ゴッドハンドを超えろ!
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「何これ? 読めないよ」
「円堂と瑞貴ちゃんは読めるんだ」
「へぇ~」
土門がそう言うと一之瀬はと感心したように言う。
「ここだ。ゴッドハンドよりスゴいキーパー技、名づけて『マジン・ザ・ハンド』。じいちゃんによれば最強のキーパー技を編み出したんだって」
「おぉ~。なんかスゴそうじゃん」
円堂はノートにある人の絵に記してある赤丸にトンと人指し指を置く。
「『ここポイント』って書いてあるんだ」
「ここ? 胸?」
「心臓ってことじゃないのか?」
「他には書いてないのか?」
「書いてない……」
「――キャプテン!」
そう言うと栗松の声が聞こえた。ノートから顔を上げると一年組と半田真一と影野仁が部室に入ってきた。
「早く練習来てくださいよー」
「みんな待ってますよ」
「決勝戦までこの勢い、止めたくないんですよねー」
「俺たち一年、絶対優勝するって誓ったでヤンスよ」
「雷門中は、もう誰にも止められないっス!」
さらに入口に目を向ければ風丸も染岡竜吾も目金欠流もいた。仲間がそういう中、鬼道と一之瀬と瑞貴と、豪炎寺と土門は円堂の顔を見れば、円堂はムリしつつ笑っていた。
「よし、やろうぜ! 今さ、作戦会議やってたんだ。なっ? なっ?」
「あ、ああ」
円堂が五人に同意を求めると代表するかのように豪炎寺が答えた。
「世宇子なんか、ぶっ飛ばしてやろうぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
円堂はそう言って部室から出ると壁山たちもそれに続く。瑞貴と豪炎寺と鬼道とユニフォームに着替えた一之瀬と土門がその背中を見送った。
「円堂は壁にぶち当たったな」
「ああ」
誰でもレベルアップすればするほど大きな壁にぶつかる。乗り越えてもっと上のレベルにいくか、そこで沈むか……。あのあきらめの悪い円堂がそこで止まるとは思えないが。
「俺たちでバックアップしていこうよ。木戸川戦のときの壁山と栗松みたいにさ。きっとそういうのも……」
一之瀬は自分の胸に手を当てる。
「ここがポイントってことなんじゃない?」
「今綺麗にまとめたって思っただろ」
「まあね」
彼らのやり取りを見て豪炎寺と鬼道は笑みをこぼす。次いで瑞貴を見れば彼女も微笑んでいた。作り笑いではなく本当の笑顔で。
「円堂と瑞貴ちゃんは読めるんだ」
「へぇ~」
土門がそう言うと一之瀬はと感心したように言う。
「ここだ。ゴッドハンドよりスゴいキーパー技、名づけて『マジン・ザ・ハンド』。じいちゃんによれば最強のキーパー技を編み出したんだって」
「おぉ~。なんかスゴそうじゃん」
円堂はノートにある人の絵に記してある赤丸にトンと人指し指を置く。
「『ここポイント』って書いてあるんだ」
「ここ? 胸?」
「心臓ってことじゃないのか?」
「他には書いてないのか?」
「書いてない……」
「――キャプテン!」
そう言うと栗松の声が聞こえた。ノートから顔を上げると一年組と半田真一と影野仁が部室に入ってきた。
「早く練習来てくださいよー」
「みんな待ってますよ」
「決勝戦までこの勢い、止めたくないんですよねー」
「俺たち一年、絶対優勝するって誓ったでヤンスよ」
「雷門中は、もう誰にも止められないっス!」
さらに入口に目を向ければ風丸も染岡竜吾も目金欠流もいた。仲間がそういう中、鬼道と一之瀬と瑞貴と、豪炎寺と土門は円堂の顔を見れば、円堂はムリしつつ笑っていた。
「よし、やろうぜ! 今さ、作戦会議やってたんだ。なっ? なっ?」
「あ、ああ」
円堂が五人に同意を求めると代表するかのように豪炎寺が答えた。
「世宇子なんか、ぶっ飛ばしてやろうぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
円堂はそう言って部室から出ると壁山たちもそれに続く。瑞貴と豪炎寺と鬼道とユニフォームに着替えた一之瀬と土門がその背中を見送った。
「円堂は壁にぶち当たったな」
「ああ」
誰でもレベルアップすればするほど大きな壁にぶつかる。乗り越えてもっと上のレベルにいくか、そこで沈むか……。あのあきらめの悪い円堂がそこで止まるとは思えないが。
「俺たちでバックアップしていこうよ。木戸川戦のときの壁山と栗松みたいにさ。きっとそういうのも……」
一之瀬は自分の胸に手を当てる。
「ここがポイントってことなんじゃない?」
「今綺麗にまとめたって思っただろ」
「まあね」
彼らのやり取りを見て豪炎寺と鬼道は笑みをこぼす。次いで瑞貴を見れば彼女も微笑んでいた。作り笑いではなく本当の笑顔で。