神の挑戦状!
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「だから練習もやめたまえ。神と人間の間の溝は、練習では埋められるものじゃないよ。ムダなことさ」
「うるさい! 練習がムダだなんて誰にも言わせない! 練習はおにぎりだ! 俺たちの血となり肉となるんだ!」
アフロディは円堂の言葉に呆気に取られたが次いで笑い出した。
「アハハッ。うまいこというねぇ。なるほど、練習はおにぎりか。フフフッ」
「笑うとこじゃないぞ」
「しょうがないなあ。じゃあ、それがムダなことだと――証明してあげるよ!」
アフロディは手に持っていたボールを後方へ高く上げ、みんなが振り向いたときにはすでにボールの元へいた。染岡も「い、いつの間に……!」と驚くくらい一瞬のできごとだった。
そしてアフロディが蹴ったボールはだんだんと威力を増し、円堂が受け止めるが弾き飛ばされてしまった。
「「円堂!!」」
「守! 大丈夫!?」
豪炎寺と鬼道と瑞貴を始め、みんなが円堂の元へ駆け寄る。瑞貴がゆっくりとその上半身を起こすと円堂は気を失いかけたがアフロディを見て覚醒する。
「どけよ!」
円堂は痛む体に鞭を打つように立ち上がったがその体はフラフラの状態だ。瑞貴がそれを支えるが円堂はその手を振り払った。
「来いよ! もう一発! 今の本気じゃないだろ……本気でドーンと来いよ!」
「アハハハ。面白い、神のボールをカットしたのは君が初めてだよ。決勝が少し楽しくなってよ。それまでプシュケは預けておくね」
そしてアフロディは無数の花弁と共に消えた。
「なんて奴だ……」
「世宇子中はあいつみたいな奴らばかりなんだ」
「決勝戦……とんでもないことになりそうだな」
一之瀬と鬼道と豪炎寺がアフロディの――世宇子の強さを改めて知ることになった。そして力尽きたのか円堂は座り込む。
「円堂」
「手はいるか」
「大丈夫?」
豪炎寺と鬼道がそれぞれ手を差し出すと、円堂は「いるいる。サンキュ」と言って二人の手を取り瑞貴に支えられながら立ち上がった。
「瑞貴、あいつが言っていたことはどういう意味だ」
鬼道は『何が』とは言わなかったが見当はつく。確信を突いてきたことに戸惑ったが、瑞貴は一つ目を閉じて口を開く。
「今は言えないけど、いつか必ず話す。だから待っててくれないかな」
真剣で凛とした瞳。彼女がこういう瞳をするときは嘘偽りがないときだと、ずっと一緒に戦っていた仲間はわかっていた。だからみんな深く頷いた。
「だけど今のボールで、新しい技が見えた気がするぜ。やれるよ、俺たち」
「――いや」
円堂の言葉を否定した声に振り向くと、そこには腕を組むラーメン屋の姿の響木正剛がいた。
「今のお前たちには絶対に不可能だ」
「「「「「!?」」」」」
監督の彼に告げられた言葉に、円堂や瑞貴たちは衝撃を受けるのだった。
☆副キャプテン 今日の格言☆
自信がつけば、大きな結果に繋がるよ。
以上!!
「うるさい! 練習がムダだなんて誰にも言わせない! 練習はおにぎりだ! 俺たちの血となり肉となるんだ!」
アフロディは円堂の言葉に呆気に取られたが次いで笑い出した。
「アハハッ。うまいこというねぇ。なるほど、練習はおにぎりか。フフフッ」
「笑うとこじゃないぞ」
「しょうがないなあ。じゃあ、それがムダなことだと――証明してあげるよ!」
アフロディは手に持っていたボールを後方へ高く上げ、みんなが振り向いたときにはすでにボールの元へいた。染岡も「い、いつの間に……!」と驚くくらい一瞬のできごとだった。
そしてアフロディが蹴ったボールはだんだんと威力を増し、円堂が受け止めるが弾き飛ばされてしまった。
「「円堂!!」」
「守! 大丈夫!?」
豪炎寺と鬼道と瑞貴を始め、みんなが円堂の元へ駆け寄る。瑞貴がゆっくりとその上半身を起こすと円堂は気を失いかけたがアフロディを見て覚醒する。
「どけよ!」
円堂は痛む体に鞭を打つように立ち上がったがその体はフラフラの状態だ。瑞貴がそれを支えるが円堂はその手を振り払った。
「来いよ! もう一発! 今の本気じゃないだろ……本気でドーンと来いよ!」
「アハハハ。面白い、神のボールをカットしたのは君が初めてだよ。決勝が少し楽しくなってよ。それまでプシュケは預けておくね」
そしてアフロディは無数の花弁と共に消えた。
「なんて奴だ……」
「世宇子中はあいつみたいな奴らばかりなんだ」
「決勝戦……とんでもないことになりそうだな」
一之瀬と鬼道と豪炎寺がアフロディの――世宇子の強さを改めて知ることになった。そして力尽きたのか円堂は座り込む。
「円堂」
「手はいるか」
「大丈夫?」
豪炎寺と鬼道がそれぞれ手を差し出すと、円堂は「いるいる。サンキュ」と言って二人の手を取り瑞貴に支えられながら立ち上がった。
「瑞貴、あいつが言っていたことはどういう意味だ」
鬼道は『何が』とは言わなかったが見当はつく。確信を突いてきたことに戸惑ったが、瑞貴は一つ目を閉じて口を開く。
「今は言えないけど、いつか必ず話す。だから待っててくれないかな」
真剣で凛とした瞳。彼女がこういう瞳をするときは嘘偽りがないときだと、ずっと一緒に戦っていた仲間はわかっていた。だからみんな深く頷いた。
「だけど今のボールで、新しい技が見えた気がするぜ。やれるよ、俺たち」
「――いや」
円堂の言葉を否定した声に振り向くと、そこには腕を組むラーメン屋の姿の響木正剛がいた。
「今のお前たちには絶対に不可能だ」
「「「「「!?」」」」」
監督の彼に告げられた言葉に、円堂や瑞貴たちは衝撃を受けるのだった。
☆副キャプテン 今日の格言☆
自信がつけば、大きな結果に繋がるよ。
以上!!