ゴッドハンドを超えろ!
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「じゃあ私も練習にいこっと!」
瑞貴もグラウンドへ駆け出して円堂をキーパーにシュート練習をする。
キーパーとしてキャプテンとして責任を持つ円堂に、瑞貴は副キャプテンの自分は彼を支えるべき立場にいることを思い出した。
(しっかりしなくちゃ! 大丈夫。守とみんなと一緒なら大丈夫!)
円堂に関しては今はそっとしておいたほうがいいだろう。だけど、かける言葉が見つからない言い訳に過ぎないかもしれない。
☆☆☆☆☆
部活も終わり、瑞貴は手作りのエッグタルトを持ってある病室へ訪れた。
「次郎、幸次郎。元気?」
「「瑞貴!」」
佐久間次郎と源田幸次郎の病室だった。二人は読書をしていたらしく本を閉じて瑞貴の顔を見るなりパッと顔を輝かせる。
「ごめんね。読書の邪魔をしちゃったかな」
「暇だったから気にするな」
「決勝進出おめでとう!」
「ありがとう。あっ、これ今日のお土産のエッグタルトだよ」
「サンキュ!」
「いつもありがとな。お前がくれるお菓子はどれもおいしい」
喜んでくれる佐久間と源田に瑞貴は笑って花瓶の水を替える。
「ねぇ二人とも。世宇子のシュートに守のゴッドハンドが通用すると思う?」
瑞貴が問いかけると佐久間も源田も顔をしかめる。
「……ムリだな」
「ああ。特に俺は世宇子のシュートを何発も食らってるから、よくわかる。――あれをゴッドハンドで通用するとは思えない」
そっか、と言って瑞貴は椅子に座る。
「……私、世宇子に勝てるかな」
突然の言葉に二人は驚いた。いつもなら「絶対に負けない!」や「がんばる!」とか言って弱音を吐くことなんてなかったのだから。佐久間と源田は顔を見合わせると、代表して源田が問いかける。
「不安なのか?」
「ちょっとね。いざ目の当たりにすると……」
今朝の夢のこともある。でも一番は世宇子に勝てるかどうかだ。自分がトリップしてきたことで物語は少しずつ変わっている。どんなに新しい必殺技を生み出しても相手に通用しなかったら意味がない。
瑞貴もグラウンドへ駆け出して円堂をキーパーにシュート練習をする。
キーパーとしてキャプテンとして責任を持つ円堂に、瑞貴は副キャプテンの自分は彼を支えるべき立場にいることを思い出した。
(しっかりしなくちゃ! 大丈夫。守とみんなと一緒なら大丈夫!)
円堂に関しては今はそっとしておいたほうがいいだろう。だけど、かける言葉が見つからない言い訳に過ぎないかもしれない。
☆☆☆☆☆
部活も終わり、瑞貴は手作りのエッグタルトを持ってある病室へ訪れた。
「次郎、幸次郎。元気?」
「「瑞貴!」」
佐久間次郎と源田幸次郎の病室だった。二人は読書をしていたらしく本を閉じて瑞貴の顔を見るなりパッと顔を輝かせる。
「ごめんね。読書の邪魔をしちゃったかな」
「暇だったから気にするな」
「決勝進出おめでとう!」
「ありがとう。あっ、これ今日のお土産のエッグタルトだよ」
「サンキュ!」
「いつもありがとな。お前がくれるお菓子はどれもおいしい」
喜んでくれる佐久間と源田に瑞貴は笑って花瓶の水を替える。
「ねぇ二人とも。世宇子のシュートに守のゴッドハンドが通用すると思う?」
瑞貴が問いかけると佐久間も源田も顔をしかめる。
「……ムリだな」
「ああ。特に俺は世宇子のシュートを何発も食らってるから、よくわかる。――あれをゴッドハンドで通用するとは思えない」
そっか、と言って瑞貴は椅子に座る。
「……私、世宇子に勝てるかな」
突然の言葉に二人は驚いた。いつもなら「絶対に負けない!」や「がんばる!」とか言って弱音を吐くことなんてなかったのだから。佐久間と源田は顔を見合わせると、代表して源田が問いかける。
「不安なのか?」
「ちょっとね。いざ目の当たりにすると……」
今朝の夢のこともある。でも一番は世宇子に勝てるかどうかだ。自分がトリップしてきたことで物語は少しずつ変わっている。どんなに新しい必殺技を生み出しても相手に通用しなかったら意味がない。