激突! 神VS魔神!!
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「「「「「あ――っ!!」」」」」
それを見た雷門と世宇子は顔を赤くする者もいたが、嫉妬の炎を燃やしている者がいた。
「「「何するんだお前は!」」」
豪炎寺と鬼道と――意外にも円堂も引っぺがし、風丸と半田と一之瀬が瑞貴の前に立ち、土門と松野と春奈が怖いくらいアフロディを睨みつけていた。少しは聞いていたが、ここまで瑞貴が愛されていることにアフロディは気づいた。
(まあ、負けないけどね)
アフロディはクスリ、と笑うと瑞貴を見る。
「瑞貴。今この場で彼らにあのことを言ったら?」
「えっ!?」
「大丈夫。彼らなら受け入れてくれる」
そう言ったアフロディは世宇子イレブンと共にグラウンドをあとにした。円堂は気になって瑞貴の隣に駆け寄る。
「瑞貴、あのことってなんだ?」
瑞貴は言うかどうか迷った。だけど決勝前にみんなに話すということを決意した。瑞貴は目を閉じて拳をギュッと握り、ゆっくりほぐしてから目を開ける。
「……私ね、みんなに聞いて欲しいことがあるの」
真剣な目を向ける瑞貴に、仲間たちは騒ぐのをやめて瑞貴を見る。
――それからは時間が止まったような感じだった。瑞貴は全てを話した。自分が異世界から来たこと、この世界の人間ではないことを。
この世界が『イナズマイレブン』という物語だということや、トリップさせたのが瑞貴の保護者である神崎シンだということは話せなかったが、それだけでもみんなにとって衝撃的なことだ。
あまりにもぶっ飛びすぎている話にみんなは困惑した顔を見合わすと、鬼道が前に出る。
「俺は信じよう」
「鬼道!?」
この中で頭が良く、常識をわかっている鬼道が信じたことに仲間たちは驚いた。
「俺が帝国にいた頃雷門のデータを集めていたが、瑞貴のことだけはわからなかった。神崎シンさんに引き取られる前に、どこの家で育ったか、どこの学校から来たのかも不明だった。経歴が消されている痕跡もなかったが、それが異世界から来たとなれば辻褄が合う」
「有人……」
「だが、だからと言ってそんなのは関係ない。そうだろ、円堂?」
「修也……」
「そうだぜ瑞貴! お前がどこの世界に来ようと、何者だろうと、お前は俺たちの仲間であり俺の相棒ということに代わりはない! 約束通りちゃんと話してくれてありがとな!」
「守……」
周りを見れば、他のみんなも笑って頷いていた。瑞貴は彼らが信じてくれたことにとても嬉しく思い、涙が溢れてきた。
「ありがとう……!」
その様子をシンが嬉しそうに笑って見ていた。
「よかったね、瑞貴。僕が言った通り君はこの世界なら幸せになれる」
そう呟いて笑ったシンは席から離れる。誰もいない通路に着くと携帯電話が鳴りだし、それに出て一言二言話してその場から消えた。
――歓声が沸き起こる中、雷門イレブンは観客席に向かって手を振る。
「なれたのかな、俺たち。伝説のイナズマイレブンに!」
「フッ。いや、伝説はこれから始まるんだ」
「そうだよ。私たちにしか築けない、新しい伝説が!」
伝説の第一歩を踏み出した、少年少女たちの物語はまだまだ続く――。
☆副キャプテン 今日の格言☆
私たちにしか築けない、新しい伝説が!
以上!!
それを見た雷門と世宇子は顔を赤くする者もいたが、嫉妬の炎を燃やしている者がいた。
「「「何するんだお前は!」」」
豪炎寺と鬼道と――意外にも円堂も引っぺがし、風丸と半田と一之瀬が瑞貴の前に立ち、土門と松野と春奈が怖いくらいアフロディを睨みつけていた。少しは聞いていたが、ここまで瑞貴が愛されていることにアフロディは気づいた。
(まあ、負けないけどね)
アフロディはクスリ、と笑うと瑞貴を見る。
「瑞貴。今この場で彼らにあのことを言ったら?」
「えっ!?」
「大丈夫。彼らなら受け入れてくれる」
そう言ったアフロディは世宇子イレブンと共にグラウンドをあとにした。円堂は気になって瑞貴の隣に駆け寄る。
「瑞貴、あのことってなんだ?」
瑞貴は言うかどうか迷った。だけど決勝前にみんなに話すということを決意した。瑞貴は目を閉じて拳をギュッと握り、ゆっくりほぐしてから目を開ける。
「……私ね、みんなに聞いて欲しいことがあるの」
真剣な目を向ける瑞貴に、仲間たちは騒ぐのをやめて瑞貴を見る。
――それからは時間が止まったような感じだった。瑞貴は全てを話した。自分が異世界から来たこと、この世界の人間ではないことを。
この世界が『イナズマイレブン』という物語だということや、トリップさせたのが瑞貴の保護者である神崎シンだということは話せなかったが、それだけでもみんなにとって衝撃的なことだ。
あまりにもぶっ飛びすぎている話にみんなは困惑した顔を見合わすと、鬼道が前に出る。
「俺は信じよう」
「鬼道!?」
この中で頭が良く、常識をわかっている鬼道が信じたことに仲間たちは驚いた。
「俺が帝国にいた頃雷門のデータを集めていたが、瑞貴のことだけはわからなかった。神崎シンさんに引き取られる前に、どこの家で育ったか、どこの学校から来たのかも不明だった。経歴が消されている痕跡もなかったが、それが異世界から来たとなれば辻褄が合う」
「有人……」
「だが、だからと言ってそんなのは関係ない。そうだろ、円堂?」
「修也……」
「そうだぜ瑞貴! お前がどこの世界に来ようと、何者だろうと、お前は俺たちの仲間であり俺の相棒ということに代わりはない! 約束通りちゃんと話してくれてありがとな!」
「守……」
周りを見れば、他のみんなも笑って頷いていた。瑞貴は彼らが信じてくれたことにとても嬉しく思い、涙が溢れてきた。
「ありがとう……!」
その様子をシンが嬉しそうに笑って見ていた。
「よかったね、瑞貴。僕が言った通り君はこの世界なら幸せになれる」
そう呟いて笑ったシンは席から離れる。誰もいない通路に着くと携帯電話が鳴りだし、それに出て一言二言話してその場から消えた。
――歓声が沸き起こる中、雷門イレブンは観客席に向かって手を振る。
「なれたのかな、俺たち。伝説のイナズマイレブンに!」
「フッ。いや、伝説はこれから始まるんだ」
「そうだよ。私たちにしか築けない、新しい伝説が!」
伝説の第一歩を踏み出した、少年少女たちの物語はまだまだ続く――。
☆副キャプテン 今日の格言☆
私たちにしか築けない、新しい伝説が!
以上!!