合宿やろうぜ!
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――それから明日も練習をするため今日は一時中断して休むことになった。
「明日も特訓がんばろう!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
瑞貴が掛け声を上げるとみんな意気込んだ。そして体育館に戻り、それぞれの布団に入れば疲れたのかすぐに眠り始める者が多かった。
秋と夏未は円堂が瑞貴の隣で寝ようとしたことに一瞬顔を青ざめたが、特訓で疲れている表情を見て何も言わなかった。瑞貴自身も何度もイナズマブレイクを撃ったので早く寝ようとすると――。
「……なあ、瑞貴」
「ん?」
「手、繋いでていいか?」
「……えっ?」
呆気に取られた瑞貴だが、円堂を見るとどことなく不安な表情をしていた。
瑞貴は一之瀬が言ったことを思い出す。円堂はアフロディに自分が連れ去られることを恐れている。チームメイトとして相棒として心配してくれているのだ。
「わかった」
「ありがとう……」
片手を布団から出した瑞貴に円堂は嬉しそうに笑ってその手を握った。その表情に文句も言わず瑞貴は疲労のほうが勝って眠りについた。
……それからみんなの寝息が聞こえ始める頃、円堂はふと目を覚ませば瑞貴と手が離れていた。そして慌てて握り瑞貴の寝顔を見る。
これを申し出たのは瑞貴がここにいるという実感を持ちたかったからだ。影山やアフロディに取られることが不安でたまらなかった。
(瑞貴……。俺たちが――俺が、絶対に守るからな)
ギュッと強く握ってから円堂はもう一度眠りについた。
☆☆☆☆☆
そして決勝戦当日。
「いくよ一哉!」
「オウッ!」
家の扉にカギをかけた瑞貴は一之瀬に笑いかけ、集合場所の雷門中へ走り出した。
☆☆☆☆☆
それは稲妻総合病院でも――。
(いよいよ決勝戦……。夕香、必ず勝ってくる)
豪炎寺は眠り続けている豪炎寺夕香の前で誓った。
☆☆☆☆☆
さらに円堂家でも――。
「行ってきまーす!」
「守!」
すると円堂の母・円堂温子に呼び止められ、円堂は温子から古いグローブを差し出された。
「これ、じいちゃんの……」
「そう、一緒に連れてってあげて。おじいちゃんフットボールフロンティアの決勝戦、行けなかったからさ」
「母ちゃん……もちろんだぜ! 行ってくる!」
(がんばるんだよ、守。応援してるからね)
☆☆☆☆☆
それぞれの思いを胸にして、雷門サッカー部はフットボールフロンティア会場前に着いた。しかし会場は門で立ち塞がれ、その入り口には『閉鎖』と書かれた立て札があった。
「これは……」
「閉鎖してるね」
「誰もいないぞ?」
「どうなってんだ?」
円堂と瑞貴と一之瀬が考えていると、夏未の携帯が鳴り出した。
「はい、そうです……。えっ? どういうことですか!? でも今更そんな……はい、はいわかりました……」
「誰からだ?」
ピッと夏未が携帯を切るのを確認した円堂は問いかける。
「大会本部から、急遽決勝戦の会場が変わったって……」
「変わった? 変わったってどこへ?」
「それが――」
ゴゴゴゴゴ――……!!
夏未が言う前に空から大きな音が聞こえた。それにみんなは顔を上げると、会場の上空に巨大な建物が現れた。
「なんだあれ!?」
「まさか…決勝戦のスタジアムというのは……!」
「ええ……」
土門が驚き鬼道が確認を取ると夏未は頷いた。それに円堂と瑞貴は大きく目を見開く。
「えっ! あそこが!?」
「決勝戦のスタジアム……!」
☆副キャプテン 今日の格言☆
サッカーは守ってばかりじゃない。攻めるものでもあるんだ!
以上!!
「明日も特訓がんばろう!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
瑞貴が掛け声を上げるとみんな意気込んだ。そして体育館に戻り、それぞれの布団に入れば疲れたのかすぐに眠り始める者が多かった。
秋と夏未は円堂が瑞貴の隣で寝ようとしたことに一瞬顔を青ざめたが、特訓で疲れている表情を見て何も言わなかった。瑞貴自身も何度もイナズマブレイクを撃ったので早く寝ようとすると――。
「……なあ、瑞貴」
「ん?」
「手、繋いでていいか?」
「……えっ?」
呆気に取られた瑞貴だが、円堂を見るとどことなく不安な表情をしていた。
瑞貴は一之瀬が言ったことを思い出す。円堂はアフロディに自分が連れ去られることを恐れている。チームメイトとして相棒として心配してくれているのだ。
「わかった」
「ありがとう……」
片手を布団から出した瑞貴に円堂は嬉しそうに笑ってその手を握った。その表情に文句も言わず瑞貴は疲労のほうが勝って眠りについた。
……それからみんなの寝息が聞こえ始める頃、円堂はふと目を覚ませば瑞貴と手が離れていた。そして慌てて握り瑞貴の寝顔を見る。
これを申し出たのは瑞貴がここにいるという実感を持ちたかったからだ。影山やアフロディに取られることが不安でたまらなかった。
(瑞貴……。俺たちが――俺が、絶対に守るからな)
ギュッと強く握ってから円堂はもう一度眠りについた。
☆☆☆☆☆
そして決勝戦当日。
「いくよ一哉!」
「オウッ!」
家の扉にカギをかけた瑞貴は一之瀬に笑いかけ、集合場所の雷門中へ走り出した。
☆☆☆☆☆
それは稲妻総合病院でも――。
(いよいよ決勝戦……。夕香、必ず勝ってくる)
豪炎寺は眠り続けている豪炎寺夕香の前で誓った。
☆☆☆☆☆
さらに円堂家でも――。
「行ってきまーす!」
「守!」
すると円堂の母・円堂温子に呼び止められ、円堂は温子から古いグローブを差し出された。
「これ、じいちゃんの……」
「そう、一緒に連れてってあげて。おじいちゃんフットボールフロンティアの決勝戦、行けなかったからさ」
「母ちゃん……もちろんだぜ! 行ってくる!」
(がんばるんだよ、守。応援してるからね)
☆☆☆☆☆
それぞれの思いを胸にして、雷門サッカー部はフットボールフロンティア会場前に着いた。しかし会場は門で立ち塞がれ、その入り口には『閉鎖』と書かれた立て札があった。
「これは……」
「閉鎖してるね」
「誰もいないぞ?」
「どうなってんだ?」
円堂と瑞貴と一之瀬が考えていると、夏未の携帯が鳴り出した。
「はい、そうです……。えっ? どういうことですか!? でも今更そんな……はい、はいわかりました……」
「誰からだ?」
ピッと夏未が携帯を切るのを確認した円堂は問いかける。
「大会本部から、急遽決勝戦の会場が変わったって……」
「変わった? 変わったってどこへ?」
「それが――」
ゴゴゴゴゴ――……!!
夏未が言う前に空から大きな音が聞こえた。それにみんなは顔を上げると、会場の上空に巨大な建物が現れた。
「なんだあれ!?」
「まさか…決勝戦のスタジアムというのは……!」
「ええ……」
土門が驚き鬼道が確認を取ると夏未は頷いた。それに円堂と瑞貴は大きく目を見開く。
「えっ! あそこが!?」
「決勝戦のスタジアム……!」
☆副キャプテン 今日の格言☆
サッカーは守ってばかりじゃない。攻めるものでもあるんだ!
以上!!