激闘! 木戸川清修!!
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雷門中でミーティングが終わり、一之瀬は土門と秋と共に西垣と話すためあとから帰ると言ったので帰宅したのは瑞貴一人だった。
「ただいまー」
「お帰り」
返ってくるはずがない言葉に瑞貴はリビングへ駆け寄ると、そこには神崎シンがヒラヒラと手を振ってソファに座っていた。
「決勝進出おめでとう。フェアリーダンス、なかなかいい必殺技だったよ」
「ありがとう」
瑞貴は荷物をテーブルに置くと、真剣な表情でシンと向かい合う。
「シン。――私、この決勝戦に勝ったら守たちに自分のことを話すよ」
別段シンは驚くことはなかったが、ソファに肘をついて瑞貴を見る。
「彼らが信じてくれるとは限らないよ。鬼瓦さんも響木さんも最初は半信半疑だったんだし」
鬼瓦源五郎は刑事であるから瑞貴のことを調べるのは容易い。トリップしてきたのだから経歴は一切ないことで信じるしかなかったのだろう。響木は鬼瓦にその話を聞いて確信がついたのだろう。
「それでも構わないよ。何も話さないよりマシだし。……みんななら大丈夫」
さっきと打って変わって暗い顔をした瑞貴をシンは察し、「そっか」と言って立ち上がった。
「瑞貴が決めたなら僕は止めないよ。安心して」
シンは瑞貴の頭を一つ撫でするとその場から消え、残された瑞貴は拳をギュッと握る。
(大丈夫。私はみんなを信じている。彼らは『あの人たち』と違う……)
脳裏に浮かぶのは、雷門中サッカー部のみんな、相棒の円堂、そして――元の世界のこと。
「ただいまー!」
その思考は玄関から聞こえてきた一之瀬の声に遮られた。瑞貴はその拳を解いて玄関へ向かいニッコリと微笑む。
「お帰り!」
☆副キャプテン 今日の格言☆
あなたたちはもっともっと強くなれます。
以上!!