神の挑戦状!
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「円堂守くんだね。改めて自己紹介させてもらおう、世宇子中のアフロディだ。君のことは影山総帥から聞いている」
「やはり……世宇子中には影山がいるのか」
「て、てめぇ! 宣戦布告に来やがったな!」
「宣戦布告? フッ、フフフッ」
「何がおかしい」
優雅に笑い出したアフロディに染岡は警戒しながら言う。
「宣戦布告というのは戦うためにするもの、私は君たちと戦うつもりはない」
戦うつもりはない……決勝戦じゃ棄権しない限り嫌でも戦うことになるのに彼はそう言った。
「君たちは戦わないほうがいい。それが君たちのためだよ。私がここに来たのは『プシュケ』を迎えにきたのさ」
「プシュケ……?」
世宇子では聞いたことがない名に瑞貴が思わず呟くと、アフロディは瑞貴の前に立って手を差し出す。
「我らの女神となるプシュケ……いや、今は井上瑞貴さんだったね」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
それは仲間たちにとっても瑞貴本人にとっても衝撃な言葉だった。円堂はすかさずアフロディと瑞貴の間に入り、豪炎寺と鬼道も守るように瑞貴の前に出る。
「おい何言ってんだ! 瑞貴は俺たちの仲間だぞ! プシュケって名前じゃない!」
「だから言っただろ、『迎えに来た』って。彼女は雷門の元にいるべきじゃない。我々世宇子に――影山総帥と私たちの元にいるべき女神なんだ。プシュケとは人間が女神になった名前さ。だから彼女を我々に渡したほうがいい。実際、君たちは彼女の正体を知らないだろう?」
「!」
瑞貴は大きく目を見開いた。影山はアフロディにも自分のことを話したのだろう。それが遠回しとはいえ仲間たちに知られてしまった。
「どういう意味だ!」
「守。ちょっとごめん」
瑞貴は豪炎寺と鬼道と円堂の間を通り抜けてアフロディの前に出る。アフロディは瑞貴が自分で来たことに嬉しそうに微笑む。
「影山さんから聞いたんだね」
「そうだよ。それに彼らじゃ君がいても試合するだけでムダだ」
「何故だよ」
「何故なら……負けるからさ」
一之瀬の問いに迷いもなく答えるアフロディ。その自信に一部の者が顔をしかめる。
「神と人間が戦っても勝敗は見えている」
「自分が神だと言うつもりかよ!」
「さあ……どうだろうね。フフフッ」
「試合はやってみなきゃわからないぞ」
「そうかな? リンゴは木から落ちるだろ。世の中には逆らえない事実というものがあるんだ。それが、そこにいる鬼道有人くんが一番よく知っているよ」
目の前で帝国学園サッカー部のみんながやられていく姿を鬼道は間近で見ていた。そのことを思い出して怒りを買ったが、豪炎寺がそれを制した。
「やはり……世宇子中には影山がいるのか」
「て、てめぇ! 宣戦布告に来やがったな!」
「宣戦布告? フッ、フフフッ」
「何がおかしい」
優雅に笑い出したアフロディに染岡は警戒しながら言う。
「宣戦布告というのは戦うためにするもの、私は君たちと戦うつもりはない」
戦うつもりはない……決勝戦じゃ棄権しない限り嫌でも戦うことになるのに彼はそう言った。
「君たちは戦わないほうがいい。それが君たちのためだよ。私がここに来たのは『プシュケ』を迎えにきたのさ」
「プシュケ……?」
世宇子では聞いたことがない名に瑞貴が思わず呟くと、アフロディは瑞貴の前に立って手を差し出す。
「我らの女神となるプシュケ……いや、今は井上瑞貴さんだったね」
「「「「「えぇっ!?」」」」」
それは仲間たちにとっても瑞貴本人にとっても衝撃な言葉だった。円堂はすかさずアフロディと瑞貴の間に入り、豪炎寺と鬼道も守るように瑞貴の前に出る。
「おい何言ってんだ! 瑞貴は俺たちの仲間だぞ! プシュケって名前じゃない!」
「だから言っただろ、『迎えに来た』って。彼女は雷門の元にいるべきじゃない。我々世宇子に――影山総帥と私たちの元にいるべき女神なんだ。プシュケとは人間が女神になった名前さ。だから彼女を我々に渡したほうがいい。実際、君たちは彼女の正体を知らないだろう?」
「!」
瑞貴は大きく目を見開いた。影山はアフロディにも自分のことを話したのだろう。それが遠回しとはいえ仲間たちに知られてしまった。
「どういう意味だ!」
「守。ちょっとごめん」
瑞貴は豪炎寺と鬼道と円堂の間を通り抜けてアフロディの前に出る。アフロディは瑞貴が自分で来たことに嬉しそうに微笑む。
「影山さんから聞いたんだね」
「そうだよ。それに彼らじゃ君がいても試合するだけでムダだ」
「何故だよ」
「何故なら……負けるからさ」
一之瀬の問いに迷いもなく答えるアフロディ。その自信に一部の者が顔をしかめる。
「神と人間が戦っても勝敗は見えている」
「自分が神だと言うつもりかよ!」
「さあ……どうだろうね。フフフッ」
「試合はやってみなきゃわからないぞ」
「そうかな? リンゴは木から落ちるだろ。世の中には逆らえない事実というものがあるんだ。それが、そこにいる鬼道有人くんが一番よく知っているよ」
目の前で帝国学園サッカー部のみんながやられていく姿を鬼道は間近で見ていた。そのことを思い出して怒りを買ったが、豪炎寺がそれを制した。