ゴッドハンドを超えろ!
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「来い!」
次に豪炎寺が蹴り、鬼道と同じようにタイヤの間を抜けると円堂の肩に当たった。
「まだまだ!」
そして瑞貴が蹴ると、今度は円堂が取るまもなく通り過ぎてしまった。
ただそれを何度も繰り返すばかりだ。中にはボールがタイヤに当たってしまい、その反動で円堂に直接当たってしまった。すると円堂がうしろに秋と雷門夏未がいることに気づく。
「あれ? 二人ともどうした?」
秋と夏未はキョトンとする円堂の元へ駆け寄る。
「体がボロボロになるわ。今すぐやめなさい!」
「まだまだ! あきらめてたまるか!」
「ムダだよ」
「やめろと言ってやめるような男か?」
豪炎寺と鬼道の厳しい言葉に秋も夏未も何も言えなかった。
「絶対、マジン・ザ・ハンドを覚えて、決勝を戦い抜くんだ! みんなで優勝したいじゃないか! 続けるぞ!」
「とりあえず秋ちゃんと夏未ちゃんはこっちに来て」
瑞貴はなるべく安全な場所に秋と夏未を誘導させて特訓に合流する。
それからも続けるが、円堂はあきらめることもなく――。
「ファイアトルネード!」
「って、ちょっと待たんか! フェアリーダンス!」
豪炎寺のファイアトルネードを瑞貴はフェアリーダンスで止めた。
「何してんだあんたは! ボロボロの守に必殺技をくらわせてどうすんの!」
「す、すまん……」
瑞貴の気迫に豪炎寺はつられて謝ると、鬼道と円堂が瑞貴の隣に立つ。
「その技、ディフェンスにも使えるんだな。これなら戦術も大幅に広がる」
「スッゲーな瑞貴!」
「あ、ありがとう」
瑞貴は顔を引き攣らせながらお礼を言うと、円堂はすぐに構える。
「さあ、もう一度だ!」
だが次に放たれたノーマルシュートを頭にぶつけてしまい、打ち所が悪かったのかそのまま気絶してしまった。
――響木正剛は雷雷軒で今日の後始末をしていると、少し乱暴に店の扉が開けられた。
「監督、氷をください!」
「派手にやっちゃって……」
夏未と秋の他に、ジャージ姿の鬼道と豪炎寺と円堂を背負う瑞貴がいた。円堂は響木から氷嚢(ヒョウノウ)をもらうとぶつけた所に当てる。
「それにしても、瑞貴は力持ちだな」
「男の円堂を一人で支えるとは驚きだ」
「特売商品を買うにはこれくらいの力も必要だからね」
笑顔でVサインする瑞貴に豪炎寺も鬼道も呆れて溜息をついた。
「ずいぶんとムチャをしたもんだな」
「ムチャじゃないよ。特訓だよ」
「新しいキーパー技を編み出そうとしてると聞いたぞ」
「うん、マジン・ザ・ハンド……」
「っ!」
円堂の言葉に響木が反応し、みんなもその様子を見逃さなかった。
次に豪炎寺が蹴り、鬼道と同じようにタイヤの間を抜けると円堂の肩に当たった。
「まだまだ!」
そして瑞貴が蹴ると、今度は円堂が取るまもなく通り過ぎてしまった。
ただそれを何度も繰り返すばかりだ。中にはボールがタイヤに当たってしまい、その反動で円堂に直接当たってしまった。すると円堂がうしろに秋と雷門夏未がいることに気づく。
「あれ? 二人ともどうした?」
秋と夏未はキョトンとする円堂の元へ駆け寄る。
「体がボロボロになるわ。今すぐやめなさい!」
「まだまだ! あきらめてたまるか!」
「ムダだよ」
「やめろと言ってやめるような男か?」
豪炎寺と鬼道の厳しい言葉に秋も夏未も何も言えなかった。
「絶対、マジン・ザ・ハンドを覚えて、決勝を戦い抜くんだ! みんなで優勝したいじゃないか! 続けるぞ!」
「とりあえず秋ちゃんと夏未ちゃんはこっちに来て」
瑞貴はなるべく安全な場所に秋と夏未を誘導させて特訓に合流する。
それからも続けるが、円堂はあきらめることもなく――。
「ファイアトルネード!」
「って、ちょっと待たんか! フェアリーダンス!」
豪炎寺のファイアトルネードを瑞貴はフェアリーダンスで止めた。
「何してんだあんたは! ボロボロの守に必殺技をくらわせてどうすんの!」
「す、すまん……」
瑞貴の気迫に豪炎寺はつられて謝ると、鬼道と円堂が瑞貴の隣に立つ。
「その技、ディフェンスにも使えるんだな。これなら戦術も大幅に広がる」
「スッゲーな瑞貴!」
「あ、ありがとう」
瑞貴は顔を引き攣らせながらお礼を言うと、円堂はすぐに構える。
「さあ、もう一度だ!」
だが次に放たれたノーマルシュートを頭にぶつけてしまい、打ち所が悪かったのかそのまま気絶してしまった。
――響木正剛は雷雷軒で今日の後始末をしていると、少し乱暴に店の扉が開けられた。
「監督、氷をください!」
「派手にやっちゃって……」
夏未と秋の他に、ジャージ姿の鬼道と豪炎寺と円堂を背負う瑞貴がいた。円堂は響木から氷嚢(ヒョウノウ)をもらうとぶつけた所に当てる。
「それにしても、瑞貴は力持ちだな」
「男の円堂を一人で支えるとは驚きだ」
「特売商品を買うにはこれくらいの力も必要だからね」
笑顔でVサインする瑞貴に豪炎寺も鬼道も呆れて溜息をついた。
「ずいぶんとムチャをしたもんだな」
「ムチャじゃないよ。特訓だよ」
「新しいキーパー技を編み出そうとしてると聞いたぞ」
「うん、マジン・ザ・ハンド……」
「っ!」
円堂の言葉に響木が反応し、みんなもその様子を見逃さなかった。