら、宇宙人じゃない!」
「いいや、宇宙人だ!」
「宇宙人じゃない!」
「宇宙人だ!」
「違う!」
顔を近づけて睨み合う円堂と搭子に、瑞貴は延々と続きそうなので助け舟を出すことにした。
「じゃあ、どうしたら宇宙人じゃないってわかってくれます?」
「だったら、証明してもらおうか!」
「ああ! 望むところだ!」
似た者同士の二人に瑞貴は溜息をつき角巣の前に立つ。
「とりあえずこれを渡しておきます。何か手がかりになるかもしれないので」
そのまま角巣がボールを受け取ると、予想もしなかった重さに驚いた。
「こんなものを軽々と……やはり宇宙人だな!」
さらに疑われ、瑞貴は再び溜息をついて肩を落としたのだった。
☆☆☆☆☆
場所を移すということで、移動した場所はサッカーコートだった。
「で、なんでサッカーなのよ?」
「さあ。でも、やって損はないわ。大人相手に彼らがどこまで戦えるのか、見てみたいの」
夏未と瞳子はSPたちの真意が読めなかったが、瞳子にとっては瑞貴たちの実力を見るいい機会だと思っていた。
「向こうが大人だからって怯むな。ピッチに立ったら同じサッカー選手さ!」
「そうだよ。サッカーに大人も子供も関係ない!」
「ああ! どんどんゴールを決めてやる!」
「でも、相手が相手だけに体力的差がある。ペース配分に注意しないと」
風丸の言う通り。いくら成長期でも中学生と大人の差はある。そこをどうカバーするかがポイントになるだろう。
「一体どんなプレーをするチームなんだ……!?」
「あった」
鬼道が呟くと、パソコンで彼らのことを調べている音無春奈が声を上げた。秋と一之瀬一哉が春奈の両隣から画面を覗き込む。
「『SPフィクサーズ』……。大のサッカーファンである財前総理のボディーガードでもあるサッカーチームです」
「えぇ!?」
「サッカーで体を鍛えてるってわけか」
「相手が大人というだけでも大変なのに……」
「どうやって戦えばいいんでヤンスかねぇ」
「監督、アドバイスをお願いするっス」
目金と栗松が弱気になると、壁山は瞳子に助言を求める。そしてみんなが瞳子に注目する。
「とりあえず、君たちの思うようにやってみて」
「えぇ!?」
「そんなぁ!」
まさかの言葉に壁山と栗松は驚いた。指示もないので風丸は円堂と瑞貴に「どうする?」と尋ねる。
「あの人は俺たちがどんなサッカーをするのか見たいんだろう」
「ああ。初めて指揮する試合だからな」
瑞貴たちの代わりに鬼道と豪炎寺修也が答える。データを知っても実際は違うのだから、瞳子は自分の目で確かめたいのだ。
「よし、やろうぜ! 俺たちで戦い方を考えるんだ!」
「それじゃ、フォーメーションはどうする?」
一之瀬が尋ねると円堂は手を顎に当てて悩む。